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上り3F順位別成績②

今回は2つ目の仮説
「前走上り3F順位が上位で差し切れなかった馬は次走距離が延びれば差し切れるかもしれない」
について検証したいと思います。
該当馬は「前走上り3位以内、前走2着以下」だった馬になります。
集計期間は2018/1/1~2024/8/31です。


芝レース距離変更

ダートレース距離変更

はい!早速ですが…仮説立証ならずでした!
距離伸びたほうが差し切れるイメージあったんですけどね~(´・ω・`)
芝、ダート共に距離短縮組が勝率、連対率、複勝率全てで上回ることとなりました。回収率もやや高めですね。
500m以上の短縮にあっては芝で回収率100%に届きそうですし、ダートでは複回収率が90%と狙い目になりかけてますね。

次に、該当馬が今回も上がり上位になれるのか?の表になります。

距離変更別今走上り3F順位

芝・今回延長

今走上り1位率・・・13.4%
今走上り2位以内率・・・25.4%
今走上り3位以内率・・・35.1%
今走上り5位以内率・・・53.8%
今走上り6位以下率・・・46.2%

ダート今回延長

今走上り1位率・・・13.1%
今走上り2位以内率・・・24.5%
今走上り3位以内率・・・35.0%
今走上り5位以内率・・・52.3%
今走上り6位以下率・・・47.7%

芝・今回短縮

今走上り1位率・・・18.8%
今走上り2位以内率・・・33.3%
今走上り3位以内率・・・44.7%
今走上り5位以内率・・・63.7%
今走上り6位以下率・・・36.3%

ダート・今回短縮

今走上り1位率・・・19.5%
今走上り2位以内率・・・33.8%
今走上り3位以内率・・・46.5%
今走上り5位以内率・・・64.2%
今走上り6位以下率・・・35.8%

比率をグラフで表すとこうなります。

距離短縮の場合、今走も上がり上位になる確率が高いという結果になりました。
これが今回短縮した場合に好結果を残せている要因になってるんだと思います。
上り上位の馬は距離が伸びたほうが差し切れると思い込んでいましたが、距離短縮によりスタミナに余裕が生まれ、本来持っているキレる良い脚を長く使えるようになるのかな?というのが今回の結果を受けての私の見解です。
この結果を受けて皆さんの見解はいかがでしょうか?
違う意見があれば教えてくれると嬉しいです。

最後に前走上り順位3位以内の馬が前走どの脚質だったのか。
前走脚質ごとに延長・短縮に分けて、さらに今回の脚質はどうだったのか。
それに伴う成績を見ていきます。
なお芝、ダートの成績は前述通り大差なかったことから混合成績になります。

前走脚質別今走脚質別成績(前走逃げ)

前走上り3F3位以内・前走逃げ

前走上り3F3位以内・前走逃げ・今回延長

前走上り3F3位以内・前走逃げ・今回短縮

前項では前走上り3F3位以内の馬は今回延長の成績の方が悪かったわけですが、前走逃げて上り3F3位以内だった馬は勝率が低いものの今回延長した方が回収率が100%を超えていますね。
これも馬券購入者のイメージの問題でしょうか?
「前走逃げて上り3F上位、今回距離短縮なら逃げ切れるだろう」
のイメージ通り勝率は確かに距離短縮の方が高い。がその分人気するため回収率は落ちる。
「前走逃げて上り3F上位、今回距離延長したら持たないかな…」
のイメージで人気は落ちるものの思ってるより強く、勝率は短縮より劣るものの高い水準であるためプラス回収となる。
といった感じでしょうか?
積極的に狙って行きたい狙い目になりましたね。

前走脚質別今走脚質別成績(前走先行)

前走上り3位以内前走先行

前走上り3F3位以内・前走先行・今回延長

前走上り3F3位以内・前走先行・今回短縮

前走先行馬の場合は距離延長、距離短縮での差はあまりないようですね。

前走脚質別今走脚質別成績(前走中団)

前走上り3F3位以内・前走中団

前走上り3F3位以内・前走中団・今回延長

前走上り3位以内・前走中団・今回短縮

前走差し馬の成績も距離延長、距離短縮共に似たような成績でした。

前走脚質別今走脚質別成績(前走後方)

前走上り3F3位以内・前走後方

前走上り3F3位以内・前走後方・今回延長

前走上り3F3位以内・前走後方・今回短縮

前走後方組は距離短縮の方がやや成績が高くなってますね。
やはり私と同じイメージで前走追い込みで上り上位だったら距離延長で来るでしょう!って方々がことごとく敗れ去っているのでしょうか(笑)
前走追い込み組はそもそもが他よりも圧倒的に成績悪いですね。
毎回しっかり脚を使うというのは再現性が低いものなんですかね?

以下に各表の勝率と単回収をグラフにまとめましたものを掲載しておきます。

今回のまとめ

「前走上り3F順位が上位で差し切れなかった馬は次走距離が延びれば差し切れるかもしれない」
の仮説に対して、逆に距離短縮の馬の方が成績が良かったといえる結果が出ました。
また、距離短縮組の方が今走も上り3F順位が良いという再現性の高い結果となりました。
前走逃げで上り3F3位以内だった馬が距離延長してきた場合、ベタ買いでプラスという狙い目が見つかりました。
ただ、前走脚質別の今走脚質を全体でみると、結局のところ今走前に行けるであろう馬を見つける事が必須なわけですよね。

さて、次回は
「前走上り3F順位が上位で差し切れなかった馬は次走直線が長いコースに行けば差し切れるかもしれない」
について検証していきますので良かったらご覧ください。
また、今回の記事に関してご意見ご感想お待ちしておりますのでよろしくお願い致します。

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