見出し画像

私の気持ちは、ランダムウォーク。

2023年6月8日。
人の気持ちというのは、ずっとそこに留まり続けるということがありません。
少し前までは憂鬱だったのに今はすこぶる調子が良かったり、その逆だったりと落ち着きません。

この感じを表現すると「ランダムウォーク」がピッタリです。
ランダムウォークとは、株価が上にいったり下に行ったり酔っ払いの千鳥足のように規則性なく動く様を表す株式用語です。
間違っていたらすいません。許してください。
私の気持ちは、ランダムウォーク。

最近気持ちが沈みがちだったのですがいきなり調子が戻ってきました。
なんででしょうか。わかりません。
よくわかりませんが悩むことに疲れたのかもしれません。悩むのにも体力がいります。仕事をするのにも体力がいります。結局体力だったりしますよね。力こそパワー。
私の気持ちはランダムウォーク。

村上春樹さんのエッセイ『走ることについて語るときに僕の語ること』にてこのようなことが述べられています。

僕は頭の中で純粋な理論や理屈を組み立てていくタイプではない。(中略)それよりは身体に現実的な負荷を与え筋肉にうめき声を(ある場合には悲鳴を)上げさせることによって理解度の目盛を具体的に高めていってようやく「腑に落ちる」タイプである。

『走ることについて語るときに僕の語ること』村上春樹 文春文庫

私も最近つくづくこのタイプであることを実感します。頭で理解しただけではダメで、体で覚えたことしか身につかないみたいです。そこで最近では、前より書くことや話すことや行動することを意識しています。
このことに気づくのに30年かかりました。やれやれ。難儀なことです。
でも最近では、前より気持ちは安定しています。なぜでしょうか。わかりません。
自分のことさえもまだまだ分からないことがあることを実感するそんな日です。私の気持ちはランダムウォーク。

西の読書めがね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?