第96回選抜高校野球展望。 本気で勝敗予想を当てに行く
こんばんは!
第96回選抜高校野球の組み合わせが発表されました!!
いやー、好カード続出です!!
開幕戦から熱線が期待できそうですし、大会通して盛り上がるのは間違いなさそうです!
春の甲子園は展望が特に難しいのですが、やはり予想はしたくなっちゃうんですよね(笑)
そこで今回は、"本気で当てに行く"勝敗予想をしていこうと思います!
大会1日目
八戸学院光星vs関東一
勝者:八戸学院光星
かなり難しいですが、光星が勝つかな・・・
まず、関東一はリードオフマンの飛田優悟、主砲の高橋徹平、新2年生の越後駿祐と好打者が揃いますが、この3人は左投手に弱い傾向があります。
光星の投手3枚はいずれも左投手なので、関東一打線は機能しにくいと判断します!特に洗平比呂のスライダーはそう簡単に打たれないかなと。
ただ、スーパー中学生として有名だった新2年生の坂本慎太郎が左投手を得意としているので、坂本選手の出塁が1つ鍵を握る気がします。
関東一の左腕・畠中鉄心はコントロールが良く、右腕・坂井遼も好投手なので、いずれにしてももつれる試合になるでしょう。
星稜vs田辺
勝者:星稜
これは迷わず神宮王者の星稜です。
まず投手力ですが、星稜は新3年生の佐宗翼、新2年生の道本想の左右2枚看板。両者ともタイプは違いますが、制球力が良く、なかなか崩れないと思います。チーム打率も.323、守備面もしっかりしてます。
田辺ですが、エースの寺西邦右は制球力が良いです。ただ、チーム打率は.260と低く、守備面でも不安があります。
とはいえ、昨秋の和歌山県大会で智弁和歌山に勝っているので、油断は大敵です!
近江vs熊本国府
勝者:近江
これは迷いましたが、近江ですね。
近江は、エース・西山恒誠が抜群の制球力を誇り、自滅というのは想像できません。機動力はありませんが、チーム打率は.359と高いです。何より、多賀章仁監督が率いているので、甲子園での戦い方を知っている面も大きいと思います。
初出場の熊本国府は昨秋の九州王者であり、実力は確かなものがあります。投手は左右2枚看板を誇り、チーム打率も.320。悪くはないのですが、投打ともに強力とは言い難いです。ただ、新2年生の中堅手・内田海は、監督も期待するいい選手みたいです。
ここでポイントとなるのはサウスポー・植田凰暉かなと。かなり変則で、初見だと打ちにくいと思うので、彼が好投すると面白くなりそうです。
大会2日目
豊川vs阿南光
勝者:阿南光
難しいですが、阿南光が勝つと予想します。
阿南光の注目は、好投手・吉岡暖。甲子園制覇とまではいかなくとも、”一回戦を勝つ”という意味では絶対的エースの存在は大きいと思います。打撃も強打者・福田修盛を中心に、チーム打率.358と悪くないです。ただ、守備面で不安がある気がするので、そこは気がかりですね。
一方の豊川ですが、モイセエフ・ニキータを中心に、チーム打率は今大会1位の.404を誇ります。ただ、投手力が不安定すぎます。枚数はいますが、各投手の安定感はないので、厳しいかと。
好投手・吉岡が相手なので、豊川としては打力が試される試合となりそうです。
敦賀気比vs明豊
勝者:敦賀気比
これもかなり好カードですが、敦賀気比かな・・・
敦賀気比は好投手・竹下海斗を擁します。先ほども同じことを言いましたが、”一回戦を勝つ”という意味で、竹下投手のような絶対的エースの存在は大き出と思います。打線も強打者・西口友翔、中学時代から有名な岡部飛雄馬、濵谷輝を擁する強力打線。守りも堅いです。
明豊は、絶対的エースはいませんが、野田皇志、一ノ瀬翔舞を中心に継投で勝ち上がったチームです。チーム打率も.371と高く、堅守も光ります。特に、一ノ瀬投手は秋の公式戦で30回を投げて、防御率0.60と抜群の安定感があります。
こう見ると、ほとんど差はありませんが、敦賀気比の春に強いイメージ、絶対的エースの存在も兼ねて、敦賀気比と予想します。
学法石川vs健大高崎
勝者・健大高崎
これは迷わず健大高崎です。
健大高崎は中学時代から名を馳せた2人の新2年生投手を擁します。左腕の佐藤龍月は大会No.1左腕と言っても過言ではなく、右腕の石垣元気も最速150キロを誇ります。打線は捕手の箱山遥人、森山竜之輔、横道周悟、田中陽翔など強打者を揃え、チーム打率も今大会2位の打率.401。守備面と走塁面も安定しており、かなり強いと思います。
学法石川は、投手と捕手を兼任する大栄利哉が投打の中心になりそうです。エースの佐藤翼も安定感があり、投手力はあると言えます。打線も、チーム打率.342と悪くありません。しかし、健大高崎と比較すると迫力に欠けるかなと。
ただ、エースナンバーの佐藤投手が左なので、佐藤投手が先発すると健大高崎が機動力を発揮しにくくなるかもしれません。
そうなれば、面白いゲーム展開になりそうです!
大会3日目
創志学園vs別海
勝者:創志学園
迷わず創志学園です。
投手陣は左右2枚看板。右腕の山口瑛太は秋の公式戦23回1/3を投げて防御率0.60、与四死球2と、制球力があって安定感抜群です。最速147キロ左腕の中野光琉もカーブやフォークを投げる安定感のある投手です。打線も亀谷理仁や杉山大宙といったパンチ力のある打者が揃います。そして何より、名将・門馬敬治監督が率いているので、甲子園で経験が豊富な部分も大きいです。
別海は、エース・堺暖貴が秋の公式戦6試合で防御率1.66と安定していますが、チーム打率が.237とかなり低いのが気がかりです。
冬を超えて打撃強化されていれば、勝利が見えてくることも考えられます!
山梨学院vs京都外大西
勝者:山梨学院
これは相当難しい。両チームともに機動力が持ち味ですが、守備面と監督力の差で山梨学院と予想します。
まず、山梨学院の打撃ですが、1番打者の黒澤后琉はかなり盗塁してくる選手。得点ができるかはこの人の出塁が大きく左右するでしょう。投手面は櫻田隆誠が中心。新2年生の津島悠翔も好左腕で、この選手が活躍すると、センバツ連覇も見えてくるかもしれません。守備面も安定しており、去年優勝に導いた吉田洸仁監督の経験も大きいと思います。
対する京都外大西は、好左腕・田中遙音を擁し、大崩れすることはなさそうです。しかし、チーム全体的に守備面の不安があります。一冬超えて、守備面が強化されているのか注目したいです。
とはいえ、田中投手は左腕なので、山梨学院も盗塁をしにくいことが考えられます。そうなると、もつれて面白くなりそうです!
耐久vs中央学院
勝者:中央学院
意外に好カードと感じますが、中央学院でしょう。
中央学院はの投手陣は、蔵並龍之介、臼井夕馬、遊撃も兼任する颯佐心汰の3人が中心。特に颯佐選手は最速148キロを誇り、投打の中心と言えます。
また、中央学院はかなり走ってくるチーム。チーム打率も.344、守備面もあまり不安はなく、強いチームであることが伺えます。
耐久は、エース冷水孝輔が絶対的エース。しかし、直近の練習試合で智弁和歌山に打ちこまれています。また、チーム打率も.281と高くはなく、個々のレベルも中央学院が勝っていると思います。
とはいえ、冷水投手のようなエースの存在は大きく、昨秋では安定感がありました。冷水投手の投球がこの試合の勝敗を左右することになるでしょう。
大会4日目
宇治山田商vs東海大福岡
勝者:東海大福岡
この試合は守備面、自力の差を考えて東海大福岡かなと思います。
東海大福岡の投手は、プロも注目する佐藤翔斗が中心。スタミナも十分あり、完投能力の高い投手ですが、制球の面でやや不安があるのが気がかりです。チーム打率は.357と高く、守りも安定しているチームでしょう。
対する宇治山田商は、田中燿太、加古真大、中村帆高といった右の投手陣を揃え、継投で勝ち上がるチーム。チーム打率は東海大福岡を上回る.373を誇ります。ただ、秋の公式戦11試合で24失策と、守備面での不安が懸念事項。
冬を超えて守備が強化されていれば、好試合になるかもしれません。
広陵vs高知
勝者:広陵
これもなかなか好カードですが、やや広陵かなって感じです。
広陵は、高尾響、新2年生の堀田昂佑の両右腕を揃えます。両者ともに好投手で、奪三振能力も高く、大崩れすることはなさそうです。
打線は土居湊大、只石貫太が中心。チーム打率は.352と高く、盗塁ができる選手を複数います。
対する高知も、辻井翔大、平悠真の好右腕2人を擁します。辻井投手は縦のスライダーやカットボールが得意で、特に縦スラには広陵も苦戦しそうです。平投手はストレートに力があり、ドラフト候補にもなっています。ただ、チーム打率.303と、打撃に少々物足りなさがあるかと。また、広陵の上位打線は左打者が多く、辻井投手、平投手ともに左打者に対してのほうが打たれているため、広陵の上位を抑えられるかで決まる気がします。
いずれにしても、がっぷり四つの好試合になるでしょう。
京都国際vs青森山田
勝者:京都国際
これまた難しいですが、投手、打撃の面で京都国際に分があるかなと。
京都国際の絶対的エース・中崎琉生は秋の公式戦8試合に登板し、防御率0.73と抜群の安定感を誇ります。62イニングを投げて与四死球8と制球力も良いです。打撃も髙岸栄太郎、藤本陽毅といった好打者が揃い、チーム打率も.351あります。
青森山田は関浩一郎、櫻田朔の2枚看板が強みです。櫻田投手は東北大会決勝でノーヒットノーランを達成し、野球ファンの間では話題になりました。
投手力はあるのですが、チーム打率.272と、打撃に迫力が欠けます。とはいえ、元U- 15日本代表の蝦名翔人、菊池伊眞が三遊間を守り、4番には強打者の原田純希が座っています。実力ある打者が揃うので、一冬超えて打撃が強化されてくることも考えられるでしょう。
両チーム、機動力はありませんが、打撃で京都国際が上回り、中崎投手も打たれないと思うので、青森山田にとって厳しい戦いになると思います。
大会5日目
神村学園vs作新学院
勝者:作新学院
またまた好カードですが、投手の面で上回る作新学院でしょう。
作新学院は、ドラフト候補の小川哲平を擁します。昨秋は公式戦8試合で防御率1.37と安定した成績を残し、サイド右腕・石毛虹晴の打たせて取るピッチングも見ものです。打撃陣は新2年生の強打者・小川亜怜、柳沼翔など強打者が揃います。ただ、チーム全体的の守備に若干不安があるので、一冬超えてどうなるか。
神村学園は、エースの今村拓未が投手の軸になります。ただ、エースとしての安定感があるかと言うと微妙なので、投手力には不安があります。その反面、打撃陣に目を向けると、正林輝大、今岡拓夢、入耒田華月などの強打者に目が止まります。チーム打率も.382と高く、守備も堅いです。
小川投手が打たれるのはあまり想像できませんが、打ち崩すとなると、神村学園に風が吹く展開となりそうです。
大阪桐蔭vs北海
勝者:大阪桐蔭
好カードですが、大阪桐蔭が勝つでしょう。
大阪桐蔭は、今大会屈指の投手力を誇ります。エース右腕の平嶋桂知、南陽人、山口祐樹、変則左腕の安福拓海、新2年生の右腕の森陽樹、中野大虎。レベルの高い投手陣が君臨しています。打撃陣には境亮陽や徳丸快晴、ラマル・ギービン・ラタナヤケといった好打者が名を連ねます。しかし、守備面で失策が目立ちます。チーム打率も.314と迫力不足ですが、直近の練習試合で19得点していたので、センバツでどうなるかです。
北海は、監督の意向でエースナンバーを背負う投手がいませんが、新2年生の松田収司が中心となるでしょう。神宮大会の作新学院戦では9回無失点と好投し、エースの風格を感じさせました。しかし、打線の迫力、投手力を考えると、北海にとっては厳しい試合になると思います。
愛工大名電vs報徳学園
勝者:愛工大名電
非常に難しいですが、打線の面で愛工大名電に分があると思います。
愛工大名電はエース左腕の大泉塁翔が中心。昨秋不調だった右腕の伊東尚輝も最速149キロを誇り、この投手が復調すると、優勝も見えてきそうです。打線は石見颯真、石島健、宍戸琥一のクリーンナップが強力で、チーム打率も今大会3位の.393を誇ります。
報徳学園は、去年の選抜を経験している間木歩、今朝丸裕喜の好右腕を擁します。両投手ともに安定感があり、投手面は問題ないでしょう。守りも硬いチームですが、チーム打率.275と、打線の弱さが懸念事項です。
愛工大名電の大泉投手は好左腕なので、打ち崩すことが難しいと予想します。一冬超えて、報徳学園の打線が強化されていると、全く分からない展開になりそうです。
大会6日目
日本航空石川vs常総学院
勝者:常総学院
この試合は、総合力で上回る常総学院の勝利だと思います。
常総学院はプロ注目のエース・小林芯汰が投手の中心。他にも昨秋の公式戦で16回2/3を投げて防御率0.00を記録した齋藤一磨、最速145キロ右腕の大川慧も控えます。打撃陣も、プロ注目の武田勇哉を中心に、チーム打率.347と高めです。堅守も光りつつ機動力もあるので、総合力の高いチームです。
日本航空石川の投手陣は、新2年生の蜂谷逞生、猶名光絆、新3年生の川俣謙心の3人が中心。しかし、どの投手も制球力に欠け、安定感があるとは言い難いので不安は残ります。チーム打率も.307と迫力に欠けますが、三塁手の荒巻拓磨や、外野手の早川勇人など、打率を残せる打者もいます。この試合は、日本航空石川の投手陣次第でしょう。