このパジャマはパジャマ界のホークラン王です
高いパジャマを買った。
18,700円だ。どう、高いと思いませんか。
私はパジャマ派で、夏なら短パンとTシャツ、冬ならスエットの上下、
とかで寝たりしない。なぜなら、普段着がそれだから。
つまり普段着、昼間に着ているその姿のまま寝る、ということになる。
それだと、会社員でない今、基本的には自宅かその周辺で生きている私にとっては、一日中寝巻き姿でいるようなものなのだ。これはダメだ。
なんでもカッコから入るところがある私にとって、
家で過ごす時間、つまり勉強をする時間を寝巻きなどで過ごすわけにはいかない。もっというと化粧だってする。カッコから入るから。
いや、化粧に関していうと、化粧は面倒だったりするのだが、
すっぴんのまま近くのスーパーに出かけて、ふと豆腐売り場の側面の鏡に写った自分を見て愕然とすることがこの上なくイヤなのだ。
そこに映る自分は、
正真正銘、おばさんだ・・・
石田ゆり子と1歳しか違わないというのに、
天海祐希とも1歳しか違わないというのに、
宮本信子と22歳も違うというのに、
誰も私のことなど気にしていない。私の顔がすっぴんかなんて、気づきもしない。世界は私を中心に動いているわけではない。そんなことはわかっている。が、しかし、だ。
この、なんとも言えない、唖然感、とでも言うのか。
このおばさんヅラをなんとかしたくてとりあえず化粧をしたのだ。
そう、家にいてもだ。吸血鬼じゃないんだから家にだって鏡くらいある。
その度に打ちひしがれていては私は何もできないまま、本当に宮本信子の歳になってしまう。そんなわけにはいかない。
なんの話だ。
まあ要するに、気持ちの切り替え、オンオフのスイッチを入れるために、
特に出かける用事がなくても、1キロも離れていないスーパーへ行くだけであっても化粧をすることは私にとってとても大事な”するべきこと”なのだ。
歳はとっても心は錦ってやつだ。（ちょっと違う）
で、パジャマの話に戻ろうか。
つまり、寝ている時間と活動の時間の線引きのために、スイッチの切り替えのために、私はパジャマを着るようにしているのだ。
パジャマは結構なお値段がする。安くても3000円前後はする。たまにイオンの婦人洋品売り場で1500円くらいのを見かけるが、なんだかペラッペラで、淡い色の花柄だったりして、今ひとつ気にいるものではなかった。いや、正直なところ、絶対に買いたくない。1500円すら高く感じるパジャマである。
結局UNIQLOで買ったエアリズムのパジャマをもう何年も着ていた。
正直、これは気に入っていたのだが、廃番になったのか、店舗でもオンラインでも見かけなくなった。
ところが、最近になって、このパジャマのズボンのお尻の部分が透けてきていることに気づいた。生地がすり減ってきているのだ。え？そんなことってある？
いや、現にそうなってるんだからあるんだろう。え？そんなに着てたんだ、私。物持ちがいいのかなんなのか。そのうち穴が空いてしまうのだろうか。
ああ、買い替えなくてはならない、ということになったのである。
18,700円のパジャマ、オンラインで見かけたとき、その寝心地の良さそうなキャプションに惹かれに惹かれていた。
だが、なんといっても18,700円である。おいそれと出せる金額ではない。
しかもパジャマなんだから。
↑コレコレ
もう、毎日毎日見てたの、このサイトを。
でも18,700円か〜と（もう何回言っているんだか）そこがネックとなり、
なかなかポチっといけない。
しかし、ふと思った。
睡眠時間は7〜8時間、寝る1〜2時間前にはお風呂に入る。と言うことは、パジャマで過ごす時間は10時間ほどあるのだ。なんと言う長い時間なのだろう。別の角度から言うと、睡眠っていうのは人生の1/3を占めている。睡眠の質は健康にも大きく関わっているというではないか。買いたいこじつけなんかじゃないよ。ホントにそうだ。そうなはずだ。
”値段で悩むなら買いなさい。それ以外の理由で悩むならやめなさい”っていうのも聞いたことがある。誰が言ったかは知らないけれど、今回ほどこの言葉に背中を押されたことはない。
というわけで、
買ってしまった18,700円のパジャマ。
すぐに届いた。嬉しい！嬉しすぎる！ちょっと早いが、自分への誕生日プレゼントだ！
そして夜が来た。
風呂入った
さっそく着てみた。寝てみた。
いい！
すっごくいい！
安眠！グッドスリーピング！
何がどういいかは、さっきのリンク先を読んでくれたらよくわかる。
ここで書き始めたら、もうどうにも止まらない！リンダ困っちゃう〜
てなわけで、
今年のベストBUY
1月8日に決定いたしました。
ほぼ日さん、素敵なパジャマを教えてくれてありがとう！
今、昼の12時40分だけど、もう寝たい。