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猫の歴史と特徴【ネコ不動産】
以前、愛玩動物飼養管理士という資格についてご紹介させていただきました。
今回はこの資格で勉強するうちの「猫」に関する知識をご紹介したいと思います😸
日本人とペットと歴史
ペットとしての飼養のはじまり
今は犬も猫もペットとして身近な存在ですが、いつ頃からペットとして飼われているかご存知でしょうか?
日本人の庶民の間で犬や猫がペットとして飼養されはじめたのは、以下の時期とされています。
犬:江戸時代中期ごろから
(古くは縄文時代から)猫:室町時代ごろから
(古くは平安時代から)
平安時代には一部の貴族の間でのみ猫が飼養されていました。
飼われはじめた目的
犬と猫が飼われはじめた目的はそれぞれこのようなものだったとされています。
犬:主に猟犬や番犬として
(諸外国と同じ)猫:主に愛玩動物目的
(諸外国では「ネズミ退治」が一般的)
日本では猫ははじめから愛される(愛玩)目的で飼われはじめたそうです。
ちなみに、犬や猫の室内飼養の本格化は昭和50〜60年代頃からはじまりました。
今は猫の室内飼養もかなり普及してきたのではないかと感じます。
猫とはどんな動物か
動物学的な特徴
猫の動物学的な正式の和名は「イエネコ」、学名は「フェリス・カトゥス」
イエネコの祖先種はリビヤヤマネコ
ネコ科の動物は単独でなわばりをもつ(プライドという群れを作って生活するライオンは例外)
猫の仲間はほぼ完全な肉食である
猫の身体的特徴
体型
犬に比べ、品種による大きな違いは少ない
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同じ犬でもチワワやゴールデンレトリバーでは体格に大きな差がありますが、猫は犬ほどは体格差はありません。
鼻および嗅覚
嗅覚は非常に発達し、なわばり・飼主などをにおいで判断
鋤鼻器(ヤコブソン器官)
→上顎前歯の内側上方にある嗅覚器官フェロモンの分泌場所
→口唇の両側、顎の下、爪、肉球、尾、肛門腺にある臭腺
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はじめての匂いを嗅いだ時に起こるフレーメン反応は前歯裏の鋤鼻器(ヤコブソン器官)が関係しているので、変な顔になります。
耳
聴覚は猫の五感の中で最も優れている
耳介に多数分布している毛細血管による体温調整
内耳の三半規管の発達によるバランスの維持
人よりも高周波(65,000Hz)の音を聞き取れる
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猫は耳が良いので、家に帰る足音で帰ってきたことを勘付いて玄関先で待ち伏せしてくれます。
ひげ
猫の重要な感覚器(獲物や障害物を感知)
感情表現の道具
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猫はひげで周りの状況を把握しているので、ひげがなくなると障害物にぶつかりやすくなったり、狭いところを通れなくなることがあるそうです。
眼
瞳孔は縦長で光に敏感
→(暗い所では大きく、明るい所では細くし、光の量を調整)タペタクの発達
(わずかな光を効率よく利用)水晶体が大きいので焦点の調整がうまくできず、人に比べ視力が弱い
光の3原色うち青と緑は認識できるが、赤は認識できない
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実は猫は赤色が認識できていません。赤が認識できない猫目線では世界がどのように見えているか気になります。
歯
犬よりも肉食傾向が強いため、肉を切り裂く臼歯が強大
乳歯:生後2~3週間で生え始め、8週目までに生えそろう
永久歯:3~6ヶ月の間に永久歯に生え替わる
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人間と一緒で最初に乳歯が生えて、後に永久歯が生えてきます。
脚
前肢の指は5本、後肢の指は4本
獲物を押さえ込む時以外は爪を引っ込めている
肉球:汗腺が分布
→緊張時に汗をかく、温度に敏感
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肉球は猫の魅力のひとつですね!
尾
跳躍・疾走時のバランスを維持
感情表現
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ナナは短い尻尾でも感情表現をします。
最後に
今回は愛玩動物飼養管理士2級で勉強する内容のうち、「猫の歴史と特徴」についてご紹介させていただきました。
愛玩動物飼養管理士では猫以外にも犬や小鳥、ハムスターといった愛玩動物(いわゆるペット)に関する知識を勉強できます。
ペット関係のお仕事をされている方はスキルアップのために受検受講されてみてはいかがでしょうか?
ブログでは今回の記事はもちろん、愛玩動物飼養管理士2級で勉強するその他の知識についても紹介しているので、ぜひ覗いてみてください😸
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