ニコニコ歴
小学生の頃は、自然にニコニコ良く笑っていた。あるとき、とある女の子の好きな男の子が私のことを好きで、その女の子に嫉妬されているのを感じてこわくなって、それから、不用意にニコニコしないように気を付けるようになった。
中学生の頃は、笑顔が素敵な部活の先輩に憧れて、良くニコニコするようになった。
高校生の頃は、仲のいい友人がニコニコしていたので私もそうだった。
社会人になって、人の何かをかわす為にニコニコしてた。愛想良過ぎたのか、外国人の方には変に勘違いされたりしていた。
ある時期、仕事を一緒にしていた人が、クールで全く愛想笑いをしない人だった。愛想笑いに疲れていた私は、真似するようにあんまりニコニコしなくなった。
以来、すっかり下手になってしまったが、他人との一番の潤滑油はこれだろうし、おばあちゃんはニコニコしてるほうが素敵だ。
愛想笑いではなくて、自然にそうありたい。
最初のままでよかったのにね。