平賀源内
小説[編集]
桜田常久『平賀源内』(芥川賞受賞作。源内が杉田玄白の尽力でひそかに獄から脱出できたあとの後日談という構想である。)
村上元三『平賀源内』
那須正幹『ズッコケ時間漂流記』
久生十蘭『平賀源内捕物帳』
山本昌代『源内先生船出祝』
南條範夫『無頼武士道』
広瀬正『異聞風来山人』
赤松光夫『江戸の大山師 天才発明家・平賀源内』(著者らしい官能時代小説である)
清水義範『源内万華鏡』
筒井康隆『空飛ぶ表具屋』(世界初の有人飛行を行ったとされる浮田幸吉を後援する役割で、興味本位で軽挙妄動する現代のマスコミ文化人を重ね合わせて描かれている。)
井沢元彦『銀魔伝 源内死闘の巻』
夢枕獏『大江戸恐龍伝』
漫画[編集]
上村一夫『春の嵐』
みなもと太郎『風雲児たち』田沼時代編蘭学者たちのオピニオン・リーダーの一人として描かれており、自らに対して時代があまりにもついてこないことに苦悩する天才として描かれる。
碧也ぴんく『鬼外カルテシリーズ』虚空を彷徨い、現代を生きる鬼外というキャラクターとして描かれている。「シリーズ其ノ14(最終章)」では鬼外(平賀源内)を主人公とした物語が展開する。
星野之宣『鎖の国』科学者と戯作者の兄弟という形で源内二人説を描いている。
黒沢明世/横内謙介『奇想天外☆歌舞音曲劇 げんない』
ゲーム[編集]
ビクター インタラクティブ ソフトウエア『大江戸ルネッサンス』 - 彼の発明により江戸を発展させる幕府運営ゲーム。
演劇[編集]
井上ひさし作『表裏源内蛙合戦』1970年に熊倉一雄演出、山田康雄主演でテアトル・エコー新装杮落しとして初演された。膨大な資料を駆使し言葉遊びを極めた音楽劇で、センセーショナルな評判を集め、戯曲がすぐに新潮社から出版されるという異例の展開となった。1992年にも安原義人主演で恵比寿に移転した同劇場の杮落としとして再演されている。2008年には作者が戯曲に改訂を施し、蜷川幸雄演出、上川隆也主演でBunkamuraシアターコクーン他で上演された。
作・作詞・演出/横内謙介、作曲/深沢桂子、振付/ラッキィ池田・彩木エリ 坊っちゃん劇場第8作『奇想天外☆歌舞音曲劇「げんない」』-主演:神敏将、宮川浩(共に坊っちゃん劇場版)、三重野葵(わらび座、全国公演版)2013年4月13日から2014年3月16日まで、坊っちゃん劇場にて上演。さらに翌年から、わらび座が『げんないー直武を育てた男』として公演。全国公演もわらび座が行った。
ドラマCD[編集]
『源内妖変図譜』(源内役:関智一)
脚注[編集]
^ 逢沢明 『結果が出る発想法 アイデアはいかにして生まれるのか』PHP研究所、2008年、29頁。ISBN 9784569697710。
^ “文庫08 A0256 平賀源内肖像 / 中丸精 写”. 古典籍総合データベース. 早稲田大学図書館. 2021年11月1日閲覧。 “著者/作者 中丸 精十郎, 1841-1896”
^ さぬき市文化財保護協会志度支部 - 平賀源内記念館と平賀源内旧邸 2013年2月9日閲覧
^ 田尻, 佐 編「平賀源内」(日本語) 『贈位諸賢伝』 2巻、国友社、東京、1927年7月30日、365頁。doi:10.11501/1915586。 NCID BN09957819。NDLJP:1915586。
^ 二宮隆雄 『戦いの哲学勝利の条件』PHP研究所、2008年、294頁。ISBN 9784569669915。
^ a b c 高田誠二. “温度概念と温度計の歴史”. 日本熱測定学会. 2019年11月22日閲覧。
参考文献[編集]
中村幸彦校注 『風来山人集』〈『日本古典文学大系』55〉 岩波書店、1961年
平賀源内先生顕彰会編 『平賀源内全集』(全二巻) 名著刊行会、1970年
小田晋 『歴史の心理学 日本神話から現代まで』日本教文社、2001年。ISBN 4-531-06357-0。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
平賀源内記念館 | 平賀源内の世界 - 平賀源内年譜ほか
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