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猫の飼養管理について【ネコ不動産】

愛玩動物飼養管理士で勉強する内容で「動物の飼養管理(総論)」について以前ご紹介させていただきした。

今回は【ネコ不動産】らしく、「猫」に絞った飼養管理についてご紹介したいとおもいます。


猫の飼養管理

猫のライフスタイル

新生子期(生後0日~)

  • 生後10日で目・外耳道が開く


幼齢期(生後30日~)

  • 離乳・トイレのしつけ


少年期(生後90日~)

  • 爪とぎ板の用意

大人気の新品の爪とぎ


青年期(生後6ヶ月~)

  • 不妊・去勢手術の考慮

  • 発情期(繁殖行動が可能)


成年期(生後1年~)

  • 体調の変化に注意


高齢期(生後10年以上)



猫と暮らす

初めて猫を迎え入れる時

①生まれたばかりの子猫を保護した場合

  • 保温に気を配る

  • 食事
    猫用ミルクを1日8回程度与え、生後4週前後を目安に離乳食に切り替える

  • 排泄
    食後にぬるま湯で湿らせたガーゼなどで肛門周囲を刺激


②生後2ヶ月近くの子猫を迎え入れた場合

  • 動物病院で健康診断

  • 駆虫薬の投与

  • ワクチン接種 など


環境作り

  • 健康保持の観点から屋内飼育に努める

  • キャットタワーの設置

  • 快適に眠れる場所の確保

  • 清潔なトイレの設置(猫の飼育頭数+1)

  • 新鮮な水の用意

  • 栄養バランスが良い食事

  • 爪とぎの設置

  • グルーミングできる落ち着いた場所

猫が安心して過ごせる環境を整えましょう



毎日の生活

屋内飼育の努力

  • 感染症・交通事故の予防

  • 糞尿・鳴き声などの近隣への迷惑防止



ブラッシング

  • 飼育者によるブラッシングが必要

  • 自分で毛づくろい→毛球症の危険

毛求症とは胃や腸で毛が毛玉になってしまう病気です。



食事

  • 発育時期(子猫、成猫、高齢猫)に合わせた内容

  • 離乳食には、子猫用のキャットフードをお湯でふやかして与えるとよい

  • 肥満猫には、低カロリー、食物繊維の多い食事を与える

  • 高齢猫には、消化が良く、低カロリーで低脂肪のキャットフードが望まし

  • 高齢猫の健康チェックには、日々の食欲の変化が最も分かりやすいバロメーターとなる。

ちなみにドッグフードは猫の必須アミノ酸のタウリンを十分量含まないので常食にしてはいけません。
当たり前ですが、猫にはキャットフードをあげましょう!



猫の健康チェック

  1. 鼻汁が出る

  2. 抱かれるのを嫌がる

  3. 便が出ない

  4. 頻繁にトイレに行き、長くしゃがんでいる

  5. 体をひどくかく

  6. 頭をさかんに振る、耳をかく

  7. 口が臭い

普段から観察をしたこういった症状が見られたら動物病院で診てもらいましょう。


猫の生理データ(成猫)

  • 心拍数:130~150/分

  • 呼吸数:20~30回/分

  • 体温:38~39℃

参考までに猫の生理データです。人間より心拍数が高く、体温も少し高いです。
冬場に上に乗ってきてもらえると心と身体が温まります☺️

膝の上のゆふ



猫の感染症と予防

  • 猫汎白血球減少症(FPL:猫パルボウイルス感染症)

  • 猫カリシウイルス感染症

  • 猫ウイルス性鼻

  • 猫白血病ウイルス(FeLV)感染症

  • 猫クラミジア感染症

  • 猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症

※太字はコアワクチン

予防接種証明書

病気の予防には早めのワクチン摂取(予防接種)が有効です。




最後に

今回は「猫の飼養管理」についてご紹介させていただきました。
猫の飼養について正しい知識を身につけて、猫と人が幸せに暮らせる環境作りができたら良いですね。

愛玩動物飼養管理士2級ではこのようにペットを飼う上で大切な知識を学ぶことができます。
ブログではその他に学べることもご紹介していますので、ぜひ覗いてみてください!

👆ブログ「きなこ荘 資格勉強部」

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