何もない豊かさを知っている
(お盆終わりに書いたので時系列~)
お盆がやってきましたー早い!まだ7月の気分だけどいつの間にか8月でビビってる。もう1年の半分はとうに過ぎ、9月になるのもあっという間なんだろうな。
6月くらいから本格化した転職活動も終わりを迎え、無事第一希望のところから内定をいただいたので10/1から新しい環境で、新しい職場で、今度は1人で飛び込むことになる。
ここに至るまでも色々ぐちぐち珍しく悩んだりして、こんなにも新しい環境に飛ぶこむことが不安だったことないってくらい謎に不安を感じてる。
まあ愛媛から出て住むところも変わるし、仕事も変わるし、彼氏さんともさよならしてシングルに戻るので、そりゃ3つてんこ盛りだとさすがに不安になりますて、とも思う。アメリカへの留学や、一人でペルーに行った時ですらここまで不安感じてなかったぞ…と思う。何なら楽しみワクワク!という感情しかなかった若気の至りというか勢いってすごいな…歳を重ねた弊害なのか?とは言えまだ20代ですけど笑
職場にもすでに辞めます報告をして、家庭の事情を理由にしてるので(実際理由の一つでもある)、思ってたよりごねられたりすることもなく受け入れてもらったけど、退職時期に関しては人員不足を理由にもう少し伸ばせないかと交渉されてるので、無理でーすって明日言うつもり。
その後無事OKもらえたので解放感!!うぇい!
母にも内定をもらったこと報告して、大層喜んでくれた。というか、次行く先が神戸なので遊びに行けるわーいが主な理由笑
今回もお盆で実家に帰り、特に何もすることなくただまったりと、自然の中で生きて、母と溜まりに溜まった話をして、精神的にすごくリフレッシュできた休みだった。
不思議と大人になってからの方が母と色んな深い話ができるようになったなと思う。
留学に行った後もすぐ就活して新卒で愛媛に配属されて、最初は長期休暇なく実家に十分に帰ることすらできず。転職して今の会社になってからようやくGWやお盆で帰れるかと思いきや、コロナ突入でそれもままならず。なんだかんだようやく安定して定期的に帰れるようになってきた気がする。
その間実家をとりまく環境も変わった。おばあちゃんはグループホームに入って(週1では帰ってきてるらしいが)、母は一人で実家に住んでる。でも面会週1,2くらいで行ってるらしい。なんだかんだ寂しいんだろうな。田舎の昔ながらの家なので無駄に広く、一人で住むには有り余る。掃除も大変だし。
おばあちゃんは認知症で頭はちょっとぼけてるものの、体は元気ですごいよく食べるらしい。母が引くほど食べるらしくて(いやそう言うあなたも私から見たら引くほど食べるんですけどって笑)まじで食べれるうちは全然大丈夫だと思う。食べれなくなったら終わり。うちの家系はやっぱり女が強くたくましいので、しばらくは2人とも大丈夫だと思う。母は私たち姉妹に迷惑かける前にすっとぽっくり逝きたいらしいけど、びっくりするくらい元気で丈夫なのでまあそれはないぜと思ってる笑
この前テレビで難病の方がスイスで安楽死の措置をしてもらったニュースを見てTwitterでも話題になってた話をした。
そしてつい最近Me Before You(邦題:世界一キライなあなたに)を見て大号泣したけど、それも障害者の安楽死を扱った作品だった。
自分が愛する人には生きてて欲しいとみんな願うと思うけど、その愛する人が楽になりたいと望んでたら私だったらどうするかな、何が正解か不正解かとかないし決められんけど、深く考えさせられる作品だった。
何より主演のエミリア・クラークが好きで、Game of Thronesの大ファンなのでタイウィンとダニー共演してんじゃん!胸アツ!ってなってた。Downton Abbyのベイツも出ててうほっ!ともなった。
母もおばあちゃんのようにぼけて何もかもわからなくなるなら、生きてる意味が見いだせない、安楽死が選べたらと言ってた。私もそう思う。自分の死ぬタイミングを自分で選べたらそれほど幸運はことはないと思う。たいていの人生はそうじゃない。事故だったり災害だったり病気だったり突如として奪われることもある。
母ともいつまで一緒にいられるか、いつまでこの家で過ごせるか色々考えてしまった。いつかのTwitterで見た名言:過去は変えられないから悩む必要がない、未来も変えられるから悩む必要はない。その通りで最近特に起こってもないことでうだうだ悩んで心配することが増えたので、頭の中でそのぐるぐるを掴んでぽーいっとするイメージをよくしている。効果あるかは謎。でも考えたってしゃーない。
帰るたびに思うけど、やっぱり実家が好きだな。取り巻く環境も好き。部落がまだ存在してるくらいのド田舎で年寄りばっかりで、地域の謎の集まりや活動があったり、コンビニもスーパーも車じゃないと行けない距離で住むのは実際ハードルが高いけど、小さい頃からその暮らしをしてたら不便さにも気づかない。昔は近所に駄菓子屋もあったけどもうなくなってた。
いずれここも昔は○○っていうところがあってね…って風化していくんだろうな、嫌だな、永遠にとは言わんけど、いつまでも残ってて欲しいなと思う。
この故郷に対する執着は何だろう。それほど家やそこで育った環境が自分にとって大事で、安心できる場所で、オリジンと言える場所って感じるのもきっと幸せなことなんだろうな。
どうにかこの場所を残せる方法ないかなと最近考えてて、ゲストハウスとか民泊ビジネスが気になる。町おこしとかも実はずっと気になってる。
無防備な自然は魅力なので、夏はカブトムシやらセミ取り、川遊びや星を見れたりするし、秋はもちろん紅葉や、自慢の二十世紀梨や栗や実りの季節だし、冬は底冷えやばいけど静寂の冬景色は結構圧巻だと思う。桜の木が目の前にあるので春は花見もできるし山菜も採り放題。
実家は特に四季折々を体感できる環境が整ってるので、都会の喧騒が疲れたとかデジタルデトックスしたい人にはほんと最適だと思うんだけどなー実際私もお盆帰省中はあまり携帯見ず、ただぼーっと森の中を散歩したり川を眺めたり、自然の中での読書を楽しんでた。
近くにある神社とちょっと大きめの公園は、因幡の白兎の舞台にもなったところなので昔は寂れてたけど、気づいたら綺麗になって恋愛スポット巡りの看板立ってたのでじわるけど、そのアグレッシブさやっぱり見習いたい笑
すーーんごいリフレッシュして帰ってきたけど、すぐ東京出張あり、ただ台風接近中なのでまじでどうなるか…あわよくば行けなくなれと思ってる。
(この後まじで飛行機欠航になり、新幹線で6時間かけて東京に行き壮絶な2日間を耐え抜いた、そして力尽きてこの日記止まってたーあまり記憶もないし辞めるので出張の話はもういいや笑)
次回、新たな土地で物件探し編!