選挙結果について 高齢者の高齢者による高齢者のための政治
リンカーンの「人民の人民による人民のための政治」は有名な演説ですが、今の日本政治は、「高齢者の高齢者による高齢者のための政治」です。若い人が選挙に行かない理由の一つは、おそらくこれでしょう。また、「富裕層の富裕層による富裕層のための政治」も、その2番目の理由でしょう。
以下、上の2点について思い出したことを書き留めておきます。ご参考になれば幸いです。
人口分布を見れば明らか 「高齢者の高齢者による高齢者のための政治」
上の日本の人口ピラミッドをご覧下さい。20代、30代の若者より45歳以上の中年、あるいはそれ以上の高齢者の方が圧倒的に多いです。
仮に35歳前後の若者が立候補しても、60歳以上の人々に支持される可能性は低いです。
幸い、今回の選挙で、石原伸晃氏(64歳)、平井卓也氏(63歳)、桜田義孝氏(71歳)、塩谷立氏(71歳)、金田勝年氏(72歳)などの比較的高齢の自民党大物議員が選挙で敗れています。<追記>立憲民主党の小沢一郎氏(79歳)も38歳の若手に敗れました。
今後、30代、40代の新人議員が増え続ければ、少しは希望のある日本社会になるかもしれません。
消費税増税の85%は大企業減税の穴埋めに使われた 「富裕層の富裕層による富裕層のための政治」
「消費税で増税した分はすべて社会福祉に使われる」という自民党の選挙前の公約は、全くの嘘でした。実際蓋を開けてみると、増税した分の約85%は、大企業の減税の穴埋めに使われていたのです。
この話は10年ぐらい前から言われていた事実なのですが、某芸能人ユーチューバーがそれに関する動画をアップしたところ、やっと一般庶民にも浸透し始めたようです。
この事実を知ってもなお自民党に投票せざるを得ないということは、やはり野党が不甲斐ないということです。連中には自民党に取って代わって与党になるという気概がないので、相変わらず第2党以下に甘んじています。
話を戻しますが、政治家も政治家の身内も、そしてその関係者も、実は大企業と癒着しています。そして、その利権のおかげでとても潤っています。ですから、我々一般庶民からどんなにも血税を搾り取っても、それらを平気で利権のある側に回せます。
一般庶民はこういう事実を真摯に受け止めて、投票しなければなりません。
過去にどういう実績を残してきたか、今国民のために何に取り組んでいるのか、そして、将来の日本と日本国民のために何をしようしているのか、これら3点を見極めてから投票するべきです。
それらが曖昧なまま「この人は何となく良さそうな人だから」というような安直な理由で選挙で投票しますと、いつまで経っても日本の増税路線は止まりません。
今後の選挙でも、より良き若き候補者が当選することを願ってやみません。以上2点です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
画像ソース:自民党に安堵感の一方、敗北の甘利幹事長後任候補に高市氏や河野氏も