ミステリアスな彼女はナチュラル美人だった Smabat Black bat 2
こんにちは。あら50りっぷです。
久々の有線イヤホンレビューは「Smabat Black bat 2」名前の通り第2世代です。Smabatと書いて「スメイバ」と呼ぶところからしてかなり怪しく? ミステリアスですよね。Amazonでは見かけたことのないこのメーカー製のイヤホンが、AliExpressタイムセールで定価の半額の3,800円で購入することができたのでレビューしてみることにしました。さあ今回はアタリでしょうか? それとも大ハズレでしょうか?
さて、Smabatイヤホンは今回が初体験です。Amazonでは手に入らないので、今回のAliセールは超ラッキーでした。WEBで「Smabat」の情報を探してもレビューが極端に少ないので、キワモノ的なイヤホンなのでしょうか? 初代Black batは振動板にグラフェンを使用した1DDモデルだったようですが、Black bat 2(以下BB 2)では振動板がベリリウムメッキに変更され、10mmダイナミックドライバー×1基のシンプルな構成です。
* KZシリーズを始め、近年は非常に優秀な1DDイヤホンが多く発売されていて、見つける度にポチってしまうので、お気に入りモデルも必然的に1DDが増えていってしまうのが玉に瑕ですね。。。
レジン製ハウジングはフェイスプレート側と耳側にあたる部分が光沢のあるピアノブラック塗装で、サイドは10mmDDがわずかに覗ける半透明になっています。一見すれば男性的な感じで、シンプルな金色の筆記体ロゴのおかげで価格以上の高級感が漂っています。しかしBB 2が女性に特にオススメなのは、KZのコンパクトイヤホンと比較してもボディーが一回り小さいため、耳入れが大変スムーズであることです。軽量で長時間装着していても耳が疲れません。これは大きなメリットでしょう。
廉価版イヤホンの場合、コストダウンのために付属ケーブルのグレードが下げられることが多いですが、BB2の純正ケーブルはシルバー被膜の美しい銀メッキ線ケーブルで、硬めの被膜で覆われているため絡みにくく、取り回しも良好です。品質的にも音質的にもリケーブルは必要なく、純正のままでまったく問題ないと思います。接続端子は0.78mm 2pin仕様で、初代のmmcxコネクタから変更されています。どうしてもリケーブルしたい場合には0.78mm 2pinの豊富な製品群から選択できるので便利でしょう。いつものようにイヤピースを常用のSedna Earfit light shortに変更して視聴してみます。
音質について
1DDモデルのBB 2はどちらかというと中音域・低音域が強めのバランスになっています。音場は上下左右ともそれほど広くありませんが、タイトということもなく自然に広がる臨場感たっぷりのサウンドが楽しめます。箱出しではシンバルの金属音が印象的だったので器楽曲向きかな? と思いましたが、エイジングが進むにつれてボーカルが前面に出てくるようになり、全体のバランスがぐっと良くなりました。ウォーム傾向の低域は重厚感のあるベース、サブベースの響きが力強く、ダイナミックでリズミカルです。寒色傾向の高域はカリッとしたクリアで硬質な音。中域のボーカルは暖色と寒色のちょうど中間くらいの音で、しっかり前に出て聴こえます。音が籠もることなく刺さらない、ちょうどいいレベルにチューニングされたHigh高音は聴き疲れすることがありません。分析的で繊細に感じてしまう多ドラモデルと比べると音がバランスよくミックスされていて、1DDモデルならではの良さが感じられるイヤホンでしょう。15分程度聴いただけで魅了され、すっかりファンになってしまいました。
名前からしてキワモノ的で、ハラハラしながら視聴したSmabat BB 2でしたが、実際にはものすごく良くできたイヤホンで、外出する際にはついデートに連れ出してしまうナチュラル美人さんでした~。他のモデルより軽量なのも◯だし、装着感のストレスのなさも◎だよね。
ああsmabat、失敗じゃなくてよかった~。
Smabat Black bat 2
AliExpressで購入の場合
https://ja.aliexpress.com/item/1005004749426471.html?spm=a2g0o.order_list.order_list_main.4.4a6b585aWJ8o8M&gatewayAdapt=glo2jpn