見出し画像

「今日の宿題」 8日目

今日の宿題はこちら👇

たとえばおなじ味のコーヒーを、好きな器でのむときと、そうでもない器でのむときと、なにがかわるのでしょうか。

「コーヒー」を「本」に、「器」を「装丁」に
おきかえてもよいかもしれません。

菅野康晴〈『工芸青花』編集長〉

これはねぇぜんっっっぜん変わると思う!
私は素敵な器が好きだし、斬新で綺麗な装丁が大好きです。だから器にこだわっている場所で飲むお茶が好きだし、好きな本屋さんで装丁買いをよくやります。これ元を辿れば私が文脈オタクだからかもしれない。行間を読むのが好きというか。てかオタクだからだと思う。多分オタクってみんなこうだから。例えばコーヒーなら、「どうしてこのうつわがここに置いてあるのか」「どうしてこのうつわがこの一杯に選ばれたのか」「このうつわを作ったのは誰なのか」「どんな場所で作られたのか」「それはどんな人なのか」「このうつわを置いているギャラリーにはどんなところがあるのか」様々な文脈がこのテーブルの上には乗ってくる。これって本当に気持ちが良すぎる。本だったら、「この本をどう解釈してこの装丁にしたのか」「どういう祈りがこの装丁には込められているのか」とかの文脈が絡んでくるかと思うと、本を手元における喜びって倍以上なんですよね。
文脈が発生しているということは、人の思考がそこに介在している、広く言うと大事にされていることが多い。それってその場にいられることの幸福度が違う、と私は思います。


特に好きな装丁の本。中もすごい。この作品の、女が生きることから香る血と肉の匂いが、装丁で表現されている。


同じ本の韓国版と日本版。全く印象が違う。


飲み物に合ううつわを出してきてくださった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?