情報番組WBSはインスタよりも眩しい。
最近、WBSを見ていると辛くなる。
WBSを知らない人に説明すると、テレビ東京で毎日放送されているビジネスマン向けの経済情報やニュービジネスの紹介をする番組だ。
仕事ができる人は、WBSの放送を見たり、日経新聞を読んでいることが多い。
私は10代の頃から社長に憧れて、高校時代には父がとっている日経新聞をよく読んでいた。
「いつかでっかい会社の社長になるんだ。」
そんなキラキラした夢を描いていた。
『豪邸訪問』みたいな、お金持ちの暮らしぶりを紹介する番組があれば、欠かさずに見て、さらに夢を膨らませていた。
「私も、いつかこんな暮らしをするんだ。」
さて。
いつからだろう、そんな番組がやっていていも見なくなったのは。
そう、最近、WBSを見ていると、まぶしすぎて辛くなる。
テレビの液晶画面が進化したせいか、
いやはや、私のアラフォーになった眼球が衰え始めているからなのか、
なんせWBSを見ていると、辛い。
そうだ。
眩しいのは、画面じゃない。
画面にうつる、「私たち成功してます!」「私たちビジネス社会を生きてます!」みたいな、ビジネスマンたちを見ているのが眩しいのだ。
「日経平均が今日も上がりました!」
「我が社は、海外富裕層向けに高額なインバウンドサービスを行っています!」
「こちらのマンションは、海外の富裕層向けに高額で販売している物件です!」
毎日、この繰り返しに、アラフォーの胃は、うぇっってなる。
なんだか、ひたすらインスタを見ているような、そんな気分。
この気持ちがわかる人って、他にはいないだろうか??
10代の頃に思い描いていた生活と、
今30代後半に差し掛かった主婦が、どこにでもあるような一軒家で、トイレトレーニングが進まないことが悩みの子供のそばで、ブラジャーをつけるのも最近苦しくて、すっぴんのまま、おでこにしわを作りながら、無表情でパソコンに打ち込んでいる、そのギャップ。
そう。この40年で、私が手に入れたものは、おでこの3本のしわと、水をいれたまま外に放置されて5日くらいたったビニール袋、みたいなおっぱい2つなんでございますのよ。おほほほ。(エレガンスを思い出した)