幸せを切り取る1枚絵
僕は君に思い出の瞬間をプレゼントする
君だけに送るプレゼント
??: ○○ 今日もそのカメラ持ってきたんだ
○○: 当たり前だよ 僕は奈々未の仕草や表情を残したいんだから
奈々未: 私を撮っても何もないでしょ
○○: 僕にはあるんだよ 君との思い出が残るんだから
奈々未: ○○らしいね
奈々未: でも1つ訂正して欲しいな
奈々未: ○○には思い出が残っても私には残ってないよ
○○: どうして? 僕が思い出を撮ってるんだよ?
奈々未: 私との写真が1枚もないじゃん
奈々未: 私は○○と2人で写ってる思い出が欲しいの
奈々未: 今までで1枚でもあった?
○○: 1枚もない…
奈々未: だから今日から○○も思い出に残すよ
奈々未: 君と私の思い出専用のこのカメラで
新しく受け取ったカメラを君と僕で埋め尽くす
何年後かは分からない
でもこれだけは言える
埋め尽くす頃には君と僕じゃなく
君と僕ともう1人になっている