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【イギリス大学院】リーディングリストに立ち向かうために
イギリスの大学院でまず戸惑うこと。それは、膨大なリーディングリストです。
筆者はうまく消化できず、それも鬱になりかけた原因の1つだったと思います。
本記事では、文献の読み方について学んだことを記します。
参考文献は、末尾に記しますが、大学院の図書館で借りた英文献です。
*本記事では、著者自身の解釈も含みます。
本当は留学前に読むことが必至だと思いますが、留学直前まで仕事をしていたこともありできませんでした。(言い訳ですが…)Semester 2 では、ここに記させて頂いたことを実践していきたいです。
超大まかなリーディングリストに立ち向かうステップ
文献の順番をつける
・自分の関心のあるトピックが含まれていそうな文献から。
・自分が理解しやすそうな文献から。
⭐︎タイトル、サブタイトルを確認する。なぜその文献を読むのかを考える
・トピックに関する一般的な知識を得るためか?
・何か特定の質問の答えを得るためか?
・著者の論点を知るためか?
・自分が論じようとしている論点をサポートするためか?
・自分が論じようとしている論点と反対の論点を知るためか?
⭐︎なぜ、その文献に書かれていることは自分にとって大切なのか?考える。文献を読む方法を検討する
<3つの方法>
・スキャニング:「2」に応じるような情報(キーワード)を探す。
->どんな内容の文献か?
・スキミング:「2」に応じるような情報についての大まかな理解をする。
・クローズリーディング:以上までの詳細を理解する。
⭐︎アカデミックリーデングは、スキャニングだけでは足りないことが多く、それ以降のリーディングを求められることが多い。
⭐︎いつ、どの文献に対して、上記のどの読み方をするのかを見極める必要有。
⭐︎文献に応じて上記の読み方をするタイミングを調整する。例えば、難しい文献に関しては、トピックに関する一般的な理解をしてから、スキニング、スキャニングをするなど。文献を読む:メインの論点を把握する。
・文献の内容(何が書かれているか)をきちんと確認する。
Abstract -> Introduction -> Conclusion の順で確認。既にそのトピックの一般的な論点を知っている場合は、Introductionを読まないという選択肢も有り。
・それぞれのパラグラフの初めの文を読み、パラグラフのトピックを把握。
・著者のスタンスなどを確認する。
->どんな情報が与えられているか?
->何が説明されているか?
->他の論点を批判しているか?
⭐︎Language signpostに注意する。
This article demonstrates…
Firstly, Secondly…
This can be explained by…
Author’s name claims that… など
⭐︎著者のスタンスを捉える。
Natural : Author’s name illustrate, indicate, claim…
Negative:Author’s name fail, reject…
ここまで読んで頂きありがとうございます。
もちろんこれはかなり大まかなステップですが…
自身で消化していき、何か付け足すことができたらまた書かせていただきます。
なお、Semester 1 では、なるべく多くの文献を読もうと頑張りました。というのも、ほぼ全ての文献のタイトルが興味を掻き立てられるものだったのです。全てを読む必要はないとは知っていたものの、時間の許す限り読んだものの、どれから、どのように読めばいいのか、それをエッセイなどにどのように活かせばいいのかわかっていませんでした。案の定、エッセイを書く段階になって、時間がなくてとても困りました。3日間くらい徹夜しました。(鬱になりかけた理由はここにもあると思います。)
Semester 2 ではこの反省を活かして健康に過ごしていきたいと思います。