処女なのに性病になった
タイトル通り私は処女だ。彼氏も出来た事ないしセックスなんてしたことも無い。そんな私が性病に感染した。
その違和感は徐々に
まず、おりものの量が多い。最初は生の卵白がドロっと出てくる程度で「なんか量増えてる…?でも生理前だしな…」くらいの認識だった。けれど、そう期間を空けずしてドロっと出てくる頻度が高くなっていった。どれくらいの頻度かというと、おりものシートを替えた瞬間にまた替えなければならないくらい。その頃にはおりものにも変化があった。
最初は生の卵白
↓
白濁がかった卵白(これくらいの時期から量がグンと増えだす)
↓
若干火が通った白いトロッとした卵白
↓
柔らかいゼリーの様な白いもの
といった感じで変化していった。
この時期になると流石におかしいなと思い婦人科へ行った。
初めての触診
おりものの相談で病院へ行くのは初めてだったからどんな事をするのかされるのか知らず、質疑応答で終わると思ってた。
ところがどっこい
医者「じゃあ診てみますのであちらの部屋へ移動してください」
私「はい(え!?!?!?)」
人生初めて自分の股を見せる相手がお医者さんになろうとは…と思いつつ正直そこら辺割とどうでも良かった。
因みに、過去に3回血便出して大腸検査してるからアナル処女はカメラに捧げ済みだし、お医者さんはそんな事気にしてないだろうし、自分も気にする様な性格じゃないから本当にどうでも良かった。
部屋に入ると、(パンツスタイルだったので)「下全部脱いでここに座って足かけてくださいね☺️」と看護師さんが言った。
「(マジで脱ぐんだ…)」と変な関心をしつつ…普通に脱いで股全開へ。流石に少しばかり恥ずかしかったが、エコーで子宮と卵巣は綺麗なことが分かり、膣坐薬を挿れてもらって触診は終わり。何もかもスピーディーすぎて終始「おう!?」で気付いたら終わってた。おう!?
二週間分の飲み薬を貰ってこれにて一件落着かと思いきや……痛え!!!!股が痛え!!!中が痛え!!!膣が痛え!!!!
家に帰って寝ようとしたら痛い!!なんつー時差攻撃だ。痛み止めを飲んでとりあえず寝たら治った。
え…おねしょ?
膣坐薬を挿れてもらった翌朝、漏らす感覚で目が覚めた。
「!?!?!?」
この年で漏らした!?と、すぐさま確認したらおりものシートがびしゃびしゃになってた。幸い下着にはついていなかったから布団も無事だ。本当に良かった。
尿っぽくもないから薬…か?と思いつつナプキンに替え、二度寝を決め込もうとしたらまた出てきた。え!?
またもやナプキンを替え、今度こそ二度寝をと横になったら次はマジでおしっこの勢いで液体が出てきた。「今度こそ漏らした!?それか、生理始まった!?」って見たけど赤くはない。その代わり、白いポロポロしたものと一緒に無色透明無臭の液体がナプキンに吸い取られてるだけだった。「あーこれは薬だな。知らんけど」とりあえず下半身に力を入れても出てくる様子が無かったので、3回目の二度寝を決め込んだ。
再度触診
ゴールデンウィーク明け、薬も飲みきったのでまた診察へ行った。「もうすっかり元気です!」と伝えたかったのだが…「あの…体感としてはおりものに変化がないんです…」と、嬉しくない報告をするしか無かった。そう、全くと言っていいほど何も変化がなかったからだ。
「じゃあ…ただの細菌じゃないな…」
ボソッと先生が呟いた。
お医者さんの呟きってなんか怖いよね😇
2度目の触診の為、慣れた動作で股を広げ先生を待った。股だけに。
結果、前回よりは改善しているものの炎症が治まっていない。
「飲み薬で治らないなら坐薬が一番効果的だけどどうします?」と提案されたので「頑張ります!」と即答した。何を頑張るんだ。
うそ…私の身体弱過ぎ…?
処方箋薬局で薬を受け取る時、薬剤師さんはいつも丁寧に寄り添ってくれる。全国の薬剤師さん、ありがとう。好き💖
ほっこりしながら説明を聞きつつ頂いた薬の説明書にふと目をやると
【膣坐薬
○○○膣炎 ○○○という原虫の感染云々かんぬん】
という説明内容が記されていた。
原虫!?!?原虫!?!?!?
びっくりして一瞬薬剤師さんの説明聞いてなかった。ごめん…
薬剤師さん
「前回のお薬で改善しなくて、このお薬が処方されてるという事は、ただの細菌による炎症じゃないですね…」
先生もそんな事言ってなかった!?!?
マジで何もわからないのでもうストレートに聞いた。
私「あの…全く心当たりが無いんですが……ただの細菌じゃないとしたら何でしょうか?感染の原因とか……」
そう、だって私はセックスしたことがないんだもん。ほんとだもん!本当にしたことないんだウソじゃないもん!
だからこの時の私は完全に宇宙猫だ。
そんな私の様子を察してくれたのか、薬剤師さんは優しく説明してくれた。その内容を要約するとこうだ。
これは常在菌のバランスが崩れたら性行為をしてなくても感染するもの。勿論感染の可能性が一番高いのは性行為だけど、それ以外にもプールとか温泉とかでも感染の可能性は十分にある。免疫力があれば何も問題無いけど、疲れたりストレスが溜まってたりして抵抗力が落ちたら感染する。
とのことだった。
おーーーん!!!!そうだったのかーー!?!?!?
ここで初めて性行為してなくても感染する性病があるのを知った。
いや、カンジダとかそんなんはセックスじゃなくても感染するってふわっと知ってたけど、キスとかフェラしたらっていう意味じゃないの!?それ以外何!?という知識レベルだった。恥ずかしい…
薬剤師さん「最近何か疲れるとこありました…?」
ここで私はピンときた。金田一一並に。
私「最近1ヶ月で6kg痩せました」
薬剤師さん「それは免疫力も落ちます!!」
薬剤師さん結構驚いてた。驚かれた事に私も驚いた。
元々健康体重のとこから-6kgだからゴリゴリ体力が無くなり、そして極め付けはリフレッシュに温泉に何回か行ったことだ。
(※体重が減った原因は前回投稿したこのnoteを見ていただけたら分かるのでご興味があれば是非。
https://note.com/super_iris680/n/n949e75dc12f7)
薬局で説明を終え、今日は病院で膣坐薬を挿入してもらったから自分でするのは明日からになった。いやー…新たな1日の始まりだ。
初めての膣坐薬
次の日の夜、お風呂も入った就寝前、薬を取り出した私は困惑していた。
「でっか!!!!!!え!?いやでっか!!!!!!!!」
薬に対してエロ漫画みたいな台詞を言う女、私だけでは?
いや仮にちんちんを前に言ったとしてもこんなテンションで「でっか!!!」なんて言われたらムードも何もあったもんじゃない。初めてFカップ以上のおっぱいを見た童貞か。知らんけど。
そんなことは置いといて、ネイルしてて爪が長いので病院で貰った指サックをはめ、アルコール消毒液を吹きかけて乾いたらいざ挿入!!
いや待って。
入らん。
誰も走ってないけど待って♡
説明書にはなんて!?!?
しゃがんで???人差し指に乗せて???挿れます????
入るかぁ!!!!!!
私の膣はどうあがいでも難攻不落の城の如く閉ざされている。そりゃそうさ。使ったこと無いんだから。
でもな、まずしゃがむこの体制が悪いんじゃないか??だってコレよりでけえちんちんの挿入を中腰でしねえだろ???空中椅子体勢でするやついる???居ねえよなぁ!!!原虫潰すぞ!!!!!オオォ!!!
脳内で総長の集会を繰り広げながら体勢を変えた。
クパァ体勢である。
結局コレかよ!!!!
セックスで正常位が正常位と言われる所以を体感したのだ。
その体勢にした途端すんなりと…とまではいかないが幾らかは挿入しやすくなった。が、まって痛え!!
いやそりゃそうだよ!!濡れてないんだもん!!!!セックスした事ない私でも濡れてない所に挿れたら痛いことくらいわかる!!!
それでも引けねえんだよ!引けねえ理由が、あるんだよ!!
ということで、
「え、まって、いてえ、まって、薬どこ、奥まで入った!?え、薬どこ!?」
ってなりながらどうにか終了した。
これが後5日間ある……。
……………………。
………なんとも言えないこの気持ち…
金曜日に扉開いた新境地
じわじわくるこの痛み
慰めてくれる恋人は居ねえ
そんな私は恐らくイエベ
ブルベが良かった イェヤ
終わり!!!!!!!!
追記:2023/07/23
この記事を書いた日から一年以上経ちました。
あの後、一週間ほど膣坐薬を挿入していたおかげで再び症状が現れることもなく今はとても元気です。もう二度と個室以外の温泉には行きません。プールにも行きません。
そして、今もまだ処女です。元々セックスにそこまで興味ないので性病と妊娠のリスクを背負うくらいなら一生しなくていいです。
皆さんはどうか良いセックスライフを送ってください。それでは。
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