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Tableauでは粒度を自在に操れる

データ分析において、「4W」の「属性」と同じくらい重要な概念の一つが「データの粒度」です。「属性」がデータを捉える角度だとすると、「粒度」はデータをどこまで詳細にみるか、もしくは集約してみるか。つまり、データを”どの単位で見るか”を指しています。

売上データを、年単位で見るのか、もしくは月単位、日単位で見るか、といった違いになります。
「年・月・日で見ることに何も新しさはないのでは……」と思われるでしょう。

私がTableauに出会って、感動したのが、この粒度を自在に操れるという部分なのです(もうTableauに慣れてしまうと、当たり前の機能となってしまいますが😅)。

例えば、売上データを [年単位] で見ることで、年間のトレンドや成長度合いを把握できます。

  • [月単位] で見ることで季節変動や月ごとの傾向を確認できます。

  • [日単位]では、曜日ごとはもちろん特定の日やイベントにおける売り上げの変動を捉えることができます。

  • [時間単位]であれば、店舗の売上のピークタイムやパターンから顧客の購買行動の洞察を得ることもできます。

TableauなどBIツールを用いれば、これら「粒度」を柔軟に操作することで、見たい情報を瞬時に得ることができるのです。
(だからこそ、そのためにも、Tableauを自在に操れるようにスキルを定着させていきたいのです)

すべてストーリーにつながっていく

上記のように、[年単位] [月単位] [日単位] [時間単位]と、それぞれデータの粒度を変えることで、各々全く異なるストーリーを展開することができ、それぞれの物語から別の洞察を得ることができるのです。

それを可能としてるのは何か。それがデータ基盤を整えて、効果的にデータを収集してきたこととも言えるでしょう。

だからこそ、何かしらのデータを蓄積していく際には、データの「粒度」を常々意識し、データを収集できる仕組みを考えていく必要があると感じています。

次回からはTableauのtips/各Ord解説編を綴っていきます!

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