会社の無能は社長の俺！？

○○: ねぇ麻衣 なんで俺が社長なの?
麻衣: 今 書類作成中だから喋りかけないで
○○: はい…
麻衣: ホントに邪魔

○○: 奈々未 社長の俺にコーヒーをお願い
奈々未: 自分で取りに行け
○○: はい 奈々未はいる?
奈々未: ブラック
○○: 了解です

○○: なぁちゃん ここのフォントを
七瀬: うちが決めたんやから口出すな
○○: ごめんなさい
七瀬: 変になったらどう責任取るつもりや

○○: なんで無能の俺が社長なんかやってんだよー！！
○○: 俺より適任 この会社大量にいるだろー！！
飛鳥: ○○うるさい 休憩してるの見えないの?
○○: ごめんなさい…
飛鳥: だから無能なんだよ
○○: うっ…

はい 社長なのに社員に邪魔者扱いされてる橘○○です
なんで俺が社長なんかやってんだよ
俺 絶対社長に向いてないのに
でも社員の満場一致でなったんだよなぁ…
何でだよ
でも1人だけこんな俺にも優しくしてくれる人が1人だけいるんだよ

○○: 秘書のずーちゃん 今日の予定を
一実: 今日の予定はね 面接だよ
○○: 面接か～ 俺嫌いなんだよなぁ
一実: 分かるよ 全員合格にしてあげたいけど落とさないといけない気持ち
○○: ずーちゃん 同じ気持ちだよ
一実: でも会社のために優秀な人材を見つけて
○○: 分かってる 会社のためにもがんばる
一実: でこれが面接に来る子達
○○: どれどれ… ん？
○○: ずーちゃん この賀喜遥香ってこと遠藤さくら あと筒井あやめ 金川紗耶
○○: 今名前いった子 建前の面接だけで合格にして
一実: どうして？
○○: 全員かわいい
一実: それだけ？
○○: うん
一実: ちゃんと選んでよ
○○: まぁそれは建前で ずーちゃん会社に必要な人材ってなんだと思う？
一実: 会社の売り上げを伸ばすためにがむしゃらに働く人?
○○: うーん それだと体を壊して続かないかな
○○: 俺が考える必要な人材って何事にもチャレンジする気持ちを持ってるってことかな
一実: 何事にもチャレンジする気持ち… でもそれじゃ失敗した時 会社にダメージを与えるんじゃ…
○○: まぁそうだね でもそれをどうにかするのはこれから入って来る子達の仕事じゃないよね
○○: そこから先の仕事は俺達の仕事じゃん
○○: それにやらずに後悔よりやって後悔でしょ
○○: やって後悔したら次はこうならないように工夫してくでしょ それが成長よ
一実: 分かったわ 今名前上げた子達は合格にして建前の面接をするわ
○○: ん あとは奈々未達に任せるか
一実: またななみんにどやされるよ
○○: 別にいいよ 俺は仕事が出来ない飾りの社長だから
○○: さ 俺は社員食堂でまなったんと料理でも作ろうかな じゃあとでな


～面接終了～

奈々未: これにて面接を終わります
奈々未: 合否については後日書類をご自宅に送付させていただきますのでお願いします
奈々未: あとは遠藤さくらさん 賀喜遥香さん 筒井あやめさん 金川紗耶さんこの後お時間がありましたら私と社員食堂に行きますよ
遥香: 時間は大丈夫ですがなぜですか?
奈々未: 私も分からないけど社長秘書が連れてきてって
遥香: はぁ…
さくら: ？？
あやめ: やんちゃん なんで社員食堂に行くのかな
紗耶: 社員食堂だからご飯食べるんじゃない？
あやめ: うーん
奈々未: まぁ行ってのお楽しみだね

～社員食堂～

一実: おっ来た来た ななみん
奈々未: ずー 連れてきたよ
真夏: ななみん珍しいね
奈々未: ずーに呼ばれたから来たの
遥香: あの～…
一実: あーごめんごめん 君達４人は社長が面接する前から合格って言ったから合格ね
さくら: そんなことしていいんですか？
一実: 他ではダメかもしれないけどうちだからね
あやめ: それでいいんですか？
真夏: いいんじゃない？ うちの会社緩いし
奈々未: あっ 先に言っておくけどこの会社 男性社員 社長だけだからね
紗耶: そうなんですか！？
真夏: ホントだよ それに全社員 社長のスカウトでこの会社にいるから
奈々未: あいつ 無能だけど人の見る目と料理の腕だけは超一流だから
遥香: 料理の腕？
○○: おっ 来たな
奈々未: 紹介するね うちの無能社長の橘○○
○○: 面と向かって無能言うな 無能だけど
さくら: 無能なんですか？
○○: 純粋な心が俺を殺しにきてる

沙友理: あれ？ 今日は○○がご飯作ってるんか？
○○: おうよ それに今回は食券を買うなよ
沙友理: なんでなん？
○○: 今日だけビュッフェスタイルで来週から働いてもらう子達の歓迎会を踏まえてるからさ
○○: だからえっと… あったこれだ

～社内アナウンス～
○○: あーあー 聞こえてるか？
○○: 全社員につぐ 今日の業務はこれにて終了
○○: 社員食堂に集まってみんなでご飯やお酒を食べて飲んで楽しく新しい仲間の歓迎会をしようじゃないか
○○: 以上
○○: あっ 仕事が残ってる人 特にまいやん 仕事残ってるのにとか言うなよ？ 根気詰めてやっても進まないからたまには羽伸ばせ いいな これは社長命令だ いつもは無視していいが今日だけは無視するな
～社内アナウンス終了～

○○: てなわけで今日は業務終了～
奈々未: ホントに無能ね笑 でもどんな社長よりついていきたくなる
一実: ななみんもそう思うんだ
真夏: いつもは毒舌なのに
○○: そうだそうだ もっと社長に優しくしろ
奈々未: ○○ あなた命が惜しくないの？
○○: 絶対に歯向かいません

遥香: さく 私達凄い会社に入っちゃったかも
さくら: やってけるかな？
あやめ: でも堅苦しい会社じゃないから気負わずにやれるかも
紗耶: うん

○○: さぁ４人とも 他の子より早いけど合格おめでとう
○○: ちゃんとやりたくない仕事とかがあったら断れよ やりたい仕事があったら後悔せずに失敗を恐れず立ち向かえ
○○: 尻拭いは俺達でやってやるから
沙友理: 無能がイキがってるわ
○○: ひどくない！？ 結構かっこいいこと言ったんだけど
真夏: 最後ので台無しだね
○○: くそが～！！

To.be.Continue…