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私が星を好きなわけ

時間は夜中の0時。
ちょっと遠いお出かけから帰ってきて車から降りた。

外は寒い。
駐車場から玄関まで、「さむさむさむ~っ!」と言いながら走って、ふと見上げてみると、星がキラキラ輝いている。
近くの明かりも消えているからか、いつもより暗くいつもよりたくさんの星が見えた。

夜中でしか味わえない静けさとたくさんの星。
特別の時間だと感じて立ち止まって空をしばらく見ていた。


オリオン座を見つけた。
今日も3つ並んでいて、いつもと同じ、5角形と台形を合わせたような星の位置を確認すると、まだ冬なのだなと実感する。

そして、昔からこうしていつも同じところにある安心感と、何万年も、もしくは何億年もいつものように輝き続けているというスケールの大きさに驚く。
空気が澄んでいるからか、オリオン座大星雲もうっすら見えた。

ぼーっと眺めていると1個1個の星がそれぞれ瞬いている。
ただただキレイ。

北斗七星も見つけた。知ってる星座を見つけると嬉しい。
その他いくつかの明るい星を見つけた。

いつもは金星か火星かくらいしかみていないけれど、他の星も調べたくなり、星座のアプリを起動。

オリオン座の上の方に位置する明るい1等星はカペラ。ぎょしゃ座らしい。
アプリ通りに5角形のような形が確認できて、気分が上がる。
スタンプラリーで、スタンプを発見したような、そんな気分に似ている。

あそこの明るい星は、「おお!ふたご座か。」カストルとポルックス。
これもアプリ通りを確認してまた気分が上がった。

後で調べてみたら、これらは冬の大六角形の一部らしい。
星好きと名乗っていて知らなかったのは恥ずかしいが、冬空の楽しみが増えた。

東の空、なんとおとめ座。
星座占いやプラネタリウムくらいでしかみたことなかったけれど、直接見ることができた。
感動。
春にはもっと早い時間に見られそうだ。


私は星がなぜ好きなのか。

単純に、みていて癒やしの時間だということ。
そして、今見ている光は、「今」ではないということに宇宙の壮大さを実感するからだ。

例えば、シリウス。
比較的地球から近いところにあり、約8.6光年先にある。
つまり、8.6年前の光を今みているという事実。

地球から遠い星や銀河は何百億光年というのもある。
宇宙はどれだけ広いんだとおそろしくもなる。

いつも変わらない星も実は「今」何かが起きているかもしれなくて、何年か後に私たちは知るということだ。宇宙ってすごいスケールだ。

ちなみに、自分が生まれたときの星や、何かの思い出の年の星、などを調べてみるのも楽しい。

他にも、お互いの周りを回っている「連星」があったり、よーく見ると星単体ではなく、銀河だったり、大星雲だったり。たくさんの発見がある。

私は子どもと寝落ちすることが多いので、夜空を見上げることからは遠ざかっていた。
しかし、この記事を書くことによって、星が好きだった気持ちを再認識することができた。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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