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動画を初めて作成したので苦労した点を話す。【ずんだもん解説動画を作った】
ぼんじゅーる、『杜々宮とと。』(ととみやとと)です。
睡眠障害の療養中にX投稿やPixivイラスト投稿活動を始めて1ヵ月半くらいですが、動画作成して時間がかかってたので前回から1ヵ月ぶりの記事更新です。
今回はずんだもん解説動画を作成した感想についてちょっと語ってみる。
動画作りの大変さの理解や、初めて動画を作ろうとしている人の参考になったら嬉しいな。
(伸び状況の解析とかは後日に他の投稿物と一緒にまとめる予定)
▼前回の活動レポートはこちら▼
☆動画投稿やってみました。
人生で一度は動画投稿したという経験をしてみたかったので作ってみた。
投稿した動画は2本で、ずんだもんと四国めたんで
昔に話題になった「2062年の未来人の予言を解説する」という動画。
▼投稿した動画▼
(サムネがYoutube特有のクソサムネになった感ありますね!)
※2062年の未来人とは?
2010年にインターネット掲示板の"2ちゃんねる"に現れて色々書き込みを残していった未来人。2011年の東日本大震災を当てた人として有名だが、他にも日本の首相・政権の移り変わりを当てたり、ワイヤレスイヤホンの登場や翻訳技術の向上など当たっている書き込みが多い。
しかし、それ故になりすましが多いので本物の書き込みか見分けないと信憑性ががらっと変わってしまう。
☆初めて作った感想。
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○ 最初は「素材集め」や「動画構想」に時間がかかる
今回は「ずんだもん解説」の動画を作成したので、下記のものを用意する必要があった。
ずんだもん解説動画の制作に必要だったモノ
・動画編集ソフト
・ずんだもん + 四国めたんの立ち絵
・音声作成ソフト(VOICEVOX)
・台本
・動画内でのイメージ画像
・BGM
・効果音
初めて動画を作ってみようと思ったときに何がどれくらい必要なのかがとにかく分からなかった。
BGMや効果音は配布サイトで聞いてみて「あ、いつもYoutubeで聞くやつだ!」ってなりながら、とにかく使いそうなものダウンロードした。
効果音については使う用途を考えてすぐ探し出せるように、自分である程度のジャンルに分けて保存した。
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立ち絵についてはPSD形式という、いわゆるレイヤーで分けられたポーズ(体)・目・口・眉を組み合わせて立ち絵を一枚ずつ生成する。
どんな立ち絵が必要か分からないので、動画を作りながらその都度で新しく必要になる立ち絵の生成をおこなった。
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投稿した動画は、2062年の未来人の書き込みをそのまま紹介したかったので大学時代にやっていたようなスライドに近い動画になった。
そのため文字主体の動画になってしまったが、補足のイメージ画像などが無いと自分でも動画を見る気が起きなかったので、下の画像のようにイメージ画像を用意してできる限り文字だけにならないように画像を集めることになった。

また、上の画像にもある黒いシルエットのイラストも必要になったときに探してダウンロードしてました。
そして、なにより最初に困ったのが動画の構想。どういう入りをして、何をどの順で説明する必要があるのかプロットを組んだりしてみたが、動画テンポが良いのか悪いかは作ってみないと分からなかった。
自分の場合は動画編集ソフトにとにかくテキストを書き起こしてこんな会話の流れになるだろうという形を一度作成していた。この会話を考えるだけで1日以上かかった気がする。

このテキストだけ先に配置して動画で流して会話がおかしくないかチェックした。
○ 使った編集ソフトの問題で立ち絵の切り替えに苦労
自分が使用したソフトはFilmoraというソフト。Xへの投稿活動のためにスクリーンレコーダーとして使用してたけど動画も編集できたので使ってみたという流れ。(だが、作成した動画を出力すると特大の透かしが出てきて正規品を購入してくださいとのことで動画作成後に正規品の購入することになった orz )。
本来、ずんだもん解説とかゆっくり解説動画の作成はYukkuriMovieMakerというのを使うと口パクとか音声設定とかやりやすくていいのだが、途中まで作ってから気づいてのでFilmoraで作りきることにした。
そうしたときに苦労したのが会話で立ち絵を切り替えること。
下の画像でピンクと緑が会話のテキストで、その下に立ち絵・ボイスを並べているがこれでキャラクターが話すときのワンセットになるわけです。そして会話形式なのでそれを何個も並べる必要があるのでただただ地道な作業になる。
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YukkuriMovieMakerだとこれらは話す時間に合わせて生成してくれるがこのソフトにそんな機能はない!(ドンっ!
ということで良い子の動画制作者さんはYukkuriMovieMakerを使うべきってことですね。
一応、Filmoraは動画を彩るエフェクトとかの機能があるので、YukkuriMovieMakerで会話だけの動画を生成してからFirmoraで動画を作成すればいい動画になる…のだろうか?
○ ボイス作成にも時間がかかる
ずんだもん解説やゆっくり解説ではボイスを作ることになるが、これがまた大変な作業になる。今回は下の画像のようなVOICEVOXというソフトを使ってボイスを作成した。

ボイスを作成する流れとしては下の感じ。
VOICEVOXでのボイス作成の流れ
・話す内容の入力
・話す速度や抑揚の設定
・言葉ごとのアクセント設定
・(必要であれば)一文字ごとのイントネーションと長さの設定
基本的には話す内容を書き込んでボイスを生成すればそこそこ違和感なくしゃべってくれる。しかし、たまにアクセントやイントネーションがおかしい時があるのでボイスの再生を何回も繰り返して手動で調整をする部分に時間がかかる。
ボイスを作成するだけで一日取られるくらい時間がかかる作業でした。
○ とにかく地道な作業になる
初めて動画が完成したときの編集画面はこんな感じ。
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編集画面で並んでいるレイヤーは上からこんな感じで構成。
作成した動画のレイヤー構成 (上から)
・画面真ん中のテキスト + イメージ画像
・会話テキスト
・立ち絵
・会話テキストの黒い部分などのサブ背景
・会話ボイス
・効果音
・BGM
こうやって改めて見てみるとおぞましくも感じるが、すべて地道に配置したものになります。動画制作は大変だという話は何回も聞いたことがあったが今ならちゃんと言える。
「動画制作は大変だぞ!」
もしかしたらもっと上手くやる方法があるのかもしれないが、例えそんな方法があったとしても大変な作業であることに変わりはないだろう。
○ (内容によるが) 動画1本の制作時間は60時間くらい
初めて作成した1本目の動画は上で話した素材集めや、長い動画時間によって制作に120時間くらいかかっている。2本目の動画では、1本目作成時の"分からない"が無くなる&動画時間が半分になったとしても60時間くらいの制作時間がかかった。
自分は「台本→ボイス作成→立ち絵配置→イメージ画像配置」という流れで動画を制作したが、先ほども話したように地道な作業であるため体感としては4回くらい大きな作業をしたような気持ちになった。
特に動画の時間が長くなればなるほど素材の配置作業と確認作業が指数関数的に増えていくのでほどほどに短く動画を作らないと自分の首を絞めに絞めまくるわけなので注意が必要ですね。
☆総括。
今回の内容を一言でまとめると
「動画作成はとにかく地味で時間がかかる作業!」
というすごく聞き覚えのある言葉になる。
こうやって動画作成をやってみて初めて経験できることだったなと思う。
ただ、苦労して作ったわりには動画を再生してもらえるわけでもないので、趣味として捉えないとつらくなっちゃいますね。
この記事で、動画投稿をしている人たちはすごく苦労しているということが少しでも理解してもらえたらいいなと思います。
最後に動画のために描いたエンドイラストを貼っておく。
(良かったらチャンネル登録してくれ!)
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