獣医学部3年生(授業編 後半)
こんにちは😃
この記事では獣医学部3年生の後期に習う科目についてまとめています!
3年生の後期では前期に引き続き、病気について多くのことを学びます。
今回も科目ごとに書いていきます^_^
病理学
病理学は前期にもありましたが、前期は総論を学び、後期は各論を学びます。
前期では病気の状態の組織名をなどの病理学の全体像を学ぶことが多かったのですが、後期では個々の病気の特徴的な病理組織について学びました。
後期では病理学実習もあり、座学で習った内容を実習で実際に顕微鏡を覗いて確認します。
やはり実際に見てみると授業で習ったことがすんなりと頭に入ってきます笑
家禽疾病学
家禽疾病学では鳥の病気について学びます。科目の名前の通り家禽(鳥)の疾病(病気)について学ぶ学問です^_^
鳥といってもメインに学ぶのは鶏🐓です。
ただ、法律で家禽に含まれる動物が決まっていて、鶏以外にもあひる、うずら、キジ、七面鳥、ほろほろ鳥、ダチョウも含まれます。
なので、これらの鳥の病気についても学ばなければならないので覚えることはかなり多いです😅
人獣共通感染症学
この科目では人と動物の両方に感染する病気について学びます。この病気を人獣共通感染症といいます。英名でズーノーシスと呼ばれることもあります。
ズーノーシスは人にも感染するおそれがあるので公衆衛生上とても重要です。
有名なものだと狂犬病やエボラ出血熱などがあります。
だちらも日本では問題にはなりませんが、蚊🦟やダニが媒介するズーノーシスもあるのできちんと対策を取ることが大切になってきます。
食品衛生学
食品衛生学では食中毒などの食品の安全性について学びます。
度々ニュースになることも多い食中毒ですが、食中毒の原因には細菌やウイルスや毒素など様々なものがあり、この科目では一つ一つ特徴について学んでいきます。
焼肉の生焼けがダメな理由や食中毒の予防の方法など、生活に役立つことが学べる科目です。
放射線生物学
放射線生物学では放射線が生体に与える作用や有害性について学びます。
獣医学はほとんどが生物学の内容ですが、この科目では放射線の発生原理などの物理学に関わる内容も出てきます。
高校生物選択者には理解しづらい内容も多いですが、細かい物理学はさしおいて重要ポイントを押さえていくことが重要です。
野生動物学
この科目では野生動物が人間に与える影響や個体数の管理方法について学びます。
人間の活動によって環境が破壊されて動物の数は減っていると思っている人も多いですが、実際は減っている動物もいる一方で増えすぎて実害が出ている動物もいます。
その代表がシカ🦌で、増えすぎたために地面に生えてくる新芽🌱が食べつくされ、森の存続に悪影響があるだけでなく、樹木の皮も食べてしまうため、木が枯れてしまうという問題も発生しています。
このような問題を解決するべく、動物の管理について学ぶのが野生動物学です。
3年生までは生き物の正常な仕組みや病気について学ぶことがメインでしたが、4年生からは臨床に通じる知識や技術について学んでいきます。
4年生の内容についても後日記事にしようと思っているのでまたご覧ください^_^
3年生で習うその他の科目についてはこちら↓