平賀源内と世界大百科事典内の平賀源内の言及

世界大百科事典内の平賀源内の言及

【エレキテル】より

…オランダ語のelektriciteitがなまってエレキテル,さらに簡略化されて俗にエレキともいわれた。18世紀前半のヨーロッパで摩擦起電機やライデン瓶が発明され,電気ショックで人をおどろかせる見世物や遊び道具として人気を得たが,この知識が日本にもたらされ,後藤梨春(1702‐71)が《紅毛談(オランダばなし)》(1765)にはじめてエレキテルを紹介し,平賀源内は1776年(安永5)にはじめて蓄電器つきの摩擦起電機をつくった。以後,森島中良(1756‐1810),高森観好(1750‐1830),橋本宗吉(1763‐1836)などもつくっている。…

【火浣布】より

… 西方でも,ストラボンが〈耐火性のナプキン〉について語り,大プリニウスがそれはアルカディアやインドからもたらされるといっているのは,中国の火浣布に関する記録とよく一致する。日本では,平賀源内が石綿を使って火浣布を製することに成功,江戸にのぼってきたオランダ人に見せ,またそれで作った香敷(こうじき)を長崎出入りの中国人に与えたことを,《火浣布略説》(1765)に述べている。【吉川 忠夫】。…

【神霊矢口渡】より

…通称《矢口渡》。福内鬼外(平賀源内)作,吉田冠子(3世吉田文三郎)・玉泉堂・吉田二一補助。1770年(明和7)1月江戸外記座初演。…

【ちらし】より

…日本では看板に次いで最も古い広告手段の一つで,不特定多数を相手とする商業への転換期にあった江戸時代後期に至ると強大なメディアとなる。平賀源内,山東京伝などの戯作者が引札に広告文を書いている。現代でもちらしは,経費が安く,簡便であるため,有用性の高い広告媒体である。…

【根南志具佐】より

…談義本。天竺浪人(平賀源内)作。1763年(宝暦13)刊。…

【風流志道軒伝】より

…談義本。風来山人(平賀源内)作。1763年(宝暦13)刊。…

【物類品隲】より

…江戸中期の博物学書。平賀源内著。1763年(宝暦13)刊。…

【屁】より

…興ざめした忠家は口もきけぬ女を残して去り,出家を思い立ったが,女の過ちなのに自分が出家する理由はないと思い直したという話がある。平賀源内は,品川の女郎が放屁を客に笑われて自害せんとし,客たちが口外せぬ旨の証文を書いてとめた話をその《放屁論》に述べている。〈嫁の屁は五臓六腑をかけめぐり〉。…
※「平賀源内」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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