母との手紙
今日は6月に受けた手術の経過観察で通院日。
今の病院に変えてから、場所は少し遠くなったけれど、そこへの道のりや場所も含めて私にとっては通うのも楽しみのひとつになっています。
手術の経過は良好、別の検査結果についてはまた一ヶ月後に来ることになりました。
苦手な検査もすんなり終わって、ほっとしたのもあり、お腹が空いたので近くのコーヒーショップへ入ることにしました。
本当は、別の入ったことのないカフェに入ろうと目論んでいたけれど、そこまで行くには時間がかかるのと、慣れた場所の方が落ち着くだろうということもあって、病院近くのドトールコーヒーに入ることにしました。
ミラノサンドの海老アボガドとミルクレープに、とても久しぶりにカフェラテも頼んで欲張りカフェタイム。胃を悪くしてからコーヒーも控えていたので、少しドキドキしましたが、ちびちびと少しずつ飲むことに。
実は今朝、中古で届いた本があったので、それを読みたいのもありました。
大好きな作家の小川糸さんの『針と糸』は、最近あるラジオを聴いていた時に知ったものです。これまであまり触れられてこなかった、糸さんとお母さんとの関係やエピソードもあって、これは読んでおかないとなと思い購入を決めました。
親子といえど、その関係性は様々で、うまくいっている人もいれば、そうじゃない人もいて、どちらも良し悪しはあるけれど、それもまた人それぞれと勇気づけてくれるような内容のものでした。
そんな私と母の関係もまた、大人になってからの方が良好になれた気がしています。実家に暮らしている時は、干渉されたり、ちょっとしたことで言い合いになったりと、衝突は多かった気がしてます。
そんな私も、23歳で一人暮らしを始めるようになってからは、母との良い距離感を保てるようになり、私の家に母が遊びに来たりと母娘というよりも姉妹のように楽しんでいた時期もありました。
その頃によくやっていたのが、不定期の文通です。
母は地元のリサイクルショップで手に入れた可愛いポストカードを使って、私は美術館や旅先で見つけたポストカードを使って、気が向いた時に書いては送りあっていました。何の予告もないので、ふとポストを開けた時に請求書やチラシと一緒に母からの可愛いポストカードが入っていると嬉しかったなあ。
たまにメールもするけれど、手紙はその人の字を見てより相手を感じることができるから、古風だけれど私は手紙が好きです。
今日は、ずっと書きたかったことをようやく書ける時が来たので、一旦家を出て思いついてポストカードを取に戻りました。
手術のこと、最近のこと含めて2枚のポストカードにそれを綴りました。
このポストカードを選ぶ時間も好きだったりします。これはあの人っぽいなとか、今の時期だったらハロウィンが近いから黒猫にしようとか。
少し前にいった下田のペリー博物館のポストカードも、母に書こうと思って購入しておいたものです。
歳をとって、あまり遠出もできなくなった分、私は旅先で購入したポストカードを使って母に手紙を書くことで少しでもその雰囲気が伝われば良いなと思います。
書いたあとは、早く送りたくて、また母の反応を見たくてうずうずします。
次はなんのポストカードを使って書こうかと考えるのもまた楽しみの一つです。
最後までお読み頂きありがとうございます。
Thank you so much.
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