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ポルトガル+スペイン旅行記_③ロンドン編
2024/10/12 ~ 18 (+19) でポルトガルとスペイン+ロンドンに旅行したのでその旅行記(続編のロンドン分)。
※当初想定外の滞在
10/18 Madrid to London
当初の日本帰国の旅程は
10/18 Madrid (MAD) 9:10発 ⇒ London (LHR) 10:35着 IB3160便
10/18 London (LHR) 13:00発 ⇒ Tokyo (HND) 翌10:55着 BA 0005便
の予定であった。
Madrid 9:10発だったのでホテルを6時前に出発し、地下鉄がまだ動いていないのでバスでNuevos Ministeriosまで向かう。ここから空港まで行ける8番の地下鉄に乗り換える。始発がまだ動いていないので20分位待つ。
始発は空港に向かう人でかなり混雑していた。
空港には6:30位に到着、預入れ手荷物があったのでイベリア航空のカウンターに行くとかなりの行列。ただし、オンラインチェックイン済みでチケットを持っていたので手荷物の預け入れだけのカウンターは空いておりすぐに預け入れることができた。
昨日買っていた朝食を食べて、保安検査を通過。人は多かったがそれなりにスムーズに流れていたので10分位で通過できた。
IB3160便はターミナル4Sから出発となり、ターミナル4Sはターミナル4から全自動無人運転車両(APMと呼ぶらしい)に乗って移動する。
ターミナル4s内にも免税店や売店などがあり、出発まで時間があるため時間を潰す。
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適度に時間を潰したのちは出発ゲートの前で搭乗時間まで待つ。
搭乗時間になって並んでいると、いつまで経っても搭乗開始しない。ゲートの係員が何やらあわただしく電話をし続けている。
出発時間になっても搭乗が始まらず、結局係員が「1 hour delay !!」と叫んで並んでいた人は散り散りに。
当初旅程ではLondonでの乗り継ぎ時間が2時間程度あったので、まだ間に合うかと思っていた。しかし遅延の理由はよくわからない。
そわそわしながら待っていたが1時間経っても搭乗開始されないので待つしかない。隣のゲートで11:00発のカサブランカ行きの搭乗が始まっている。
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そろそろ乗継が危なくなってきたので奥にあったIBERIAのserviceカウンターに行くも多くの人が並んでいて断念。
そうしているうちにIB3160の搭乗が開始。この時点で出発しても乗継便には間に合わないことはほぼ確定していた。
当初のBAの次にはJALの東京行きの便があるのでそれに振替られればいいかな、などと思っていた。
機内は満席で、キャリーケースを機内持ち込みしている人が非常に多く、頭上の荷物入れがほぼ入らない状態であった。結局2時間以上の遅れで出発。
遅延の理由はbad weatherのようなことを機長が話していたようだが、詳細は聞き取れず。
通路側座席であったが途中Londonの街並みが見れたのが良かった。
定時から2時間以上の遅れでLondon Heathrow空港に着陸し、この時点で乗継便の出発時間の13:00を越えていた。駐機場が混雑していたらしく、着陸してから駐機場まで15分以上待機していた。
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駐機場に着き、メールを確認しているとIBERIAからメールが来ており、振替便の連絡であった。
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振替便を見てみると行先が"METROPOLITAN ARE PEK"とあり、全くどこかわからなかったのでCA856便を調べると中国国際航空で北京行きと判明。しかも出発が翌日の夜であることもあり、絶望した。
このような便は到底受け入れられないと思い、ターミナル内のIBERIAのサービスカウンターに行って他の便に変更してくれと交渉したが、無理であるとのこと。(IBERIAのカウンターだが係員はBAの社員であった)
ちなみにBritish Airwaysのサービスカウンターは信じられないくらい長蛇の列であった。
翌日便であるのでホテルの手配も確認したが、中国国際航空のカウンターで聞いてくれとのことで、さらに絶望。預け入れしていた荷物は取り出せず、乗る予定の中国国際航空の便に乗せられるとのこと。
※中国国際航空(中国)はAir China、中華航空(台湾)がChina Airで非常に紛らわしい。
旅程はバッファを持たせて土曜日到着にしていたおかげで仕事のある月曜までには帰れそうであったが日曜の深夜到着となる便はリスクがあると思い、自腹覚悟でANA/JALの便を探したが当日・翌日ともに空席なし、Expediaで他の便も探してみたが全く空席がないor空席があってもCA856で帰国する便よりもさらに時間がかかる便しかなかったため諦めることに。
ホテルの確認とかするために中国国際カウンターがあるターミナル2へ移動。(係員にはターミナル3と言われていたが探しても見つからず間違いであった)
ターミナル2に着いたが、時間的にまだ中国国際のカウンターが空いておらず、ここで時間と体力を消費しても勿体ないだけなのでホテルを自力手配することにした。
この時点で明日(19日)の夜までLondon滞在が確定したので気持ちを切り替えてLondon観光することに。
【当初旅程】
10/18 Madrid (MAD) 9:10発 ⇒ London (LHR) 10:35着 IB3160便
10/18 London (LHR) 13:00発 ⇒ Tokyo (HND) 翌10:55着 BA 0005便
↓
【実際旅程】
10/18 Madrid (MAD) 12:04 発 ⇒ London (LHR) 13:13 着 IB3160便
10/19 London (LHR) 22:40 発 ⇒ Beijing (PEK) 翌15:10 着 CA 856便
10/20 Beijing (PEK) 17:25 発 ⇒ Tokyo (HND) 21:30 着 CA 183便
10/18 London
ホテルはEaling地区の以前に泊まったことがあるホテルを予約したので、空港からまずはホテルにチェックインしに行く。
鉄道に乗るためにオイスターカードを購入。自宅にオイスターカードがあるのに持ってきていなかったのが悔やまれる。(後で調べたらタッチ決済のクレカでも1日上限が適用されるらしくわざわざ買う必要がなかった)
空港からEalingはElizabeth lineで一本で着く。
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追加の滞在となり、服が足りないためH&Mで調達。ホテルにチェックインして一休み、振替便のAir Chinaの予約番号から自分の航空券が有効であることを確認。
ここからは完全に観光モードに切り替えて、今日はハロッズ(Harrods)に行くことに。
ホテル前からバスでEaling common駅まで行き、そこからTubeでKnight bridge駅へ移動。
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Knight Bridgeからハロッズは歩いてすぐ。
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ハロッズの内部は自分が想像するデパートより遥かに広く、さすが本場である。
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ハロッズは商品だけでなく建物も重厚で、特に中央のエスカレータが古代エジプト様式で装飾されており、大英博物館を思わせる。
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ハロッズを一通り回り、疲れてきたのでホテル近くのPubでビールを飲むことに。
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Pubは以前に来たことがあるThe Groveという店をチョイス。
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オーソドックスにビールとフィッシュアンドチップスを注文。
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店員さんが非常に親切で、フィッシュアンドチップスも日本で食べるより遥かに美味しく満足。
水などをスーパーで調達してホテルに戻る。
急遽のLondon滞在かつ明日帰国できるかと不安であったが久しぶりのLondonで嬉しくもあった。
10/19 London
帰国便(CA856)は夜22:40なのでほぼ丸一日観光できる。
まず、昔の思い出の地であるLondon Liverpool st駅に行ってみることに。
EalingからはElizabeth Lineで一本で行ける。以前はtubeのcentral lineでそこそこ時間を掛かっていたが、Elizabeth Lineの開通で時間短縮。
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Liverpool st駅は思い出深いので感慨にふける。
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思い出の地と言ってもそこまで時間を潰せるわけではないので、BusでTower Bridgeに行くことに。
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Tower Bridgeの次はバスの車内から見えていたLeadenhall Market(レドンホール・マーケット)へ。
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思っていたより短いマーケットであった。
次はKing's cross駅へ。
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tubeに揺られて到着。
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ハリーポッターの9 3/4ホームは非常に混雑していた。
次に隣のSt Pancras駅へ。
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次はビッグベンを見に行くことに。あとで考えたら非常に非効率な順番であった。
土曜日ということもあってかWestminster駅周辺は非常に混雑。
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ビックベンは前回訪問したときは改装している状態であったので、ちゃんと見るのは初めてである。加えて珍しく天候が良いので良かった。
前回はWestminster Abbeyの中に入れなかったのでトライしてみたらClosedだった。調べてみると平日は空いているが予約が必須らしい。またトライしてみたい。
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ウィストミンスター橋からビックベンを見てみる。
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まだ15:00前であったが、空港へゆっくり向かうことに。
PaddingtonからElizabeth Lineに乗って空港に行こうと考え、途中経路のBaker street駅へ。
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世界最古の地下鉄駅であり、趣がある。
Backer StreetからtubeでPaddington駅へ。
昼を軽くしか食べていなかったのでがっつり食事&ビールを飲むことに。
駅に併設されているPubへ。
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London Prideの他にハンバーガーを注文。あとで知ったがこの店はLondon Prideの直営店であった。美味しかった。
ビールも飲んで満足したので、駅に併設されているスーパー(M&S)でお土産を買う。
それなりに時間を潰せたのでElizabeth Lineで空港へ向かう。途中、West Ealingに停車中にSignaling troubleのようなアナウンスがあり、しばらく停車。15分位停車していると、Heathrow Airport行きであったが、Hays & Harlington止まりになり、空港に行きたい人はSouthallで乗り換えるようアナウンス。
Southallで通過列車含む3本くらい後に空港行き列車が到着。無事着きそうで一安心。
出発の4時間前程度に到着し、中国国際航空のカウンターに並ぶことに。中国国際航空はロンドンからの便が3便あるので我々より前の便に乗る人で混雑していた。
30分位並び順番が回ってきてパスポートを見せるだけで特にトラブルもなくチケットを発券できた。これで一安心。
すぐに中に入ろうと思い手荷物検査場へ。手荷物検査場はそこまで混んでいなかったが、検査になるとかなり厳しく液体物をチェックしていた。
他の空港ではここまで厳密にチェックされることはなかったが少しでも液体物があると再検査に回されていた。
そこそこ時間がかかったが検査終了。
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ゲートオープンの時刻まで時間があるので適当に時間を潰す。
中国国際航空はGate Bなので移動する。これがかなり遠い。戻ることもでき無さそう。
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CA856はほぼ定刻に搭乗手続きを開始し、定刻より30分遅れで出発し北京へ。
10/19 London to Tokyo (via Beijing)
中国国際航空のネットでの評判はあまり良くないようだったが、機内食は美味しく満足であった。
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西側諸国の航空会社は現在ロシア上空は飛行しないが、中国の航空会社はロシア上空を経由して北京に向かう。そこそこの緊張感があったが寝てたら一瞬で中国領土である。出発は30分遅れであり、おおよそそのままの遅れで北京首都空港に着陸。
着陸してから駐機場まで遠いのか30分程度要し、結局定刻より1時間遅れで空港に到着。
もともと乗継時間が2時間程度であったのが1時間遅れとなったため乗継時間には余裕がない。ここでも乗継を失敗するわけにいかないのでかなり急ぐ。
飛行機から降りてすぐのところに国際トランジット口を見つけられたため、すぐに手荷物検査までできた。
中国ではモバイルバッテリーをかなり入念にチェックしていた。
手荷物検査終了時点で乗継便(CA183)まで40分位あったので売店でわずかな中国土産を購入し、CA183に搭乗。間に合ってよかった。
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CA183も定刻より少し遅れて羽田に到着。羽田は国際線の駐機場が非常に少ないので、タラップで降りてバスでターミナルまで移動。
入国はスムーズに終わって、あとは荷物を受け取るだけとターンテーブルのところで待っていたが預け入れ荷物は出てこず、ロストバゲージ。
係員に申告し確認してもらうとロンドン北京のCA856にも搭載記録がないとのことで、ロンドン時点でロストバゲージとのこと。
この時点で23時を越えておりIBERIAへのイライラと疲労がピークだったので、明日以降荷物のトレースをしようと思い帰宅。
まとめ
IB3160の遅延によって急遽のロンドン滞在が生じたが本場のエールとフィッシュアンドチップスを食べれて満足ではあった。
心残りとしては航空会社に請求すればほとんどが返ってくるとは知っていたもののもう少し食事を充実させるべきであったと思う。
急遽の追加滞在+ロストバゲージと最後が散々ではあったがなんだかんだ良い思い出である。
※ロストした手荷物は11日後に自宅へ到着