結婚に至らなかった人
100人いれば100通りの恋愛があり、始まり方
も終わり方も様々である。
他人の失恋話なんてどうでもいいことだろう
が前回に登場したケッコンに繋がらずして
終わった2人について。完全に【余談編】だ。
誕生日が1日違いの1つ年上の人。
ある日ある時、彼が言った。これからは
結婚前提とした付き合いにしていきたいと。
過ぎ去った2年の間には結婚のケの字も
出たことがなかった。
言われて初めて自問した。じっくり考えた。時には もちろん喧嘩もするが、関係が特に
悪いわけでもなかった。極めて順調だった。考えて考えぬいて出した答えは、サヨナラ。一緒に生活していくビジョンがなぜか
見えてこなかった🙈。この人と家庭を築くことが てんで想像できなかったのだ。
年齢でいったら、一般的には おそらく適齢期ドンピシャだったのかもしれないけれど、、、、
25歳だった。1つの恋愛を終えた。
お互い納得しての別離だった。
悲しみも寂しさも後悔もなかった。
後々に、結婚するとの 報告をもらったときは両手を挙げて喜んだし、自然にフェイドアウト してくまでコンタクトをとり続けていた。最後まで良好な関係だった人。
30代前半に出会った人。
友達を通して知り合った人は既婚者だった。
結婚生活は とうに破綻していて 既に住処は
別々。で 離婚手続きへ向けて動いているが (個人経営の会社の所有権やらなんやらの手続きで)時間がかるかもわからん、と。そんな
ことは別にネックにはならず、ワタシ達は
意気投合し 惹かれてくのに時間はかからなかった。同棲というか半同棲というのか、お互いの家が各々あるけれど、常にどちらかの家で過ごしていた日々。いつも一緒だった。
当時の自分の年齢も手伝って、ワタシは
この先の未来にこの人との結婚を見出して
いた、意識していた。そこには根拠のない自信があり、と同時に彼もきっとそう思っているに違いないと疑わなかった。そう思わせる節も言葉もちょいちょいあったから、晴れて離婚が成立する日を密かに待ちつつ付き合いを続けていた。
ある日の朝、地方出張へ行くという彼を
普段通りに送り出した、キスをして。
いつも迎える朝と何ら変わらなかった。
数日が経って鳴った彼からの電話に出た。
それは何の前ぶれもなく突然やってきた。
「明日結婚するからもう連絡してこないで」ア・シ・タ・ケ・ッ・コ・ン・ス・ル
え、え、え、え、、、、、いま何て言った????
明らかに日本語なのに理解できずにいた。
一方的に言われ、一方的に電話を切られた。
はたと我に返り自分に何が起こっているのか
考えるも考えられない。
他の誰かと結婚するだとぉおーーー!?!?!?
ってか、いつのまに離婚完了してたんだ💢!?!?
何も氣づかないでいた自分がみじめだった。捨てられた.. ん…..だ…….
ある日突然ゴミのように捨てられた。
いろんな想いがドドドッとこみ上げていた。
今まで一緒に過ごした年月は一体何だった!?
本当に翌日結婚するのか、はたまた嘘なのか
そんなことはどうでもよかった。
何が起こっているのか 知りたかった、ただ
それだけ。でないと前に進むことができない
と思った。しかしながら叶わなかった。
二度と会うことはなかった。
我が家の合鍵🔑だけが後日送られてきた。
こんな酷い仕打ちを受けておきながらも
憎むことができなかった人。
読んでくださり ありがとうございました。