上り3F順位別成績③
今回は、「前走上り3F順位が上位で差し切れなかった馬は次走直線が長いコースに行けば差し切れるかもしれない」について検証していきます。差し切れなかった馬は届かなかったわけですから、当然直線が長いコースになれば今回は差し切って勝てるでしょ!?って思ったわけですね。今回も「前走上り3位以内、前走2着以下」を条件該当馬とします。ではまず各競馬場の直線距離について見てみます。
競馬場別直線距離一覧(Aコース)
全競馬場の直線距離一覧は以上の通りになっています。ちなみに競走馬は約60㎞で走ると言われますので1秒当たり16.7m移動します。競走馬の体長が約2mとすると1秒で約8馬身差ですね。競馬で大差と言えば2~3秒差でしょうか?3秒差で約50m差なので、中央値の356.5mから約50mの距離範囲の競馬場を平均直線距離のグループ(緑)として、それ以上(橙)それ以下(青)の3グループに分けて検証します。
基本的に芝・ダート混合の成績になっていますが、新潟外回りと阪神外回りは芝だけの成績になっています。
・短い直線(青)→平均直線(緑)
・前走札幌→平均直線(緑)
・前走函館→平均直線(緑)
・前走福島→平均直線(緑)
・前走小倉→平均直線(緑)
まずは短い直線の競馬場から、平均的な直線距離の競馬場へのコース替わりです。
えっと…予想では成績が良いはずだったんですがパッとしませんね(^^;
むしろ全体的にみると回収率が低い…。
個別に見たらちらほら高回収の所がありますが、もう少し深堀しないと理由は見えて来なさそうですね。
・短い直線(青)→長い直線(橙)
・前走札幌→長い直線(橙)
・前走函館→長い直線(橙)
・前走福島→長い直線(橙)
・前走小倉→長い直線(橙)
続いて本命の短い直線距離から長い直線距離へのコース替わりです!
ここは前走函館札幌組の回収率の高さが目立ちますね。
果たしてこれは距離延長の成果なのか?単純に洋芝からのコース替わりが功を奏したのか?
あとは前走福島組の勝率の低さが目立ちますね。
・平均直線(緑)→長い直線(橙)
・前走新潟→長い直線(橙)
・前走中山→長い直線(橙)
・前走中京→長い直線(橙)
・前走京都→長い直線(橙)
・前走阪神→長い直線(橙)
続いて平均的な直線距離から長い直線距離の競馬場へコース替わりした場合の結果です。
短い直線距離から平均的な直線距離へのコース替わり同様、大きな成績の変動はないのでしょうか?
それでも中山からのコース替わりだと150m以上変わったりするんですけどね。
・直線距離延長のまとめ
まず第一印象として、思ったほど好結果になっていない!です(´・ω・`)
私の競馬のイメージがなんとも乏しいものか思い知らされました…。
ただ、短い直線距離から長い直線距離へのコース替わりはもしかしたら意識ぐらいはしてもいいのかもしれませんね。
こうなってしまうと前回の記事のようにイメージの逆、直線距離が短くなった場合を調べなくてはいけませんよね。
・平均直線(緑)→短い直線(青)
・前走新潟→短い直線(青)
・前走中山→短い直線(青)
・前走中京→短い直線(青)
・前走京都→短い直線(青)
・前走阪神→短い直線(青)
やはりイメージと逆の方が若干ですが好成績ですね。
前走阪神京都組が福島で成績が良いのは、直線距離云々ではなく競馬界の西高東低が影響してる気もしますが。
・長い直線(橙)→短い直線(青)
・前走新潟(橙)→短い直線(青)
・前走東京(橙)→短い直線(青)
・前走阪神(橙)→短い直線(青)
これまた成績が良いですね。
特に前走東京と阪神外回りが良いですね。
前走東京組はなぜか札幌でかなり好成績。人気馬が多めに入っていそうな数字には見えますけどね。
前走阪神外回りに至っては札幌以外で単回収100%越えの成績になっています。
札幌も母数が少ないので、もしかしたら今後札幌も成績が上がっていくかもしれませんね。
・長い直線(橙)→平均直線(緑)
・新潟(橙)→平均直線(緑)
・東京(橙)→平均直線(緑)
・阪神(橙)→平均直線(緑)
ここも前走東京組と前走新潟外回り組の好成績が目に付きますね。
前走東京競馬場組はどこをとっても比較的好成績です。
それだけ東京競馬場で上り3F3位以内で走るというのは力の証明になるのかもしれませんね。
<まとめ>
今回も私のイメージとは裏腹の結果になりました。
自分の競馬歴が恥ずかしい( ;∀;)
結果的には直線距離が延びるよりも縮んだ方が好結果になることが多い!
わけですが、果たしてこれは直線距離の問題なのか?ちょっと疑問も残る感じに個人的にはなりました。
皆さんの見解を教えていただけたら嬉しいです。
最後に一応前走競馬場と今走競馬場での星取表を勝率と単回収値別に置いておきますので良かったら何かの参考にして下さい。
・勝率一覧表
・単回収値一覧表
次回は「坂のあるコースで上りが上位なら平坦コースならめちゃくちゃ早いのでは?逆に前走平坦コースで上り3F上位でも次走坂があるコースだと軽視かも?」
について検証していきます。また予想が外れる予感しかしませんが、良かったら次回作も見て頂けたら嬉しいです。
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