夢 ~君が見せる幻~
夢を見る
誰も得をしない夢を
でも夢と言うにはあまりにも残酷
見るのは夢と言う名の恐怖だ
○○: うわっ!! はぁ…はぁ…
○○: またあの夢だ
○○: でもなぜあの夢なんだ
○○: 俺の目の前で両親が殺される夢
○○: 忘れさせてくれないのかよ 神様は…
○○: それにしても夢に出てくる犯人の顔 見たことあるのに思い出せねぇ
○○: はぁ… 考えてもしょうがないな
○○: それにしても休日なのに最悪の目覚めだ
○○: あんな夢を見た後だ 二度寝したくても出来ないし
○○: 朝からゲームでもやるかな
~ お昼過ぎ ~
○○: よっしゃ マスターいっ… なんだよこの時間に誰だよ
○○: アルノ?
○○: もしもし おん おん 待ってるわ
ピンポーン
○○: なぁ 電話越しにインターホン聞こえたったことは…
アルノ: ガチャ もう来てます
○○: じゃあなんで電話してきたんだよ
アルノ: 社交辞令ですよ 先輩
○○: はいはい でなんで来た
アルノ: それはもちろん 先輩を私のものにするためですグサッ
○○: ンギッ なんだよこれ…
アルノ: アハハ!! 先輩覚えてないんですか?
○○: お前が俺の両親を
アルノ: 先輩のあの顔 興奮しちゃいましたよ
アルノ: ねぇ早く死んでくださいよ 先輩
アルノ: 私のものに出来ないじゃないですか
○○: お前を殺してから俺も死んでやる…
アルノ: アハハ 地面に這いつくばってるのに
○○: 絶対にお前を殺…
先輩… 先輩… 先輩…
○○: うわっ!! はぁ… はぁ…
アルノ: 大丈夫ですか先輩 凄く魘されてましたよ
○○: アルノ 俺の親を殺してないよな?
アルノ: バカなこと言わないでください!!
アルノ: いくら先輩でも怒りますよ!!
○○: ごめんアルノ 気にしないでくれ
アルノ: 絶対に許しません
アルノ: ワタシノモノニナラナイナラネ…
…Fin