上り3F順位別成績④
さて今回は「坂のあるコースで上りが上位なら平坦コースならめちゃくちゃ早いのでは?逆に前走平坦コースで上り3F上位でも次走坂があるコースだと軽視かも?」について検証していきます。イメージとしては、坂をぐいぐい駆け上がって上り3F上位だった馬の脚力があれば、そこで差し切れなかった馬は次走平坦コースに行けば抜群の脚力で駆け抜けてくれるのではないか?逆に、前走平坦コースで上り3F上位だった馬も次走坂があったらその足も鈍る可能性があるのではないか?という事ですね。今回も「前走上り3F3位以内で2着以下」だった馬を該当馬として調べていきます。ではまず競馬場ごとに坂について見て行きましょう。
競馬場別高低差・登坂一覧
以上が各競馬場のコース高低差とゴール前の登坂になります。今回は一般的にゴール前に坂があると認知されている東京・中山・中京・阪神を登坂コース(橙)、その他の競馬場を平坦コース(緑)として検証していきます。
・平坦コース→平坦コース
・札幌コース→平坦コース
・函館コース→平坦コース
・福島コース→平坦コース
・新潟コース→平坦コース
京都コース→平坦コース
小倉コース→平坦コース
平坦から平坦でも、前走西開催から北海道開催へのコース替わり組の成績が高いようですね。
・平坦コース→登坂コース
・札幌コース→登坂コース
・函館コース→登坂コース
・福島コース→登坂コース
・新潟コース→登坂コース
京都コース→登坂コース
小倉コース→登坂コース
個別にみると、これ不思議だなぁと思ったんですが北海道開催と福島開催から阪神開催に行った馬たちの成績が良いんですよね。勝率も高めですし、単回収もしっかりプラスです。これ誰か見解ある方いますかね?ぜひご意見いただきたいです。
・登坂コース→平坦コース
・東京コース→平坦コース
・中山コース→平坦コース
・中京コース→平坦コース
・阪神コース→平坦コース
続いて大本命の登坂コースから平坦コースへのコース替わりです。これまたイメージに反して特によくない…。ただ勝率は他のコース替わりに比べると高めではありますかね?ですがこれと言って狙える条件ではありませんでした…。
・登坂コース→登坂コース
・東京コース→登坂コース
・中山コース→登坂コース
・中京コース→登坂コース
・阪神コース→登坂コース
登坂コースから登坂コースは平坦コースから平坦コースと同様に特に特徴はありませんでした。全体的に見ても個別で見てもですね。
・前走レベル別成績
ここまで大した結果が出ませんでしたので、最後に番外編として一つデータをお届けします。
これまで該当馬としてあげてきた「前走上り3F3位以内、前走2着以下」なんですが、順位で追ってる以上当然相手があるわけですよね。相手が強い中で上り3F上位を記録するのか、相手が弱い中で上り3F上位を記録するのかで価値が変わってきますよね。残念ながら私はレースレベルの概念を持ち合わせていないので竹内さんのコンテンツの一つを利用して成績をお見せします。自分のコンテンツではないので詳しくはお話しできませんので、気になる方は竹内裕也さんのコンテンツをご覧ください。
詳細は避けますが、上から前走のレースレベルが高い順になっています。やはり相手が強い中で結果を出してきた馬の方が好成績ですよね。同じ「前走上り3F3位以内、前走2着以下」でも最も低いレベルと最も高いレベルでは勝率が倍以上も違いますし、回収率も大きく上昇しています。
<まとめ>
今回もまたなんですが、私のイメージで思った結果にはなりませんでした…。登坂コースから平坦コース替わりの成績も特によくないですし、平坦コースから登坂コース替わりも特に悪くないという。
ただ、たまたま見つかった狙い目が「北海道開催と福島開催から阪神開催へのコース替わり」「東京コースから札幌コース替わり」になっております。なぜなのか?の原因がはっきりしないので経過観察しつつ少額狙って行ってみる予定ですが、どなたか何か思い当たる方教えて欲しいです。来年使えそうなデータであると嬉しいですね。
さて、これで一通り思いついた前走上り3F上位馬の狙えるのでは?について検証が終わりました。思わぬ拾い物も複数見つかったので調べてみてよかったな~!と思いました。と同時に、競馬に対するイメージって意外と事実には沿ってないもんだなぁ…。と思いました。皆さんはどうだったでしょうか?ご意見ご感想頂けると嬉しいですし、他にこんなの調べて欲しい等もありましたらご意見いただけると助かります。また、私は上り時計のデータを持ち合わせていませんので上り順位で集計しましたが、上り時計だとまた違った結果が出るかもしれませんね!時計で研究してる方がいたら教えて欲しいです!最後まで見て頂いてありがとうございました!
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