現代のYouTubeに最も影響を与えた日本人YouTuber10組
2005年サービス開始のYouTubeは今年でサービス開始19年もの月日が経とうとしています。そしてこの19年間でYouTubeも進化をし続けています。その進化の裏には様々な偉大なYouTuberたちによって作られたコンテンツや編集技術などがあります。今回はそんな偉大なYouTuberたちを紹介したいと思います。
1.HIKAKIN
1.YouTubeの普及
HIKAKINの全年齢対象なコンテンツは視聴者を楽しませ、多くの支持を呼び、日本でYouTube人気が高まるきっかけを作りました。
2.日本のYouTube文化の確立
商品紹介、挑戦、ゲーム実況、ビートボックス(やってみた系)などのコンテンツは後にYouTubeの定番企画となり多くのYouTuberにインスピレーションを与えました。
3.コラボレーション、タイアップ
HIKAKINは企業や商品などと積極的にコラボレーション、タイアップをすることで企業側からYouTuberは宣伝になると思わせることに成功しYouTuberの社会的地位の向上に貢献しました。そして世間にYouTuberは職業だと認識させる結果に至ったのです。
4.YouTubeとトレンド
いまやYouTubeは若者の文化として確立しつつありますが、その文化を作ったのも彼がYouTube黎明期から積極的に流行やトレンドを動画に取り入れていたことによるものでしょう。
2.ワタナベマホト
1.独自のスタイルコンテンツの確立
彼の動画はユーモアやエッジの効いた描写が特徴で時には過激な描写もありテレビでは見れないちょっと危ないような動画が人気となり大きな支持を得ました。そしてそのスタイルは後に多くのYouTuberにインスピレーションを与えました。
2.新人YouTuberの発掘
彼は後にYouTube業界を支えていくこととなるYouTuberを無名の時代から動画に登場させておりYouTuber育成の面でも大きな影響力があったのは間違いないでしょう。
例…東海オンエア、相馬トランジスタ、デカキン、コムドット etc…
3.ガイドライン的な影響
彼が起こしたあの一件を教訓として様々な演者側と視聴者との関係性に関するガイドラインが作られました。この事件はYouTuberの社会的地位を再評価させ、YouTuberが職業として見られていると再確認させられる出来事となった。
3.はじめしゃちょー
1.独自のスタイルの確立
実験やドッキリ、チャレンジ企画など様々なコンテンツの制作を行っており視聴者にとって新たなエンターテイメントの形を提供し続けています。
2.長尺動画の普及
近年台頭してきている長尺動画の先駆けと言われているのは彼であり長尺にすることで視聴者を長く楽しませれるという目的もありながら視聴時間を延ばすことでより多くの収益を上げられるというビジネス面でいっても革新的だったと思われます。
3.ガイドライン的な影響
彼の初期の動画は物議を醸すものが多いため度々炎上しました。そんな炎上を教訓とし、様々なガイドラインが作られYouTuberのあるべき姿や行動が定義づけされました。
4.フィッシャーズ
1.グループ系YouTuberの先駆け
彼らは中学の同級生同士で結成されたグループで当時HIKAKINやはじめしゃちょー、ワタナベマホトなどソロのYouTuberがほとんどだった時代からグループで登場し「グループでのYouTube活動」という新しいYouTube活動スタイルを提示しました。
2.YouTubeの普及
フィッシャーズは一時期日本で最も見られているYouTuberでした。その象徴的な出来事として挙げられるのはRewind2019で「2019年世界で最も見られたクリエイターランキング」で9位になったことでしょう。他にもStreamy Awards2019でアジア1位になったりと日本のYouTubeが世界に出ていくきっかけを作ったとも言える偉業を成し遂げています。
3.様々なコンテンツの確立
ゲームやドッキリ、スポーツ、心霊、料理、音楽活動などのコンテンツで名企画を残し多くのYouTuberにインスピレーションを与えました。
4.サブチャンネルの先駆け
サブチャンネルという概念を日本に定着させたのも彼らだと言われています。2014年にチャンネル「Fischer's-セカンダリ-」を開設し、
メインチャンネルの動画の裏側や日常などをうつした動画を投稿しました。当時YouTuberが2つ以上チャンネルを持っている事自体は珍しくありませんでしたがサブチャンネルと銘打ってチャンネルを動かすことは革新的だったと言えるでしょう。
5.東海オンエア
1.コンテンツという言葉にとらわれない独自のスタイル
彼ら独自のユーモアやエッジの効いた内容、そして高い企画力の高クオリティな動画などで多くの視聴者を楽しませ、様々なコンテンツのYouTuberにインスピレーションを与えました。
2.ローカルコンテンツの確立
彼らは愛知県の岡崎市を拠点に活動しており動画内でも度々岡崎市の魅力を発信し続けていました。その功績を称え2016年から岡崎市の観光伝道師に選ばれました。これにより地方で活動するYouTuberに勇気を与えローカルコンテンツのパイオニアとしてその地位を確固たるものとしました。
3.メンバー一人一人の活動
彼らの特徴としてメンバー一人一人が個人チャンネルを持っていることが挙げられます。(一人は個人チャンネルと言ってもいいのか分からないが)これにより企画を考える力を強化し続け東海オンエアは長い間高い企画力を持続することに成功しています。
4.企画発案やイメージ面での影響
彼らが高い企画力を持続している裏には厳選な「ネタ会議」があります。今ではネタ会議はYouTuberの中で当たり前となっていますが、彼らが広めたものと言われています。他にもメンバー一人一人にメンバーカラーを設けるというのも彼らが最初だと言われています。
6.ウマヅラビデオ
1.オカルトコンテンツの普及
彼らは都市伝説に活動を移す前はエンタメ系YouTuberでした、その力を活かし都市伝説などの話の合間合間にボケやツッコミを挟みオカルトというアンダーグラウンドなコンテンツにエンターテイメント性を持たせオカルトコンテンツを見やすいものに昇華させオカルトコンテンツの人気向上を担いました。
2.動画構成の確立
今彼ら以外の人気のオカルト系YouTuberとしてあげられるのが「たっくーTVれでぃお」や「キリン【考察系YouTuber】」ですがそれらに共通して見られるのが話の合間にボケやツッコミを入れるというものです。それらの動画構成の確立を担ったのがウマヅラビデオと言われます。
7.カリスマブラザーズ
1.英語を活かしたコンテンツの制作
彼らの特徴として英語ができるメンバーが多い、メンバーにアメリカ人と日本人のハーフがいるというものが挙げられます。そしてその持ち味を活かした英語をテーマとしたコンテンツの動画を投稿していました。当時はまだ珍しかった海外での撮影や文化比較動画などで多くの視聴者を楽しませました。
2.バイリンガルコンテンツの普及
彼らの登場で英語や多言語でのコンテンツを制作するクリエイターが一気に多くなり日本のYouTube界における一つの一大コンテンツを作り上げたと言っても過言ではない存在を確固たるものにしました。
8.キヨ
1.ゲーム実況コンテンツの確立
彼はHIKAKINやマックスむらいなどとともに日本のゲーム実況コンテンツ黎明期を支えた人物であり顔出しをしないというスタイルは後に多くのゲーム実況者の定番のスタイルとして影響を与えました。
2.コミュニティの形成
彼は仲の良いYouTubeとコラボすることが多く後にこれらのYouTuberとともにのファンの中で「四天王」と呼ばれファンの間でもコミュニティ感を生み出し、ファンコミュニティの発展の基盤を提示した。
9.すしらーめんりく
1.独自のコンテンツの確立
彼の動画は科学実験やドッキリなどをテーマにした動画ですが毎動画規模が大きいものに仕上がっておりこれにより独自性のあるコンテンツになっています。昨今大型企画コンテンツが人気になりつつあるYouTube界に大きな影響を与えるのクリエイターとして海外からも高い評価を受けています。
2.高い編集技術と高レベルのプロダクションバリュー
彼の動画投稿頻度は月1となっています。その理由は動画撮影の期間の長さなどもありますが、高い編集技術や高レベルのプロダクションバリューも関係しています。彼はテレビのような高い編集技術などを取り入れることにより動画によりインパクトを持たせより多くの視聴者に動画を再生させることに成功しています。
3.国際的な影響力
彼は上記の高い企画力や高い編集技術により海外からの支持も厚くその象徴的な出来事とを挙げるとしたらMr.Beastの動画への出演などが挙げられます。
10.ジェットダイスケ
1.YouTubeのパイオニア
YouTubeは2005年からサービスが開始され彼は2006年活動開始とかなり早い時期から活動を開始していました。
2.ガジェットレビューコンテンツの確立
彼は主にガジェットや家電製品のレビューするコンテンツの動画を投稿しており長年視聴者の参考になるインタラクションな関係を築いています。そんな彼の動画は後のレビュー系YouTuberに多大なる影響を与えました。
3.動画構成の定番化
商品紹介やレビューコンテンツの動画の構成はある程度決まっています。商品の紹介→分かりやすいように説明→実際に使う→レビューといったようにいま定番となっているこの動画構成も彼が作ったものと言われています。
4.編集スタイルの確立
彼は非常に編集技術が高いことでも知られており彼が最初に上げた動画「なにわともあれEP01 Japanese Cameby NANIWATOMOARE」は18年前とは思えない高い編集技術として高い評価を受けています。また彼の編集技術を語るうえで外せないのが「ジェットカット」の発明です。ジェットカットとは長くなってしまった動画の素材の不要な部分をカットすることでテンポが良くコンパクトな動画を作り、視聴者に動画を見やすくする編集法のことです。今ではジェットカットは基本技術となり後のほとんどのYouTuberはジェットカットを導入しています。
どうでしたでしょうか、音楽や芸術などどのような分野でも先人たちが残した偉大な功績に影響を受け活動をするというサイクルがあります。それはYouTubeでも一緒でこの10組が与えた影響は今の今まで受け継がれています。そのような視点でもう一度彼らの動画を見返してみるのもいいのではないでしょうか?
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