雲海?
出勤時に駅まで下る時の景色が好きで、あまりに美しく感じる時は歩きながら写真に撮るのだけど、先日は雲の存在感に圧倒されて慌てて撮影した。
慌てなくても逃げないほどどっしりと分厚い雲の層だったのだけど180度、雲の大パノラマ風景だった。
雲海と言えば竹田城跡に一度行ってみたいと思っているが、山登りには惹かれないので一生無理かもしれない。行くとしたら王様がその気になってムリヤリ連れていかれる時だろう。
王様は山登りには興味があるようだ。
王様も侑さんも日本のお城が好きで旅行先ではお城に行くことが多いのだが、その城を見るためにひーひー言いながら山を登ったことが何度かある。
お城に着いても狭く急な階段を上ったりしなければいけないのでぐったりだ。私にはのんびりお城の造りや天守閣からの景色を楽しむ余裕などない。それに比べ城好きの二人は疲れ知らずだ。
王様は登山の番組や本なども好きなようで、以前植村直己さんの本を勧められて読んだことがある。勧められて、というか持たされたので出勤途中に読んだのだけれど。
登山の番組に興味は湧かないけれど、お借りした本は良かった。
「青春を山に賭けて」だったと思う。無謀ともいえる勢いある行動力に度肝を抜く。
偉業を成し遂げながら、やっぱり普通の人間のようで、いや、こんなこと乗り越えられるのやっぱ普通じゃないか、と思いなおし彼の生きざまにとてつもないエネルギーを感じた。
私が圧倒された雲の景色より、もっともっと壮大な景色をご覧になったことだろう。
もっと色んなチャレンジをされたかったに違いない。