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領域展開「羅武のペガサス」

書けてなかった羅武のペガサスのことを思い出しながら書く。記憶をたどりながら書くので、肥大してる可能性があるが、その辺は勘弁してください。


なんとか当てたLevel7の席に足を進め、少し狭い入口を抜けるとステージには、中華屋とは思えない「俺の考えた最強の中華風天守閣」が見える。Googleに案内されたら引き返すくらい圧倒感のある城だ。城に心を奪われながら恐る恐る席に座り、開演を待つ。

毎回開場とほぼ同時に入るが、ずとまよはこの時間を上手く使っていると思う。というか開場からもう演出が始まってる。愛ペガの名残のようなノスタルジックなレコードを掛けて雰囲気をすでに自分のものにしている。

仕組まれたかのように、というか仕組まれていた。BGMで流れていたレコードが終わると同時に中国の楽器って言われたらこの音!!の名前がよくわからない楽器の演奏が始まり、雰囲気を変える。千と千尋の神隠しオマージュみたいなBGMに揺られていると、袖のキルトのイントロに変化しACAねさんが登場する。7階だが、近い。というのも音質が良すぎる上に、ACAねのボーカルが繊細かつスケールがデカくなりすぎてて、すぐそこで聴こえてるみたいな感覚で伝わってくる。自然と体も動く。「7階だから、、」と行くのを若干渋っていたのが馬鹿みたいだった。

ここからは印象に残ったシーンのみを抽出して話す。

「こんなこと騒動→低血ボルト」
混ぜたら絶対美味い麻婆炒飯(?)みたいな選曲だ。緩急で振られまくって、もうついていくしかなかった。この流れで完全にKアリーナという領域を掌握された。本当に領域展開ってこんな感じなんだろうなって誰もが思ったと思う。技を受けるしかないから、自分はうまく咀嚼するのが最大限の抵抗だった。

「花一匁」
セトリの最初はこれだと思ってた。MCに意味を乗せて、熱い気持ちがこもった一曲だった。勿論ずっと追ってきたものとしては、このタイミングでこの曲を作ってくれて、歌ってくれたことに感謝しなくてはいけないと思う。「健康でいられますように」その一言を聴きにこのライブに参戦したと言っても過言じゃない。

「Blues in the Closet」
未発表の曲であり、初披露の曲だ。この前の曲のHamを含め、一気に幻想的な雰囲気を作り出すACAねの歌声と曲調は魔法のようだった。

「映像(ナレーション:大塚芳忠)→ACAね再登場」
ずとまよの力の入れ方は狂っている。声を聞いて思わず笑い声がでた。そんなのありかよ。内容入ってこねぇよ。なんだその五香粉って。
ずっと心の中で突っ込んでいたら、なんと空からカブに乗ったACAねが!!
意味がわからない。情報過多だ。

「マリンブルーの庭園→君がいて水になる」
スパイシーズ編成で行われた「マリンブルーの庭園」と「君がいて水になる」は原曲が残った状態でここまで変われるかというぐらいテイストが変わっていて、この人たちどこまで進化するんです?

「炒飯作り」
は?
この一言だ。驚きと笑いを隠せない。バチバチのBGMとともに作られていく炒飯は何も食べずに参戦した自分にとっては完全に飯テロだし、てかこれ、、ずとまよのライブであってますよね?

「機械油」
炒飯作りでぐちゃぐちゃになった頭の中を余計ぐちゃぐちゃにされた。もう自分はACAねの手中の内であって、音楽に乗る以外の手段は残されていなかったわけで。。
五香粉の歌から退場までずっとよくわからないまま、散歩についてきたは良いものの結局引きずられてる犬みたいになってた。

「マイノリティ脈略」
ここで!?
聞き覚えのあるイントロが身体を動かす。少しずつテンポがあがっていく曲調にスロットルも少しずつ上がる。フルスロットルになった時ステージに炎が上がり、とんでもない熱量で踊り狂っていた。

「秒針を噛む」
伝説の曲。イントロで大しゃもじ拍子。
「このまま奪って隠して忘れたい」にコール&レスポンス出来たのは夢かと思った。いつか歌いたいと思っていたが、本当に出来るとは。「歌える?」は忘れないと思う。歌えないわけないだろうが!!!!!
俺は待ってたんだ、この時をよぉ!!!!

「残機」
もうずとまよのライブ曲と言ったらこれと言っていいほど完全に定着している。フルパワーで来る音楽隊にしゃもじ隊はフルパワーで踊るだけ。それだけでいい。かかってこい。こっちは本気だ。

「綺羅キラー→同窓会」
もうなんですか?オールスターでも開催したんですか?というぐらいのここまでの並び。綺羅キラーのイントロが聴こえるが、原曲がちょっと拙いのに対して、今回は完全に音楽に乗っていてるように聞こえて(気のせいかも)、ずとまよの「経験値」の表現だったらめっちゃエモいなって感傷に浸った。
愛ペガ東京店以来の参戦だったので日本語ラップに興奮してたら、「森さんも会いに来たよ〜!!」
ここで死ぬのかもしれない。また一緒に踊れるのか、、叢雲以来ですね、叢雲でしか会えないと思ってましたよ!!

「正義」
アンコール前最後の曲。
アンコールがあるとは分かっていても何故か別れを感じてしまえる曲。物語は必ず始まりがあるし、終わりもある。そんなことが頭をちらつくと感極まりながらしゃもじを振っていた。

アンコール
「ミラーチューン」
モニターに映し出されたうにぐりが確定演出かのようにミラチュの銃を客席に撃つと、曲が始まり歓声が上がる。この曲はずっとやっていてほしい。そのぐらい楽しい。アイドルを推すってこういうことなのかな。

「嘘じゃない」
公式ネタバレを食らい、今か今かと待ち続けていた。サビでテンポアップすると、自然と皆で踊っていた。この曲初めてなのに。早く配信されないかな。

「暗く黒く」
本格的に羅武のペガサスの締めの曲だ。
締めの曲として聴くこの曲は何故か特別感があった。辛いこともあるが、死なないために生活を連鎖させ生きる。この曲そういう部分が特別感を作っていたのかもしれない。
アウトロで飯を何回食ったか分からないし、音が消える所はずっと消えてて欲しい。

最後に、、、
最高だった。もうありがとうしかない。
毎回行く理由がこのライブに詰まっていた。ずとまよが好きで良かった。追ってきて良かった。そう思えるライブを作ってくれたACAねさん及び関係者の皆さんには本当に感謝しかない。また定期的にライブに顔を出したい。進化の過程を追うために。その時は自分も必ず進化して向かう。
そういうライブを作るアーティストであり、JPOPの最前線にいる人達がずっと真夜中でいいのに。





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