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蓮ノ空を知ってから2ヶ月の新人がライブに行った話

初めに

 こんばんは。今回、初めて蓮ノ空のライブに行ったという事を記念して、noteを書いてみることにしました。とは言っても、蓮ノ空を知ってからの今までを踏まえて、ライブでの感想をつらつら〜と書いていくだけなので、“蓮ノ空のこと好き好きクラブ新米のレポ”ぐらいの感覚で読んでいただけるとありがたいです。

蓮ノ空との出会い

 まず、軽く蓮ノ空(以下蓮)との出会いを軽く書いていこう思います。
 蓮との出会いは、仲の良いお友達の紹介でした。その期間はちょうどライブやイベントの予定も無かったため、新しいコンテンツに触れてみるタイミングとしては最適でした。そんなタイミングで、
「蓮ノ空どうよ?ストーリーとそれに連動する配信を視聴するだけでも楽しめると思うよ。」
なんて言われたので、軽く触ってみることにしました。
 アプリをインストールし、まず最初に目に入る6人に、
「茶髪の子は優等生で生徒会とかやってそうだなぁ…」
「青髪の子には歳の離れた姉が居るな…!」
なんて事を考えながら、活動記録を読み始めました。
 1話の終わりと共に始まるオープニング。頭の中には、意外にもハテナマークが入り混じっていました。
「1番気になる茶髪の子全く出てこないじゃん!」
「明るい髪の子もまだ出てないな…?」
「先輩同士でユニット組んだりしないの??」
 そんな疑問を抱えながら、私と蓮の出会いは始まりました。

蓮ノ空の楽曲、そしてフェスライブ

 蓮もラブライブ!のシリーズ、つまり楽曲展開も積極的に行われていると思ったので、活動記録の視聴と並行して聴いてみることにしました。とりあえず茶髪の子(当時10話観てなかったので、敢えてこう表現します)の曲を聴いてみることに。すると、
「ド!ド!ド!やば…絶対ライブでぶち上がるやつじゃん!…ってココン東西!?なんだこのユニット!?」
 見事にどハマりする私。早速それを仲の良いお友達数人に報告すると、
「ド!ド!ド!は泣き曲だよ。後の活動記録とフェスライブ見れば分かるよ。」
と言われました。
 その後、シャッフル再生で流れてきたDEEPNESS。これもお友達に報告。
「DEEPNESSねぇ…フェスライブを見てみな…」
 お友達に勧められる“フェスライブ”なる存在。活動記録とともにフェスライブを視聴していけば良いとのこと。
 数日後、8話まで視聴したタイミングに早速フェスライブを観てみることに。
 再生後、拍手と共に現れ、ポーズを取るアイドル。
「これ、現実のライブと同じじゃん…!」
 それと同時に、数日前に聴いた覚えのあるイントロが耳に入りました。
「ん…?これって、、、DEEPNESS…!?もしかして綴理と梢の因縁の曲って…!?」
 そう確信したのも束の間、歌い始める梢に更なる驚きが私を襲いました。
「生歌…!?動きも配信と同じく実際にやってるのか…!?」
 一つの脳だけでは処理できない情報量に若干のパニックになりながらも、視聴を続行。
 フェスライブの完成度の高さと活動記録の連携に圧倒された私は、ふと、こんな事を考えました。
「これ、リアルライブはどうなんだろう?声優さんはどんな方なんだろう?」
 この考えこそが、ライブへの興味の一歩であったと、今思えばそう感じます。

ユニット甲子園の視聴と兵庫公演の存在

 蓮のライブを夢見たタイミングでユニット甲子園のアーカイブがまだ視聴可能である事を知った私は、ラブライブ!に関して無知ながらも、視聴してみることにしました。
 day1、1番初めに歌うのは…なんと一番好きなユニットの「みらくらぱーく!」でした。1回表に始まる9回裏のストーリー。私のライブに対する興味は、この一曲で十分でした。
 ライブ視聴後、直近のライブを探す私。千葉公演は難しかったため、次の兵庫公演を狙ってみることに。
 “CDをたくさん積まなければいけない”、という今まで体験したことのない応募方法や顔認証の存在。それらを連番者様と共に攻略していく私。Day2の当選から目前まではあっという間でした。

せーはすを知る

 ライブ応募をしたタイミングで、蓮のキャストさんについて深掘りしていきたいと考えるようになりました。
 そこで、なんとなく『蓮ノ空 声優』とYouTubeで検索してみると、キャストさんの番組がある事を知りました。
 キャストさん自体はユニット甲子園で知っていたのですが、肝心の中身は全く知らなかったので、ちょうどいい機会でした。
「スリーズブーケのお二人の仲の良さよ…」
「ほんとドルケはどの動画でも新鮮…!」
「みらぱ常にテンション100%じゃん笑」
 所々にキャラとのリンクを感じながら、地上波レベルの編集力やテロップのせーはすを楽しむ私。活動記録と同様、気づいた時には数話一気見し、そしてあっという間に最新まで追いついてしまいました。
 そんなこんなで、キャストさんへの理解もより一層深まり、兵庫公演へのワクワクも日を追うごとに増えていきました。

ライブ当日〜はじめに〜

 非常に長かった前置きもやっと終わりです。今回のnote一番書きたかった“ライブ”について書いていこうと思います。

ライブ当日〜物販〜

 ライブ当日、神戸に到着すると同時に、物販のためにも現地へと向かうことにしました。外はあいにくの雨。しかし、会場には長蛇の列が既にできており、改めて今日がライブ当日であることを再認識しました。
 列に並び、どんなグッズがあるかをスマホで眺めていると、前方からも後方からも蓮に関する話し声が耳に入りました。
「この物販並んでいる人たちも、自分と同様に今日の日を楽しみにしてたのかな…!」
今までは仲の良いお友達数人としか蓮の話をしてこなかったため、蓮ノ空を好きな方々の一員に自分も入っているという事をここで再認識しました。
 いよいよ近づくグッズ購入ゾーン。それを告げるかのように聴こえ始めるBGM。この時点で、私のワクワクが止まりませんでした。物販の展示コーナーで実物を見ると、どれもキラキラと輝いていて、正直全部揃えたくなってしまいました。悩んだ末、私はブレードとタオルを購入することにしました。
 無事欲しいものは買えた事に安堵しながら、ブレードの外袋を開けていざ電源をONにしてみると…
「重量感すご…しかもめちゃくちゃ明るいじゃん…」
思わずそう呟いてしまいました。ペンライト自体は持っていたのですが、全てボタン式の物であり、乾電池式は初めてでした。次に、下のボタンをポチポチしてみると、案の定色が変わる仕様になっていました。そこで私は、ある事に気づきました。
「これってアイドルのカラー網羅してる…?」
私は、ブレード1本で全ての色を表現できることに感動を覚えました。

ライブ当日〜開演前〜

 その後、連番者様と合流して蓮とコラボしてるマルイに行き、再び会場へと戻ってきました。
 荷物確認も終え、スマホに表示されたチケット画面を目の前のスタッフさんに見せようとすると…
「あれ…?もうチェック終わり?」
顔認証恐るべし…想像していたよりもはるかにスムーズに入場することができ、顔認証システムを全てのライブで実装してほしいと強く思いました。
 会場の雰囲気に圧倒されながら、自身の席へと向かう私。そして席に座って辺りを見渡してみると、
「思っていたよりもステージに近いのでは…?」
他のコンテンツでもアリーナ席は経験していたのですが、改めて驚きを感じました。
 ブレードの再確認、自身の服装(慈Tシャツ)の確認、そして連番者様から受け取った瑠璃乃の腕章を装着。準備完了。何処からでもかかってこい…!なんて気を引き締め、その瞬間を待っていると、いよいよライブが始まりました。

ライブ当日〜ライブ開始〜

オープニングゾーン

 暗くなる会場、湧き上がる歓声と立ち上がる人々。いよいよ本格的にライブが始まりを告げました。
 ディスプレイに交互に映るスクールアイドルの姿。この時点で脳内はすでにボルテージは90%を超えていまた。高まる胸の鼓動。キャストさんの登場と共にMAXになると感じていると…
「えっ…!?On your mark…!!!!!!!」
 フェスライブのスタートで何度も聴いたイントロが大音量で流れました。その瞬間、脳内で何かが弾ける音が聞こえました。
「やばいやばいやばいやばい…………」
この瞬間、ブレードを振るのも忘れ、コールもせずにただひたすらに祈りながらステージを観ることしか出来なくなりました。ステージを見ると、そこには6人のキャストさんの姿。
「ここなさんのダンスやばい…!」
「かんかんのツインテール…!」
「琴子さんカッコ良すぎる…!」
一度に処理できない量の情報。今まで夢に見た6人を拝みながら On your markのパフォーマンスを噛み締めていると、
「…!?!?今こなちとなっすハイタッチしたよね…!?!?!?」
鮮明に焼きつく2人のハイタッチとカッコいいお顔。脳内は黄色い歓声で埋め尽くされました。そんな私にトドメを刺すかのように訪れる菅叶和さんのシャウトのパート。正直、この時点で体力の大半が削られた気がします。
 On your markも終わり、言葉にできない感情を抱えた私。そこに追い討ちをかけるように、月音こなさんが歌い始めました。
「な、な、な、夏めきペイン!?!?!?」
ユニット甲子園のアーカイブを観て以降、リアルライブで聴きたい曲上位に入っていた曲に、夏めきペインがありました。それも相待って、さらに言語化が困難になる感情。しかし、私の頭の中に残る僅かな理性が働き、この曲の回収したいパートの存在を思い出しました。
・綴理先輩の「what」
・梢先輩の「火照った私を急かさないで」
この2つは絶対に回収したい、と強く思っていたので、またもやブレードも振らず、コールもせず耳に全ての神経を集団させました。そして上記の2つが訪れると…
「〜〜〜〜〜!?!?!?」
声にならない声を脳内で叫んでしまいました。

MCパート

 すっかり疲れ切った状態で始まるMCパート。事前にせーはすを見ていた事もあり、
「せーはすの雰囲気と同じだ…!すごい!」
なんて思ったことが印象に残っています。そんな感じでキャストさんの挨拶を眺めていると、走り出したみらくらぱーく!のお二方。そして、挟まれる花宮初奈さんととそれを察知して後ろに回る楡井希実さん。
「おいおいおいおいおい、初っ端からスキンシップ!?」
蓮はスキンシップ多めだと理解はしていたのですが、いざ目の前でそれを観ると、改めて距離感の近さを思い知らされました。

みらくらぱーく!ゾーン

 そんなこんなでMCも終わり、次のブロックの披露を待っていると、赤色の衣装を身に纏った2人の姿。そして会場中に響き渡る大砲の音。
「みらぱのショーだッッッッッッッッ!!!!!!」
湧き上がる歓声、これは盛り上がるしか無いと考えた私も、周りと同じように夢中でブレードを振りました。
 やっぱりみらくらぱーく!のテンション盛り上げ力すごい!なんて思いながらステージを見ていると、後ろを向く2人が見えました。そして、初めてサブスクで聴いたあの曲のイントロが流れ始めました。そう、“ド!ド!ド!”です。再度盛り上がる会場、しかし、それとは反対に私は黙ってしまいました。
「めぐちゃんがこのステージにいるのは、8月に勇気を出して一歩踏み出したからだ………」
ディスプレイに映るみらぱの2人と、ステージで踊るお二方の動きのリンクもあり、私には4人の人間がステージで踊っているように見えたのです。不意に流れる涙。お友達が言うように、ド!ド!ド!は泣き曲、そう実感した瞬間でした。

DOLLCHESTRAゾーン

 盛り上がって泣いたみらぱゾーンも終わり、心の整理をしながら待っていると、聴こえたのはドルケのお二方の歌声。
「衣装カッコよすぎだろ!!!!!!!!!!」
青色の衣装で身を包む野中ここなさんと佐々木琴子さんを見て、思わず“か、かっけぇ………”と呟いてしまいました。KNOTと言えばラスサビの野中ここなさんの叫び、という事は知っていたので、その瞬間を虎視眈々と待ち続けました。
「2番のBメロからのサビまでの部分やっぱり好きすぎる…!」
なんて1人ニヤニヤしながらブレードを振っていると、あっという間に来るラスサビ。そして…
「叫んだ〜〜〜〜!!!!うわぁぁぁぁぁ!!!!」
本能的に声が出ました。圧倒的なパフォーマンス力をぶつけられ、5、6、7話のパフォーマンスに真っ向からぶつかろうとするドルケの2人を思い出した、そんなKNOTでした。
 そんなKNOTを披露したのも束の間、流れ始めるAWOKE。かっこよさに全ステータスを注ぎ込んだ曲を、青と黒に身を包んだかっこよさ全開のお二方が歌う。そんなステージに、つい見惚れてしまいました。サビに入ると、蓮ノ空を知った直後の出来事を思い出しました。私は、YouTube shotsにある金沢あるあるのショートコントがすごく好きで、特に深い印象に残っている動画のシリーズでもあります。AWOKEによって、それらを初めて見た時の思い出が頭によぎり、見惚れると同時に懐かしい気持ちにもなりました。

スリーズブーケゾーン

 蓮を知った当時を思い出し、当時の記憶が蘇ったドルケゾーンも終わり、残すは一つのユニット。
「Holiday∞Holidayか?それともフォーチュンムービー?」
披露曲を予想しながらスリブの登場を待ち侘びていると、ピアノの伴奏と共に現れるお二方。
「……………!!!!!」
改めて楡井希実さんと花宮初奈さんの可憐な姿に、心が浄化されました。気付いた時には、指を組み一心不乱に祈りを捧げていました。ブレードの緑とオレンジも相待って、花が咲き誇る草原で優雅に歌い踊る花帆と梢の2人が、脳裏に浮かびました。
 千変万華の美しさにうっとりとしていると、次の曲は水彩世界でした。先ほどの余韻もあって、ディスプレイに映るMVの映像とお二方の歌声に再度うっとりとしていると、あっという間にサビに入りました。ふと思い出す15話。実力不足を嘆く花帆と、それを引っ張る梢。どうしようもない悔しさに足が止まる梢と、優しく背中を押す花帆。そんな2人の熱く幻想的なユニットの姿とステージがリンクし、流れる涙。今年の大会では笑顔を見せてほしい、そう心から願いながら涙を流していました。

感情のジェットコースターゾーン

 泣きに泣いたスリーズブーケゾーン。次の曲までインターバルがあるらしいので、椅子に座って映像を見ていると、沙知先輩と綴理の回のダイジェストが流れ始めました。うんうん、と頷きながら映像を見てると、意味深な暗転。そしておもむろに立ち始める周りの人々。
「まさかこの流れって…“晴れる曲”来るんですか…?」
予想は的中。佐々木琴子さんがディスプレイに大きく映し出されるのと共に流れるツバサ・ラ・リベルテ。当日の天気は雨、しかし、この瞬間だけはきっと晴れていたんだろうなぁ…なんて考えながらしみじみと聴き入りました。また、活動記録とフェスライブ、この2つを事前に見ておいて良かった、そう強く感じました。沙知先輩と綴理の信頼感が大好きです。
 しみじみと心に染み渡るツバサ・ラ・リベルテに拍手を送っていると…
「???????????」
唐突なトロッコの登場。
「トロッコまじで?????????」
フォーチュンムービーが進むたびに、次第に近づくトロッコ。心の中は、
「うい様可愛いうい様可愛いうい様可愛い可愛い可愛い可愛い………やばいやばいやばい近づいてくる近づいてくる近づいてくる…………はっ!?!?!?」
至近距離の花宮初奈さん。あまりの美しさに、私はただひたすらに眺めるだけで精一杯でした。
曲も中盤に差し掛かり、トロッコの合流とともに始まるセリフパート。セリフパートも特に好きな部分の1つであったので、これが生で聴ける事に幸せを感じていると、
「ちょ、ちょ、ちょ、距離距離距離!!!!!」
超を100個付けても足りないぐらいの至近距離、そして“大好き〜〜〜!”と叫ぶ楡井希実さん。これには流石に昇天しかけました。しかし、まだそれは早い、とハッと我に帰る私。それもそのはず、今度は楡井希実さんがこちらへと近づいてくるターンでした。先ほどの花宮初奈さんの時と同じように、
「のんちゅけ待って近い近い近いやばいまじでやばい笑顔素敵すぎる振り可愛いすぎるやばいやばいやばい……………」
とにかく“可愛い”と“やばい”と呟きながら手を振り続けました。トロッコの偉大さと恐ろしさを改めて噛み締めたフォーチュンムービーでした。
 スリブの可愛さに胸がいっぱいになる私。次に流れてきたのは、ココン東西でした。
「RPGの時間だァァァァァァァァァ!!!!!」
みらぱ色に替わる会場。騒いで踊り狂う雰囲気に、私も便乗してブレードを振りました。そんな感じでブレードを振っていると、2番の月音こなさんのソロパートに。
「待った!!!」
歌詞に合わせて前髪を触る月音こなさんの表情が非常に美しく、思わず心の中でそう叫んでしまいました。
「今の表情ま〜〜〜じでやばかった………」
そんな余韻に浸りながら、周りと共に盛り上がり続けていると、あっという間にRPGの時間が終わってしまいました。それと同時に、キャストさんの動きを1秒も見逃してはいけない、なんて改めて心に刻んだ時間でした。
 ここまでで大まかな流れは何となくしてきたため、次はドルケの番である事は理解していました。案の定次はドルケのパラレルダンサー。クールな曲で一旦チルするか………
「!?!?!?!?」
本日2回目のトロッコでした。気づけば目の前にいる野中ここなさん。
「足ほっそ…………顔良……………笑顔素敵すぎる………」
曲の雰囲気もあり、スリブの時とは違ってただただ黙ってお顔を拝んでいました。曲も中盤、中央に集合したドルケの2人が、唐突にとんでもない要求を求めてきました。
「か、可愛い声…???」
野中ここなさんと村野さやか、佐々木琴子さんと夕霧綴理、その4人が話し合った結果出てきたんじゃないかと思う要求に、思わず笑ってしまいました。しかし、気を緩めるのはまだ早かった、と気づいた時にはもう遅く、目の前には佐々木琴子さんの姿。
「髪の毛サラッサラ………無邪気な笑顔素敵………」
要望に慌てる私たちを見て無邪気に笑う琴子さんの笑顔は、光り輝く太陽のようでした。落ち着いた曲調と無邪気なお二方、そんな相対する雰囲気にふわふわとした感情を抱いていました。
 ジーンとくる曲から始まり、トロッコに黄色い歓声をぶつけ、そしてテンションMAXで盛り上がり、最後はふわふわとした感情に満たされる、そんな“感情のジェットコースター”なゾーンであったと、改めて感じたブロックでした。

Link to the FUTURE

 そんなブロックも終わり、休憩の時間。連番者様とこれまでの振り返りをしていると、“ファサッ”とステージを包む一枚のカーテン。その瞬間、私は確信しました。あの曲が来ると。
「やっと来たか…!LttF…!!!」
街に待ち望んだ伝説の曲を示唆するカーテンに、休憩で落ち着いたボルテージにもエンジンがかかり始めました。そして始まるLttF。衣装もセットもあの時のテザリングライブと同じであったため、完成度の高さにポカンと口を開けてしまいました。そして歌い始める花宮初奈さん。
「フェスライブで見た時と同じ景色…!!」
改めてその再現度の高さに、呆気に取られていると、
「ん????このサビ前のタメは…?」
本来はサビに入る場面で急に白くなるステージ。そして流れるリアルライブでの名シーンの数々…
「この頃は全く知らないはず、なのに誰も昔に見たことがある…!」
新人の私は絶対知らないであろう映像だったのですが、どれも心の奥に響いており、どこか懐かしさも感じられるものでした。今思い返してみると、フェスライブの映像と完全にリンクしていたのだろうと考えています。そして、落ちるカーテンと共に現れる6人。しかも衣装も白を基調とした物へと変わっていました。まさか着替えまで再現していた事に、開いた方が閉じなくなりました。
「やっぱりすごいよ蓮ノ空…再現度高すぎてもう蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブじゃん…」
と言ったような、意味のわからない感情で脳は埋め尽くされていました。そして、それらの感情が混ざり合った結果、
「ありがとうございます…本当にありがとうございます…」
黙って曲を聴きながら、ただひたすらに感謝を述べ続けていました。最後のポーズとスクリーンの画面。そしてその後のキャストさん達の一言一言、私は感謝を意を込めて大きく拍手をしました。伝説の一瞬に自分も立ち会うことができたという事に、大きな感謝と感動を抱いた瞬間でした。

DOLLCHESTRAゾーン②

 感謝の気持ちに拍車をかけるように、次の曲は青とシャボンでした。ふわりふわりと舞うシャボン玉と、柔らかい歌声で歌うお二方に、こちらも柔らかい感情になりました。ゆっくりとブレードを振りながら、ドルケの2人、そしてお二方に感謝の気持ちを抱きました。ラスサビ前の「シャボン玉をあげるよ、照れ隠しの贈り物」というワードとふわふわと浮かぶシャボン玉に、私は再度暖かな気持ちを抱きました。
 しっとりとした曲が次にも来ると予想した私は、
「ジブンダイアリーとか来そうだなぁ…」
なんて考えていました。そんな私の予想とは違い、飴色が披露されました。一瞬で飴色の世界へと引き込まれる私。今までの楽曲は、“クール”で“情熱的”なある意味ドルケらしい曲でした。そのため、ドルケといえば、カッコいい曲とクールなパフォーマスという印象が強かったです。しかし、飴色の披露により、儚く優しいドルケの一面を知ることができた、そう強く感じました。ユニットの新たな面を知ることができる、それもリアルライブの楽しみ方の一つなのだろう、そう心の中でそう思いました。

みらくらぱーく!ゾーン②

 ドルケの新しい一面を知ることができた前のブロックを終えると同時に、流れ始める優しいイントロ。感謝祭フェスライブでみらぱが披露した曲である、ミルクでした。「悔しい気持ち 苦いコーヒー、優しいミルクで薄めて」「正直だけど素直じゃない」所々に散りばめられたみらぱの本音を、優しく包み込むように歌うお二方。ステージを見ると、そこには、お二方と手を取りながら一緒に歌う瑠璃乃と慈の姿が居たような気がしました。
 拍手の止まない会場。私もみらぱの優しさに身を包まれていると、真ん中に寄るトロッコの姿が目に入りました。
「いやいやいやいや、ちょっと待て待て待て!ここから…トロッコ!?!?!?」
予想外のタイミングのトロッコの登場に驚きを隠せませんでした。大好きなユニットのトロッコ、しかも至近距離まで来ることが分かっている。軽く深呼吸をして、月音こなさんが近づくのを待ちました。
「ファンサすご!ハートめっちゃ作ってる!色んなところ見てる!そして笑顔が可愛すぎる!!!」
ファンサの神、そう思ってしまうほど、さまざまな方向に笑顔を振りまく月音こなさんの姿。そして、ついに待ち望んだトロッコが目の前に。
「〜〜〜〜〜ッ!!!」
大好きな、みらぱが、慈が、月音こなさんが、目の前にいる。そんな夢のような状況に、思わず心臓を押さえてしまいました。呼吸を整えてブレードを振ろう、そう考えた矢先、今度は菅叶和さんのトロッコがこちらへ向かってきました。
「ッッッッ!!!」
大好きな、みらぱが、瑠璃乃が、菅叶和さんが、目の前にいる。明るい笑顔で手を振る菅叶和さんが至近距離にいる。そんな嘘みたいな状況に、思わず笑みが溢れてしまいました。夢はあっという間というのが世の理。ステージへと戻っていくトロッコを見ながら、ふとそう感じました。

スリーズブーケゾーン②

 ユニットブロックその②も残るはスリブだけ。ワクワクソワソワしながら待っていると、大好きな曲のイントロが流れ始めました。そして思い出す15、16話。花帆が沙知先輩の助言によって作られた“感謝”の曲。そしてそれを歌う楡井希実さんと花宮初奈さん。
「こちらこそありがとうございます…!」
そう心の中で呟いた事を、今でも覚えています。そして、水彩世界の時と同じように、今年こそは“奇跡”を“軌跡”にしてほしい。そう願っていました。
 スリブブロック2曲目、流れ始める素顔のピクセル、そして一気に沸き上がる会場。当然私もボルテージが上がっていくのが分かりました。それもそのはず、私がスリーズブーケの楽曲で最初に聴いたのがこの曲だったからです。初めて聴いた時の感動が、リアルライブで再び蘇ると同時に流れるサビ。ブレードを振りながら黙って曲を聴いていると、「ピース」の部分でコールする周りの人々。
「えっ…そこ言ってもいいの…!?!?」
予想外のコールに驚いてしまいました。そしてその瞬間決意しました、ラスサビの「ピース」は絶対自分も言うと。迎えたラスサビ。私も周りに合わせてコールをしました。自分もコールの一声になれた、素顔のピクセルを通じて、そんな一体感も感じることが出来た事も、深く印象に残っています。

蘇る竜胆祭

 ユニットごとのブロックも終わり、座って次の曲をワクワクしながら待っていると、画面に映ったのは緑色の髪と桜。
「この活動記録は………」
梢、綴理、慈の3人が沙知先輩との思い出を語るシーンが流れました。慈のシーンの周りの反応にふふっと笑ってしまいながらも、いよいよ始まる卒業の曲。ピアノの伴奏と共にライトアップされる2年生組(当時)のお三方。キレッキレなダンスも身体いっぱいのファンサも必要ない、感謝の気持ちはマイク一本で充分。そんな雰囲気を感じられました。そんな先輩方を、裏のコーラスで支える1年生組。本来、活動記録は私達の知らない領域(ステージに上がるまでの日常や葛藤、つまり裏側)であり、沙知先輩の事も知らないはずなのです。しかし、心に映し出されるのは、沙知先輩と後輩たちの思い出の数々。緑一色の会場も相まって、思わず涙を流してしまいました。手に持つ一輪の花を抱きしめながら歌う6人に、スクールアイドルの6人を重ねながらステージを眺めていました。すると、一瞬で変わる景色。緑色から美しい桃色へと変化したのです。この場にいる全員が沙知先輩に感謝を込めている、そう感じました。
 卒業の歌が静かに終わると、次は拍手の音。Letatoでした。沙知先輩が託した想いを未来へと繋げていく、そんな意味合いが込められた流れであると解釈した私は、涙を拭いてしっかりとステージを観ることにしました。堂々とした表情で歌う6人の姿と、“繋ぐ”というフレーズ。
「きっと沙知先輩もこのステージを何処かで観ており、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブの明るい未来を見守っているんだろうな…」
“未来は明るい”という沙知先輩の言葉を思い出しながら、そう感じていました。
 沙知先輩とスクールアイドルクラブの未来、そんなコンセプトの2曲を聴き、改めて今日のライブに来ることができて良かったと思いました。

103期生の“最後”

 103期を彩った曲の数々とMCに感慨深い気持ちを抱きながら、一旦心の整理をする私。次第に大きくなるアンコール。ここから何が来るのだろうか…とその瞬間を待ち望んでいると、
「おおおおおおおぉぉぉぉ!?!?!?!?」
梢と綴理の因縁の曲のイントロ。
「遂に来たか真打…!待ってたぞDEEPNESS!」
ステージを見ると、驚きの光景が広がっていました。想像していたよりもシルエットの数が多かったのです。
「ろ、ろ、6人いる!?!?みらぱ様!?!?!?」
唐突なみらぱの登場に、思わず叫んでしまいました。最強の曲に最強の追加メンバー、この曲の更なる進化に驚きが隠せない私。そんな私に追い討ちをかけるように、ディスプレイに6人のイラストが表示されました。
「慈と瑠璃乃のDEEPNESS衣装!?!?!?」
唐突に映し出されるエモいイラスト。アンコールの恐ろしさを改めて実感しました。
 曲はあっという間に2番のサビに入り、私は、回収したいパートのために耳に全神経を集中し始めました。梢先輩の囁きDEEPNESS、これは回収しなければならない。そして…
「アッッッッッ………………」
音源で聴くよりも何倍も囁きだった囁きDEEPNESSに、心を奪われてしまいました。奪われた心にトドメを指すかのように、完璧なフォーメーションでキレッキレのダンスを踊り始める6人。その瞬間、
「DEEPNESSという曲は、蓮の最大限をぶつける曲なのだろう」
と感じました。常に全力をぶつけなければ成功しない曲であり、みらぱの2人もそこに加わらなければ完璧にはならない。そして、来年は後輩もそこに参加しなければならない…蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブにおける永遠の因縁であり、伝統曲となるのだろうと、パフォーマンスを観ながら思いました。
 DEEPNEES後には、MCパートがありました。一旦心を落ち着かせるいい機会であると思いましたが、そんな私の平穏を破るかのように、花宮初奈さんが衝撃発言をしました。
「ん…?いや……えっ………次が…103期で歌う最後の曲…??」
蓮を知ってから日も浅かったため、正直なところまだまだ103期を楽しむ気でいました。しかし、それはもう出来ないときっぱり宣言されてしまい、私は呆然とするしか出来ませんでした。
 始まってほしいけど始まってほしくない、そんな複雑な感情を抱いた状態で始まる明日の空の僕たちへ。初めは、寂しい気持ちで胸がいっぱいでした。ふと思い出す沙知先輩の“未来は意外と明るい”という台詞。私は、ステージの光景を目に焼き付けることにしました。
「ずっと今が続けばいいのに」
そんな歌詞とリンクした気持ちを心に秘めながら、103期の最後の曲を聴いていました。

新生蓮ノ空

「これで103期の曲は聴き納めか………」
そう思っていると、9人のシルエット共に始まるDream  Believers。
「新生蓮ノ空だ!!!!!!」
吟子役の櫻井陽菜さん、子鈴役の葉山風花さん、姫芽役の来栖りんさんも含んだ9人に、今までとは違った新しい風を感じました。
「104期も応援するぞ!」
そう心に誓った私は、改めてお三方の姿を拝みました。
「ひーちゃんの髪飾りめっちゃ可愛い………」
「ふーちゃんの髪型徒町そのものじゃん…!」
「りんちゃん髪型最早姫芽じゃん…!」
目に入る髪型や髪飾りの再現度の高さに驚いてしまいました。改めて9人になったステージを見る私。そしてふと思いました。新体制のタイミングをこの目で見ることができてよかった、と。
 あっという間に終わるDream Believersの次は、新生スリーズブーケのターンでした。曲はもちろん、Reflection in the mirror。早速耳に入るのは、力強い櫻井陽菜さんの歌声でした。音源やフェスライブで聴いていた時よりも力強くしっかりとした歌声に、スリブの新たな風を感じました。可愛らしい花帆、芯が通っている吟子、そしてそれを支える優しい梢。それぞれの性格を表したような歌声を披露するお三方に、思わず感動してしまいました。また、正式にスリブの一員となった吟子の初めてのライブ、という意味合いもあって尚更感動した曲でした。
 次は、シックでクールな曲調へと変貌を遂げたSparkly spotでした。
「相変わらずお洒落すぎるッッッッ!!!」
思わずニヤリと口角が上がってしまいました。カッコいい、可愛い、お洒落、それらの要素を混ぜ合わせた究極のリミックスに思わず聴き惚れる私。可愛らしさの中に覚悟が込められた葉山風花さんの歌声に、子鈴とドルケの出会のシーンを思い出しました。何かを達成するために何度でも挑み続ける、という覚悟の気持ち。そして…
「か、かっこいい…!!!!!」
葉山風花さんの魂の叫びに、思わずそう呟いてしまいました。
 最後は、新生みらくらぱーく!によるアイデンティティでした。初っ端から盛り上がるアップテンポな曲調に、心も身体もノリ始めました。そしてサビに入り、一気に増えるコール。
「もっと!」「Just do it!!!」
周りに合わせて、私も大きな声で叫びました。来栖りんさん、月音こなさん、菅叶和さんの可愛いトリオの歌声に、みらぱの更なる進化を感じました。曲も中盤、間奏でポージングをしたのですが、その一瞬を私は見逃しませんでした。
「今のポーズって104期の写真と同じなのでは…!!」
月音こなさんのポーズが104期の写真と同じだったのです。この再現には、思わずびっくりしてしまいました。来栖りんさん、姫芽が加わったみらぱが、今後どのような展開を見せてくれるのか、そうワクワクした時間でした。

最終MC

 ライブもあっという間。最後のMCの時間となりました。ここからの記憶なのですが、
“全ての人への感謝”
“まだ終わってほしくないという気持ち”
“今この瞬間を噛み締めよう”
この3つで埋め尽くされています。各演者さんの一言を聴くたびに、
「本当にありがとうございました………」
「改めてこのライブに参加できてよかった………」
という気持ちで胸が埋め尽くされていました。みらぱ、ドルケ、そしてスリブ。だんだん中心へとバトンタッチしていくMCに、感謝と終了の寂しさを感じていました。しかし、この寂しさは、今後の告知によって吹き飛ばされてしまいました。
「11月!3rd!?!?!?!?!?」
再び蓮のライブを観ることができる。私の“寂しさ”という気持ちは一気に晴れました。
「絶対次のライブも行くぞッッッ!!!」
そう覚悟を決めた瞬間でした。

最後の2曲

 楡井希実さんの合図と共に、本当に最後のブロックが始まりました。聴いたことの無いイントロ。それもそのはず、新曲でした。新しい一歩を踏み出す!そんな曲調の曲であると、私は感じました。1年生、2年生、3年生の並びが交互に中心へと来る動き。後輩たちの背中を押す振り付け。そして1年生のソロパートと共にユニットごとの組み合わせとなるフォーメーション。
「この9人のために作られ、この9人しか踊ることができない」
完璧で美しい全てに、そう感じました。新米ながらも、9人となったスクールアイドルクラブをこれからも応援したい。そう強く思いました。
 ライブの最後の曲は、永遠のEuphoriaでした。ステージを動きながら歌うキャストの方々と画面に表示された歌詞に、本当に終わってしまう事実を感じ取りました。しかし、これからも蓮ノ空を応援していきたい!と心の底から思っていたため、寂しさよりも、今この瞬間を楽しみたい気持ちの方が強かったです。笑顔でステージを楽しむ私。時間はあっという間に過ぎてしまいました。
 「ありがとう!」と手を振るキャストの方々に、私も感謝の気持ちを込めてブレードを振り続けました。そして、中央に集まった各ユニットは、それぞれ最後の挨拶を始めました。
「次のライブでも会おうね!」と、最後まで元気なみらくらぱーく!。
かっこよくポーズを決め、そして笑顔で退場していくDOLLCHESTRA。
恥ずかしがりながらも感謝を込めた櫻井陽菜さん、花宮初奈さん、そして無邪気な笑顔で感謝を述べる楡井希実さんのスリーズブーケ。
 終わってしまったライブ。しかし、
「ほんとうによかった………」
「次のライブも絶対に行く…!」
心の中はそんな気持ちで満たされていました。
 会場も明るくなり、帰宅の準備をしていると…
「沙知先輩!?!?!?!?」
流れるアナウンス。その声は沙知先輩でした。これからのスクールアイドルクラブを沙知先輩に任された瞬間に、改めて新たなスタートを感じました。
 沙知先輩の台詞を胸に刻むと同時に、演者さん、全てのスタッフさん、蓮ノ空のこと好き好きクラブ先輩の方々、私に蓮の世界を教えてくれたお友達、そしてスクールアイドルの9人、蓮ノ空に関わる全ての人に感謝しながら、会場を後にしました。
 

終わりに 

 ここまで読んでいただきありがとうございました。初めての蓮現地という事で、正直緊張や不安も少なからずありました。しかし、いざ会場に向かうと、そのような不安も吹き飛ぶぐらい感動的で、同時に元気を貰えました。そのような気持ちも相まって、拙い文章ながら感想を書いてみました。
 未視聴のwith×meets、まだ聴けていないラジオ配信、コール、etc…
まだまだ未知の部分も多く、知らない事も多い蓮ノ空というコンテンツをこれからも楽しんでいきたい!そう心から思えた、そんなライブであったと、このレポートを書きながら改めてそう思っています。
 次のライブは11月という事なので、それまでの毎日を蓮ノ空と共に歩んでいきたいです。そして、来たるライブも心から楽しみたい、そう思っています。

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