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1万円超DACキラーの2000円USB-DACケーブル BQEYZ LIN 4.4mm

こんにちは。あら50りっぷです。
最近手持ちのイヤホンケーブルが4.4mmバランスの比率が高くなり、普段からUSB DACはMoondrop Dawn Proを持ち歩いて聴いていました。Dawn Proの音質は超気に入っているので、他に乗り換える気はまったくないけれど、ミニ筐体とはいえケーブルDACに比べればかさばるので、スマホといっしょに持ち歩ける高音質ケーブルDACで、バランス接続モデルがあればいいなと思っていました。

そこに登場したのがこのBQEYZの4.4mmケーブルDAC『LIN』です。

マグカップ半周くらいのサイズ感
アルミ筐体はコンパクトで質実剛健。ツイストケーブルも丈夫なので安心

BQEYZといえば、中華イヤホン界隈では高品質モデルを輩出するメーカーとして有名で、ここが満を持して発売したのならきっと間違いない製品だろう!と疑う気持ちすらまったくなく、ポチッと購入してしまいました。さて果たしてその実力は?

かなりの高音質
これは!
想像以上の高音質に驚きました。高性能CX31993チップの評判通り、透き通るようなクリアな高域と全域にわたって解像度・分離感の高いサウンドが得られます。音場は十分に広く感じられ、Dawn Proと同じ傾向でホワイトノイズが少なかったのも好印象です。

(注意点)
CX31993のシングル搭載でアンプの仕様についての記載がもともとないので、3.5mmアンバランス接続と同設計の『擬似バランス接続』と思われますが(公式でもそう発表している)それを考慮してもいい音です。製品スペック上はPCM:32bit 384KHzに対応(ハイレゾ超え)。

このメーカー製なら安心と思わせるネームバリューがある
金メッキ処理ジャックは高音質に寄与。装着もカチッとしっかりはまる感じで安心
12cmの撚り線はこの価格でまさかの単結晶銅銀メッキ線

デュアルDACチップ+デュアルアンプを搭載するDawn Proと聴き比べてみると、音圧レベルと高域の繊細さにわずかなビハインドがある程度で違いはほとんどわからないくらい。このコンパクトさでこれだけの音質を担保していることに驚きすら感じます。シングルアンプなので高出力ヘッドホンには力不足でしょうが、イヤホンならまったく問題なし。

金メッキ処理ジャックの効果もあり、またシルバーグレーの高級感ある12cmケーブルはこの価格帯でまさかの単結晶銅銀メッキ線で、取り回しが良いわりに破断もしにくく、ワングレード上の高音質と安定した音伝送を実現しています。単結晶銅の特性によるクリアで鮮明な音に加え、銀メッキ処理したことでさらに中高域にメリハリが感じられます。(コア数:0.05mm×14本×7株×2芯×2分岐、合計392本)ドンシャリ系のKZシリーズイヤホンと特に相性抜群で、迫力のある低域をそのままフィルターを介さずに出力している感じで好印象です。これがAmazonで2,000〜3,000円で購入できるなんて、もはや1万円DACキラーと呼んでも過言ではないのでは?

軽量コンパクト。ケーブル長も持ち回りにGood

高価なDACアンプに手を出す前に、まずは登竜門としてこの製品を経由し(これで満足しちゃうユーザーもかなり多いと思う)、その上でアップグレードを考えてもいいと思える優れた音質のケーブルDACでした。

音質重視なら4.4mmバランスをオススメしますが、あくまでも『擬似バランス接続』なので、汎用性を重視して3.5mmアンバランスを選ぶのもいいと思います。スマホ接続用(外出用)として気軽に1本検討してみてはいかがでしょうか?

シルバーケーブルのため見た目にも高級感がある
スマホ接続時にもまったく気にならない


【Amazonで購入の場合】
https://amzn.asia/d/0epVSIl

BQEYZ LIN Type C to 4.4mm オーディオアダプタ
HiFi 32bit 384KHz CX31993音質改善DACケーブル(12cm)






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