*Luna 『アトラクトライト
小さくて弱くて どうしようもない
僕だ
知りたかったんだ
成功と失敗 マルとバツの
境界線を引くとしたらどこだろう
それじゃあバツがマルになって
失敗を乗り越えたとしたら
それをなんと呼ぶんだい
いつか名前をつけよう
夢は叶わない 願いは届かない
だから歩くのを止めてしまうのか
努力は報われない 誰も認めてくれない
だから走るのを止めてしまうのか
止まってしまうのか
辞めてしまいたい理由なら
10も100も1000もあった
でもその全てがちっぽけに見える一つがあった
逃げ出すための言葉なら
飽きるほど浮かんだ
でもそれを零さないだけの輝きがあった
知りたかったんだ
明日と今日の 大人と子供の
境界線を引くとしたらどこだろう
大人になったらあれに成りたいって
みんな言うんだけれど
じゃあ何にもなれないんだろうか
今日の僕は
三年前 誰かが夕空に投げた言い訳は
もう忘れた 必要のない言葉だ
いつか口ずさむ歌にでもしよう
道標なんてない 誰も教えてくれない
だから足跡は交わったんだ 出会えたんだ
壊してしまいたい夜なら
10も100も1000もあった
でもその全てを飛び越える
羽を持っていたんだ
あの日始まった物語は
どこに向かうんだろうか
明日からの僕に課す宿題が増えたみたいだ
横一列でスタートを切った
あの日の僕らはもういない
君の行く場所に 僕の行く場所に
それぞれは必要ないから
いくつもの挫折を超えて
いくつもの冬を超えて
花が開くように 青い宝石が輝くように
だって見つけたんだ 眩しくて仕方ないんだ
その光の正体は…
辞めてしまいたい理由なら
10も100も1000もあった
でもその全てがちっぽけに
見えたのはどうして
あの日始まった物語が向かう先で僕ら
見つけた光を照らし合わせて
答え合わせをしよう
思い思い描くたった一つの
青く光る一瞬の煌めきを