スーパー業界とは
スーパー業界ってどんな業界?
こんにちは。スーパーモリナガの採用担当 坂井です。
みなさんの住んでいる町にも必ずあるスーパー。
食料品を中心に日用品など幅広い商品を扱っていて、
私たちの生活に欠かせない存在です。
そんなスーパー業界の現状とこれからについて、ご紹介したいと思います。
[スーパー業界の現状]
2021年~2022年のスーパー業界のデータです。
市場規模18.5兆円
成長率1.5%
利益率1.8%
引用元:「業界動向.SEARCH.COM」
改めて見ると、「市場規模18.5兆円」という数字は私たちの生活において
スーパーが欠かせない存在であることを裏付けています。
[業界シェア]
2021年~2022年の業界ランキングです。
企業名 売上高 売上比率
1位 イオン 56,967億円 30.7%
2位 セブン&アイ・HD 18,045億円 9.7%
3位 ライフコーポレーション 7,683億円 4.1%
引用元:「業界動向.SEARCH.COM」
スーパー業界ではイオンとセブン&アイ・HDの2社が業界の2強で、特にイオンの売上高は2位を大きく引き離しています。
この2社の強みはプライベートブランドにあると考えられています。仕入原価が低く、高い利益率で良いものを安価で提供できるので高い人気があります。
[スーパー業界の課題]
どんな業界も社会情勢や経済、景気に常に左右され、変化を続けています。
スーパー業界にはどのような影響があるのでしょうか?
■「少子高齢化」
社会問題である少子高齢化が進行すると人口が減っていきます。
スーパーでは来客数が減り、企業の売上が減少、市場が縮小する可能性があります。
そのため新たな需要を取り込もうと、高齢世帯や共働き世帯のニーズに沿った商品(時短・総菜)に力を入れる動きがあります。
もう一つの懸念は、人口が減ることによる労働力不足です。スーパー業界では店舗運営に多くの人手が必要となります。
解決策として、セルフレジ導入などのデジタル化や発注業務などへのAI技術の導入で、従業員1人あたりの負担を軽減させる試みが進んでいます。
■「ネット販売との差別化」
インターネットの普及やコロナ禍により、食品や日用品をインターネット上で注文し、自宅まで配送するネットスーパーが拡大しています。
手軽に利用でき、ライフスタイルの多様化で今後も市場が増加することが予想され、実店舗では地域の人に地元独自のサービスを提供するなど、来店してもらう仕組みづくりが求められています。
[今後のスーパー業界]
私たちが生活していく上で欠かせない存在なので、スーパー業界が消滅してしまうことはほぼないでしょう。
ただし、課題としてあげた「少子高齢化」や「ネット販売」に潜在しているニーズやウォンツを読み取り、それらにスーパー独自の魅力で応え、市場価値を高め続けることが必要です。
具体的にはネット通販ではなかなか利用しにくい生鮮品や総菜、店舗での接客に力を入れたり、消費者視点でのサービス強化を考え、顧客の増加につなげていくことがより一層大事になってくるでしょう。