【お金のこと】我が家の積立NISA事情
人生100年時代を生き抜くための重要な要素として、健康はもちろんのこと、お金もとても大きなウエイトを占めていると思っています。
そんな我が家は、資産を形成するため積立NISAをやっています。
積立NISAを始めるきっかけ
私がNISAを始めたのは約9年ほど前のことです。きっかけは経済ジャーナリストの内田裕子さんの本「負けない投資」を読んだことでした。
この本は、経済や金融の知識がない私にも分かりやすい言葉で書かれていました。
「自分の人生に必要なお金は自分でしっかりと作れ」というストレートなメッセージで、投資はギャンブルではないということを教えてくれました。
積立NISAを始める前の3ステップ
内田裕子さんの本に書かれていた資産形成を始めるためのスリーステップはとても明確で、私にもできるかもと思わせてくれました。
(1)お金を積み上げる「基礎」を固める
→自分の生活水準を知り無駄をなくす
(2)「貯蓄」をする
→1年分の生活費を貯める
(3) 大切に育てた資金で「投資」をする
→自分が理解できるものから投資を始める
この本を読んだのが2014年。ちょうど子どもが生まれた年で、私が産休・育休に入り世帯収入が減っていた時期でもありました。
当時は訳あって我が家の貯蓄は雀の涙ほど。家計の立て直しと貯金だったので、夫と話し合い、資産形成に本腰を入れて挑むことを決意しました。
必要最低限の物しか買わず、帰省や旅行も我慢…。節約に節約を重ね、1年半ほどかけて(1)と(2)をクリアしました。
積立NISAスタート
投資を始めるための下地を1年半かけて準備し、ようやく投資のスタート地点に立つことが出来ました。
我が家が投資先として選んだのはレオス・キャピタルワークスが運用する投資信託「ひふみ投信」。直販のアクティブファンドで、「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに主に日本の成長企業に投資をしている銘柄です。投資額は月に1万円。当時としてはミニマムスタートです。投資のための貯蓄はしていませんでしたが、月1万円なので家計から捻出することとして、ようやく2015年10月、積立NISA生活が始まりました。
ひふみ投信を選んだ理由
数ある商品の中から何故「ひふみ投信」を選んだのか?という点です。
決め手は藤野英人社長の「投資家が『お金』よりも大切にしていること」という本を読んで、「投資とは『エネルギーを投じて、未来からお返しをいただくこと』」という考え方に共感したからです。どこかに「投資でお金を得るのは汚いこと」という思いが私の中にあったのかもしれませんが、この本を読んでその思いが払拭され、お金に向かい合う気持ちそのものが変わりました。おすすめの本なので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
現在の状況
1万円からスタートした投資生活も丸9年になりました。徐々に投資金額を上げていますが、生活に大きく影響しない範囲内で上げているので、大変という感じは全くありません。
そして肝心の運用収益額ですが
+1,107,540
となっております。
この9年で運用益がマイナスになったこともあったので、短期で運用益を得たい方、短期積立を考えている方にとってはNISAは不向きな部分があるかもしれません。
しかし、9年間、積み立て投資をしてきて思うのは、時間が生み出す複利のパワーです。
我が家は長期運用をしようと始めから決めていたので、日々の値動きをさほど気にすることはありません。マイナスになったときも同様で、「時間が経てばきっとプラスに転じるさ〜」と呑気に構えていたので、さほどストレスも感じませんでした。
これから、子どもの教育費が増える時期に突入するので、月々の運用額を減らすこともあると思います。しかし、あと15年、20年運用を続ければ、そのぶん複利の恩恵を得ることができると信じて積立を続けようと思います。
そして、投資をきっかけに経済の動向や海外の情勢が気になるようになったことも良い変化でした(これもある意味で複利ですね!)。まだまだ金融の知識は浅く、分からないことだらけなのですが、それでも9年前に比べたら、きっと前に進んでいるはず。そういう自分の変化も楽しみつつ、また我が家の運用報告ができたらいいなと思っています。