現役バスケット選手にバスケを教えてもらいたい!という夢が叶いました
子どもの夢叶えますプロジェクトでは、四国中央市内の小中学生から夢を募集し、協力してくれる人とご縁をつなぎ、夢を叶える活動をしています。
夢の募集は2022年秋に行いましたが、今年度も引き続きご協力いただける方を探し、集まった夢たちを一つでも多く叶えたい思っています。
今回叶えられたのは「現役バスケット選手にバスケを教えてもらいたい!」という小中学生9人の夢で、叶えてくださったのは、これまでにも「英語が母国語の外国に住んでいる同年のメールなどのやり取りができる友達がほしい!」、「霧の森ツアー」などの夢を叶えてくださった地域おこし協力隊の大廣将也さんです。
なんと、今回はとんでもなく大きなプロジェクトとなりました。
その始まりは12月初め。大廣さんと「英語が母国語の友達をつくる夢」の打ち合わせをしている際に、大廣さんが「後輩に、プロチームに所属する現役のバスケット選手がいるので、バスケットの夢を叶えられるかもしれません」と提案してくださいました。そのときは、東京のチームだし、シーズンもありタイミングも限られているので、実現できるのかどうかは未知数といった感じでした。
ところが、この大廣さんという人は、アイデアマンというだけでなく、とんでもない行動力の持ち主で、着々と綿密な準備や段取りや先方とのやり取りをすすめ、開催にこぎつけてくださいました。(その奮闘の様子はこちら)。
子どもたちから集まった夢のみならず、東京羽田ヴィッキーズの軸丸ひかる選手にわざわざ遠方よりお越しいただくので、一般の方も参加できる講演会も抱き合わせて企画。さらには地域おこし協力隊の本来の任務である新宮地域のPRまで組み込んで、全力で準備を進めてくださいました。
もちろんその間は本当に大変だったと思いますが、打ち合わせをする度に、内容がどんどん盛りだくさんになっていきました。日数が迫る大きなイベントを開催するために、時間効率を重視するどころか、よりよいイベントにするために、時間や労力をかける方に邁進する大廣さん、もう神がかっていました。
そして迎えた当日の朝。高校生ボランティアや、市の職員、バスケットのコーチなど、協力者総出で、準備をすすめました。
会場には、大廣さん作成のパネルや
巨大バスケットボールも登場し、準備万端。
前半は、軸丸ひかる選手による講演会で、定員200名のところ応募が殺到し、増員して300人で開催されました。
後半はいよいよ、軸丸ひかる選手と東京羽田ヴィッキーズのコーチによるクリニック(講習会)です。バスケットの夢を書いてくれた小中学生8名(1名は体調不良で欠席)のほか、市内の小学生バスケットクラブと、中学生バスケ部から各2名ずつが参加しました。
私も子どもの夢叶えますメンバーと間近で体験会を見学させてもらいました。
驚いたのはプロの指導方法。1時間半にわたる指導は、まるで終始TikTokを見ているかのようなテンポのよさで、無駄がなくキレのいいコーチの言葉がとても心地よかったです。
また、ドリブルの指導では、速さに合わせて音楽を流し、徐々にテンポアップするリズムに合わせて、参加者たちも集中力を切らさず楽しくやり抜きました。
コーチや軸丸選手が、常におっしゃっていたのは「チャレンジによる失敗は大歓迎!」ということ。NBAの選手たちがドリブルの練習をすると、ボールがあちこちに飛んでいくそうで、それはつまり、できる範囲でプレーを行うのではなく、ドリブルひとつをとっても自分の限界を超えるチャレンジを常にしているからとのこと。
軸丸選手のドリブルは圧倒的に早くて強くてチャレンジ精神がみなぎるものでした。全力でドリブルをしながら参加者の目の前に立ち、声掛けしながらその子自身のスキルを引き上げてくださっていました。
ほかにも、これがプロの指導か!とうなる指導ばかりで、体験した子どもたちは今後ぐんぐん伸びて、チーム全体に影響を及ぼし、引いては地域全体のバスケットスキルの向上につながっていくことと思います。
夢を書いてくれた子どもたちは「夢は叶うんだ!」ということを、今回自身でも体験し、さらには、軸丸選手も熱いメッセージと圧倒的なプレーで「夢は叶う」ということを伝えてくれたので、胸の奥底に、一生消えないものとして刻み込まれたことと思います。
「四国中央市が、子どもの夢が叶う地域になったらいいな」との思いがいろんな人に届いて、実現してくださる方がいる。私たちの夢も叶えてもらったような東京羽田ヴィッキーズ 軸丸ひかる選手による講演会とクリニック(講習会)でした。
大廣さん、軸丸選手、本当にありがとうございました!!
コスモステレビさんのYOUTUBEで当日の様子がご覧いただけます^^