ドラマ「リエゾン」痛みを感じながら生きること
漫画『リエゾン』原作ドラマが同名でスタートしました。発達障害当事者の児童精神科医と研修医。そのクリニックに来る子供達の物語です。第1話から泣けました。
ドラマには、発達障害の行動特性をこれでもかと盛り込んでいました。原作の設定をうまく活かしてドラマ作りをしています。あるがままで周囲を困らせてしまう子供と、子供の不可解な行動に悩み苦しむ家族の姿も。
あまりにも落ち着きがなく、衝動的な行動で時に自分の命を危険にさらすADHDの女の子。(研修医も同タイプ)
こだわりが強く母親の言葉を額面どおり受け取り、かたくなになってしまったASDの男の子。(児童精神科医タイプ)
今は昔と違って、全員に一定以上のコミュニケーション能力が求められます。同調圧力も強い。どうしても発達障害者は異民族になってしまう。家族にも理解されず、痛みを感じながら生きることになる現実。
短い期間でしたが、特別支援学級を持つ小学校の事務室から年々増加する支援学級生と対応に苦慮する教員を見つめて、「学校が狭い空間に子供を閉じ込め、苦しめる場になっているのかもしれない。」そんなことを感じていた自分を思い出しました。
このドラマが何か未来に光を見せてくれるといいな。久々にハマりました。