いままでの経緯

長らく宗教は忌諱して生きてきました。
いまでも「宗教」という言葉には警戒をします。盲信は危険であろうと思っています。

色々なことがあって、一年ほど前に「スマナサーラ」という名前の方が話をしている動画を見ることになりました。"「わたし」とは何ですか?"というタイトルの付いた、2時間近い動画でした。
その感想を言葉にするのは難しいです。感動、とも違うし、衝撃、とも違う。見たあとでは「当たり前のことを言っている」という感想も言えましたが、それも感想として妥当とは思えません。

とにかくその動画を見て以来、一年ちかくかけて、YouTubeの「日本テーラワーダ仏教協会公式チャンネル」の動画をすべて見ました。まさに貪るように、朝の通勤時間から、空いた時間で目と耳が自由になる時間はすべて動画の視聴に費やしました。700本近い動画があって、2時間ぐらいのものも多く、一年近くかけてようやくすべてを見終わった頃には、完全に仏法僧に帰依しようという気持ちになっていました。

それで、昨年末にようやく日本テーラワーダ仏教協会に入会し、年末の大掃除に参加することで、はじめて実際にテーラワーダ仏教に関わる空間に身を置きました。

その大掃除のあとで、ヘーマラタナ長老という方のお説法をお聞きすることができました。

生まれてはじめて、「聖者」と呼称して差し支えないと思える人物を見た気持ちでした。この人は人間ではない、と思ったのです。

動画視聴も一段落し、他にもスマホで触れることのできる色々な媒体でテーラワーダ仏教の世界を広げているところです。Twitterやこのnoteもそのひとつです。そしてそれぞれにおいて、今までそれを知らずに、信じずに生きてきた四十余年はなんだったのかと思うような、素晴らしい教えに触れることができています。

本日、noteも書いておられる星飛雄馬さんが訳された「BEING DHARMA」という書籍を入手しました。もう、読む前から感動している自分の感覚に気付いて、これも瞑想の成果かと思いながら、読了を楽しみにページを開いています。

なお、訳者の星飛雄馬さんは、出版社の倒産の影響で困窮されているとのことで、こんな素晴らしい価値ある書籍を訳されている方の状況が一刻も早く改善されることを願っております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?