クロスバイクかロードバイクか。
今更だがママチャリよりも走りにシフトした自転車、いわゆるスポーツバイク(クロスバイク・ロードバイク)というのにハマっている。
累計で5台目、ここ半年で3台買うというドハマりっぷりである。
ああ聞こえます聞こえます・・・
「そんな金あるなら最初からフルカーボンのロードバイク買ってホイール交換やらタイヤ交換に金回した方が効率良かっただろう」
などという正論が。
そんな僕も最初は「クロスにせよロードにせよ、一台買って、それで満足、完結できればいいなぁ・・」とか思ってましたがこの有様ですよ。
なのでこの記事では、5台スポーツバイクを買った自分の経験を踏まえ、僕のようにクロスバイクかロードバイクで悩んでいる人がいたら、その人がなるべく迷走しないよう、地図にはなれなくても100均の方位磁石くらいにはなれたらいいなぁ・・と思いながら書いてます。
<クロスとロード、どっちが良いですか?>
掲示板でよく見る質問である。
ぶっちゃけ掲示板で意見を聞いて、ある程度予算を決めてサイクルショップに足を運んだとしても、10万前後のクロスを買うつもりが、セールで13~14万になっていたロードバイクを買っていたとか、掲示板で他人に質問してる段階で自分の中の答えはある程度決まっていて、それを後押しして欲しかったから質問形式にしただけとか、とてもよくある話なので、試乗も含めクロスバイク中でも走行性能に優れ(エントリーロードを肉薄する性能を持ち)、後でロードバイクを買うことになったとしても、セカンドバイクとして使えるクロスバイク、フラットバーロードを紹介したいと思う。
まずは最大手Giant(ジャイアント)からRXシリーズ。
ロードバイクのジオメトリを参考にしたフレーム設計に定評のあるジャイアントが出しているこのシリーズ。下位機種のRX3を所持していたことがあるがコンポーネントがクラリスのアルミロードと比較しても走行性能に差はほとんど感じない。というかRX3のほうがブレーキ効くし乗りやすかった。あえて欠点をいうならRX3はフロントがアルミフォークなのもあり、腕に路面からの振動が伝わりすぎて少し辛かった。道路が狭く、歩道を少し走ることもあるようなら、フロントフォークがカーボンのRX2が価格的にもオススメ。
次にジャイアントに次ぐ大手メリダからグランスピードシリーズ。
このシリーズ、このフラットバーロードも速い。
メリダに関しては最近通販が解禁されたのもあり、2022~23年モデルが自転車パーツの供給不足→フレームが余る→在庫を捌く→安売りするという流れが出来た関係で、送料を加味してもお買い得な値段で買える車種が多く、ネットだとカンザキバイクで安く買うことが出来る。また近くにカンザキバイクがない場合、スポーツバイクを取り扱っているお店でカンザキバイクのサイト値段を見せれば値下げ交渉することが可能だった。
シリーズで一番下のグレードは機械式、下から2番目のグランスピード100から油圧ディスクブレーキになるので、個人的には100以上のグレードがオススメだ。
他社のフラットバーロードと比較した場合、油圧ディスクブレーキか否か、フロントフォークがカーボンかどうかが評価のポイント。
またメリダはグランスピードシリーズをフラットバーロードと位置付けているが、フラットバーロードの基準は会社によって異なっており、かなり曖昧なカテゴリーであることは留意していただきたい。
最後にコーダーブルームからレイルDISKシリーズ
サイクルショップで見かけることが多いコーダーブルーム、レイルDISKシリーズ。上で紹介したジャイアント・メリダのバイクは10kgを超えるモデルだったのに対して、最上位機種RAIL DISC GRXは付属品を除き一番大きいフレームサイズ480mmでも9.7kgというクラス最軽量の軽さを売りにしている。
そのほかには上で紹介した車種よりも乗車姿勢がアップライトになることで、乗りやすい、フレーム設計の関係でフレーム・フロントフォークが共にアルミのモデルでもジャイアントのRX3よりも乗り味がマイルド、乗り心地が良いという評価がされているが、その分時速20km以上の速度域で乗車姿勢がアップライトな分空気抵抗を受けやすく、推進力が劣る。
しかし車体が軽いので街乗りでのストップ&ゴーが多いシーンではレイルの方が適正は高いといえる。
以上が割引も加味して予算10万円程度で買える車種のオススメになる。
ジャイアントに関してはネット販売はしていないので、秋・冬など自転車が売れなくなってきたタイミングでサイクルショップを訪れると、割引してくれることが多い(流石に3割引きとかは厳しいが2割引きくらいならしてくれる店は多い)。
とりあえずクロスバイクはこんな感じだ。
ロードバイクは10万円前後ではリムブレーキでもコンポーネントがクラリスみたいなブレーキの効きが悪いものが多く、安全性を加味し105以上のコンポを積んだリムブレーキモデルとなると、メリダのスクルトゥーラRIM400は送料込み137000円前後で買うことが出来る(2024年10月20日現在)、スクルトゥーラRIM400はフロントフォーク・シートポストがカーボンだけど、フレームがアルミなのが嫌なのであれば、カンザキバイクでバッソのVIPER 105というモデルがクロモリフレーム、フロントフォークカーボンで送料込み155000円程度で買うことが可能だ。ここで、いやフルカーボンのモデルが良いとなるとリムブレーキモデルでも20万前後、フルカーボンで尚且つディスクブレーキのモデルが良いとなるとセール特価でも25~26万くらいが必要になる。
更に初めてスポーツバイクを買うとなると、空気入れ、ライト、防犯用のU字ロックやチェーン、モデルによってはペダルを買う必要があり、防犯登録もするのでクロスバイクorロードバイクの値段プラス2~3万円を見積もらなければならない。
まあ長くはなりましたが、とりあえず僕が改めて今の知識を持ったまま、スポーツバイク始めますという世界線があるなら、街乗りでヘルメットなしでも比較的罪悪感が薄いミニベロ(コーダーブルーム レイル20)にメリダのスクルトゥーラの4000か5000(フルカーボンにディスクブレーキ搭載車)を買いますかね。
人に勧めるのであれば、まずはジャイアントのRX2かメリダのグランスピードの100以上のグレードをオススメして、クロスバイク(フラットバーロード含む)の中でも上位の性能を体感していただき、その上でもっと乗り心地が良くて速いバイクが欲しいようであれば、例えばフルカーボンのエンデュランスロードが視野に入りますし、乗り心地は同等程度か悪くなって良いから、もっと速いモデルをとなると、アルミロードの最高グレードのものや、フルカーボンのレース寄りの設計ものになるんじゃないかなぁと。
なんにせよ「乗車姿勢がアップライトでママチャリが軽くなって変速増えた程度のクロスバイク」が最も沼にハマりやすいというか、次の方向性が分かりにくくなる、速いクロスバイクを買う→ロードバイクを買うの2工程で済むことが、中途半端な性能のクロスバイクを買う→速いクロスバイクを買う→ロードバイクを買うの3工程に繋がってしまうんじゃないかなぁと僕は思います。
長くなり、文章まとまらなくなってきたので、このへんでノシ