天官賜福 外伝 鬼王未梳妆の感想
はあ、翻訳めっちゃ疲れました。
誰がこの記事読むんでしょうか?まあいいや。
晋江文学城版の天官賜福の完全版(と言っていいのかどうか。改訂版?/繁体字版は旧版なので内容が多少違います)で、いくつか外伝があるんですが、一番ストーリーの核心っぽいな、と感じました。
ちなみにこの外伝のタイトル鬼王未梳妆について、
そうですね、「ありのままの鬼王」とでも訳しておきましょうか。
必殺技が子供に変身で、しまいには殿下に泣きつくとか、可愛いがすぎるんだよ花城殿!
翻訳してて、いくつかこれで良いのか、と悩んだ箇所を書いていきます。
謝怜が鯉に話しかけるシーン、原文だと「花城主」(主→そのまま主、主人の意味、城主。)なんだけど、それだとちょっと変なので「花城殿」としました。恋人とはいえ、謝怜は鬼市では花城の顔を立てているようですね。日本語版アニメで花城殿とは呼びかけてなかった気がします。
ラジオとかでも「花城主」と呼び掛けているのですが、弾幕で「なに花城主って呼んでんだよ!!」(叫什么花城主呀)と出てくるんだけど、「本当だよ、何だよ花城主ってよー他人行儀だなー」って思ってます。(城主様だから主、とつけて当然なんだけど。)
食人カマキリの巣での花城の戦い方について「惨たらしい」という表現と、それに喜ぶ謝怜(神様なのに)ってどうなの?とは感じたんですけど、戦闘モノのかっこいいシーンって大体敵が無惨にすっ飛ばされて血肉ブッシャァじゃないですか?
実際見たら「むごい」よなあ、と。
花城の戦い方が鮮やか過ぎて、武神の謝怜が大興奮して「銀蝶で動画撮ってて欲しかった!!!!!」と内心未練たらたらなところが可愛いのでOK!
どうしても意味がいまいちだったのが、
「谢怜才不会对着那套食具大发议论呢,小题大做又拂人心意,况且又不是花城没事去殴打的象妖,他手上许多宝物,都是有求于鬼市之主的妖魔鬼怪主动进贡给他的」
謝怜に食器のことを議論する気は無いのに、些細なことを大事として気を遣ってくれた。まして花城がヒマだったから、と自分で象妖を仕留めてきたわけでもない。花城のところにはたくさんの宝物があるが、どれも鬼市の妖魔や鬼たちが貢ぎに来たものだ。
ここの拂人心意がわからなくてわからなくて。。。。
わからなさすぎて、前後の文章から大体で訳しました。誰かわかる人いれば教えてください。拂意と人心に分けるんだと思うんだけど...
謝怜が「清水芙蓉」と白玉で作ったお箸のことを言うシーン。正直翻訳のしようがなくて、もうそのままでいいや、と。清水はそのまま清らかな水、混じりっ気がないとか、そんな感じ。芙蓉は中華圏で愛でられるお花です。白くて綺麗な物を褒める時とかに良く使われる言葉。要はそのままでめっちゃ綺麗、ってことです。
花城が「どう?」と殿下に(俺ってかっこいいだろ、かっこいいって言えよ)と圧をかけているシーン。
「我这样子,如何?」
直訳で「俺のこの見た目どう?」とするべきか、ちょっと迷いました。
でもちょっとニュアンスが違うんだよなァー
なんて言うかこう、ギラギラした服きて、表面上はしれっとしてるくせに内心めっちゃくちゃ焦りながらもかっこいいって思われたくて仕方なさすぎて、全方向バキバキに決めに行く感じと、それを隠そうと余裕ぶっこいてる感じがちょっとムカついたので、ちょっとやな感じにしておきました。
ここまでしとけば絶対惚れ直すだろ、と自信たっぷりに口説いてる感じがムカつく。
それにしても、殿下にありのままの姿が一番かっこいいよ、と言われ困惑しつつも、感動し始めてたら「毎日私にしてることって、そんなに体裁保ててたかな」と爆弾発言されてしまって、固まる花城。
翻訳しながら「殿下ァッ!!そんな身も蓋もないことを・・・」ってクソ笑ってました。殿下、殿下、言いたいことはわかる。わかるけどそれを言っちゃダメだよ殿下〜〜〜〜。
あと、終わりの方で
他最爱发疯的时候(最も手に負えないとき)
他都是换上这张皮去发的疯(この顔でやらかしたこと)
发疯、要はトチ狂ってる、クレイジーということなんですけど、この2文を直訳すると、
最も狂うのを愛してるとき
その顔に変えたときに狂いました。
これだと意味不明なんで、経験則で意訳しました。