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アナ雪と小1男子

実は…中学の時からミュージカル大好きな私。息子が産まれてからは、親子で観られるミュージカルを観ておりまして。今回は、息子とお友達のサッカー少年H君と一緒に観劇。(H君ママもミュージカル好きな人)

「アナ雪はお姫様の話でしょ?俺はちょっと興味ない」と言われて観劇をあきらめていた中、まさかのサッカー少年H君がアナ雪好きで(四歳の頃アナ雪の鞄を秘密で持っていたらしい)、お誘いを受けた次第。ありがとう、H君。
ミュージカル好きなママ二人は、前日から楽しみにしていての待ち合わせ。開演前に喫茶店で、小1男子二人が夢中になっているのは「最強王図鑑」。

小学生男子が誰もがはまる図鑑。トーナメント方式でどのドラゴンが一番強いかを競う。ちなみにめっちゃシリーズ化されていて、我が家は三冊。H君家も三冊ある。

「今からアナ雪観るんだけども…」という雰囲気作りなど全く0パーセントの二人。観劇の前にトイレに入ってくれと男子トイレに行かせるものの、謎の笑い声が聞こえて来て、ハラハラすることこの上ない。
客席に座ると、二人よりももっと幼い女の子の姿もちらほら。が!会場係のお姉さんが心配したのはこの二人(騒ぎそうに見えたのであろう)。小さな子供用のクッションではちょっと大きめの二人のために、もう一種類のクッションを持ってきてくれて、座り方をレクチャーされておりました(動きそうに見えたのであろう)。
座って三分で「まだ始まらないの?」と言いだす人生分刻みで生きている小学生男子二人。
H君は、舞台の観劇は人生初。舞台の前には幕があるので、どこで物語が始まるのかが謎でキョロキョロしていたようでした。

開演すると、さすがは小学生。ちゃんと集中して観劇している様子。母も安心して物語に没頭し始めていると…スニフ(トナカイ)が登場。

めっちゃリアルな動きのスニフ。

息子とH君は「あのトナカイは本物なのか」と小声で相談しておりました。

舞踏会の場面が続き、舞台を観慣れてる息子は「俺はお姫様はちょっと…」って顔してたりするかな?とチラッと横を見ると、H君がまさかのうっとり顔。あとで聴いたら、ハンスがかっこいいと思っていたようです。

そしてオラフが出てくると息子は満面の笑み。大好きなんだよね、こういうキャラクター。そして真横を向いてH君に「楽しいね」っていう笑みを送っていました。幼いのだよ、息子…。

人形を操りながらタップまで踏んで歌う俳優さんに驚きです。

物語の大団円の場面で、客席まで雪が降ってくるんです。
息子とH君「わー。」
嘘でしょ?ってくらいにキラキラの真っすぐな目で雪を見上げる二人に母二人は感動したりして。
一生懸命に雪を手に取ろうとしている息子を見て、可愛いなあと目を細めていると、
息子「折り紙が降って来た」

…ええ、そうだよ。その通りだよ。それを雪だって思うんだよ、大人は。

でも、雪を(折り紙だけどね)大事に握りしめたまま帰宅しようとする息子。そうかそうか。大人は持って帰っちゃだめだけど、夢見る子どもならちょっとくらい持って帰ってもいいよね。と思いつつの帰り道。

ミュージカルの余韻に浸りたい母たちの前で、またもや最強王図鑑を広げて最強について喋り出した二人。
私「あれ?そういえば、雪は?」
息子「あ。知らねー」
知らねーって、大事に握ってたじゃんよー。
そこにも余韻がなさすぎるだろうよ。

テンションがおかしくなった二人は、人がいないのをいいことにわざと転んで笑いを取るH君。

もちろん、ママに怒られてました。「俺のママ、めっちゃ怖いんだけど」と訴えております。

息子もはしゃいでおり

とにかく声がよくとおるので、「忍者の声で!」を何回言っているのか…。

いきなり「H君、しゃぶ葉行こうよー」と誘う息子に「え?いいよ」とすげないH君。ちょっとがっかりする息子。

そんなこともありつつ、嬉しそうに満足げに帰宅して風呂入って歯磨きしたら5秒で寝た息子は、「給食当番!」と謎の寝言を叫び(笑顔)ぐっすり寝ておりました。
すると朝になって、H君からボイスメッセージが。
「息子君、楽しかったね。しゃぶ葉行こうね」

H君、行きたいって思ったのに、うっかり断ってしまった…とママにブツブツ言っていたそうなのです。

翌日の朝、歯を磨きながら(昨日は楽しかったな…)としみじみ思ったりして。これは、大人だけで出かけた時と違う感じなのですよね…。
もちろん、身体の疲れは半端ないのですが。


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