侍タイムスリッパー感想
何となく目に入り気になっていた作品。
ニュース番組でも取り上げられ始めていたので
これは旬を逃さず観ようと観てきました。
予習もあらすじも見ずに観たけど、
一言で言うと大正解でした
予想のつかない展開の嵐に興奮と涙でした
まぁ何となくのとおり、
シネコン映画というよりはインディーズ映画。
近年だとカメラを止めるな、の例のように。
ただメチャクチャおもしろい
開幕、
映画の冒頭が始まる前に流れる制作/配給会社•出資会社のロゴなんだけど、
とにかくロゴが多い!
大体1個、2個くらいだけど、
3個…4個…5個くらいながれたかな⁉︎笑
もうこの時点から、
ワクワクが止まらない。
(なかには株式会社もあった気がする…)
そして、早速始まると時は幕末京都。
さっそく想像通りの時代もの。
夜。門の前で、「長州藩士」を討つ密命を受けた男。会津藩士の高坂新左衛門(主人公)はもう1人の仲間と2人、門の前の石影に隠れてて標的を待ち構えている。
喋りだし一言目から2人の台詞の声がのってて、呼吸法なのか、撮影環境なのかわからないけど昔ながらの時代劇のように台詞がメチャクチャ声通る。
すんごいいい喋り方するなぁって惹き込まれる。(鬼平犯科帳みてるみたい。近年のマイク性能ありきの話し方ではなかった)
しばらくすると門からひとが出てくる。
殺陣が始まると、これがメチャクチャ体重のってていい殺陣だった。私的に過去見た中で1番いい殺陣だった。
見様見真似でも、型ができてるでもなく、「殺陣」だった…。(語彙力)
殺陣の最中急に雨が降り雷が落ちる。
もう初っ端かな惹きつけられっぱなし。
このあとタイトルロゴがパンしたら、
タイトル通り雷をきっかけに"タイムスリッパー"と展開していくんだけど、
なんせ「本物のお侍さんがタイムスリッパーしたら?」みたいなところから始まるから、
最初はガハガハ笑いつつ、だんだんと「え…無茶でしょ、このまま"本物の侍"が迷い込む。ってキャラクター維持しながらこの新鮮な面白さが続くの?大丈夫かな…」なんて
余計すぎる余計すぎる斜めにみる気持ちが心をよぎった、
しかしそんな邪推は大バカ者でした。
役者さんがとにかくハードルを飛び越えて飛び越えて飛び越えてくる。
もうSASUKEかな?ってくらい。
(要らない参考画像)
"とにかく本物の武士"となったら、全ての所作、行動、心意気何もかもが大勝負になってくる。役者さんの役作りに脱帽でした。
とにかく隅々まで魂こもっているし、
侍の大勝負な生き様が、側から見ると
時には面白くて、ゲラゲラ笑ってしまったりする
しかし、武士とは何かというのも考えさせられて、「時代劇とは何か」みたいなものも
大きく考えさせられる展開になってくる。
あれよあれよと展開していき、
結末。
個人的には、
「今はその時じゃない。」って言葉がでてくるんだけど、あれすごいいいセリフだなぁと。
ときを待つ、いまはそのときじゃない。
いまはそのときじゃない。ってなんかぐっときた
大好きなセリフです
とにかく劇場に行って、体感して、ゲラゲラ笑って泣いて、感じて欲しい映画でした。
大人が見たら、この侍の全力大勝負な立ち回りに勇気や励ましを感じるし、
そんな難しいこと考えなくても全力で!!そしてゲラゲラ笑える作品でした。
とにかくお芝居やセリフに俳優さんの熱量がものっっっすっごいのってるから、心揺さぶられる。お芝居で人の心揺さぶるってあの熱量のことなんですかね…