ありがとうを言いたい

6月某日、我が子たちを連れとあるVTuberのイベントに参加しました。

年齢制限は特に無く、条件は席にきちんと一人で座れる事。席代は大人と同じで一人一席。という感じ。

幸い我が子は中学生と小学校高学年。
体調不良は誰にだって起こりますが、3人参加ともなると、誰かが風邪を引いたりだとか、あるあるですから、イベント当日は無事に参加に漕ぎ着けただけで感慨深い…そんな1日でした。

会場で着席し、まず感じた事。

オワタ。

私の目の前の席に、すご〜〜〜い体格の良い男性の方がお座りになったのです。
シティハンターの某海坊主さんみたいな後頭部を見て、文字通り私の目の前が真っ暗になりました。

これは誰のせいでもありません。

偶然が起こした出会い。

ありがとうを言いたいのはこの先の先の出来事です。

海坊主の隣は海坊主の彼女なのか、まだ海坊主よりは席からはみ出してはおらず、私の隣に座る子どもはステージがしっかり見えたようです。

前の席のこの二人は、後ろの席には全く関心がないようで、前のめりに背を伸ばした上、旗を高い位置で振ったりし、正直ありがとうとは言えない方々でした。

私自身は、後ろの席に影響がないように出来るだけ背を縮ませた上で首を90度に曲げ、海坊主の隙間からステージを覗くという作戦でこの事態を乗り切ろうと考えました。
運命に負けて泣いてたまるか。

しかし、二人組VTuberだった為に常にどちらか一人しか見えない。逆に言えばどちらかは見える。真ん中はほぼ見えないから。

私の首はなんとかなる。何とかなれーッ!!!

さて、海坊主の隣の彼女の隣には大人しそうな成人男性が座っていました。
その後ろに座る我が子は、もう中学生ですし体格も成人と違わなかったのですが、その男性は精一杯腰を前に引いて自分の背を倒し、なるべく席から自分の頭が出ないように配慮して下さっているのがすぐに分かりました。

申し訳無いなあ…と思いつつ、そのご配慮に感謝の気持ちでいっぱいになりました!

その節はありがとうございました!
どこかしらダ・ヴィンチ・恐山さんに似た雰囲気の成人男性様、、、本当にありがとうございました!!!


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