lgbtq+の子を持つ母として
これまでlgbtq+ の話題を見聞きしても、どこか他人事で自分の生きている世界線上のこととは捉えていなかった。
それは差別だとかそんな事ではなく、ただ自分が出会わなかったから。…と言っても、それは単に自分の想像力が足りていなかったのかもしれない。
現に、私のひとり娘は実は男の子だった。
本人の口からそれを聞くまで、恥ずかしながら1ミリもその可能性を考えた事はなかった。
幼稚園、小学校と所謂普通の女の子として育ってきた私の子。中学に上がるタイミングで転校も重なり、少しウチに籠る感覚が増えてきたことが気にはなったものの、思春期あるあるの範疇だと感じていた。
でも、笑わなくなった。
正確に言えば、会話の中や、生活の中では笑う。
でも写真を撮るとき、笑わなくなった。
片方の口角を無理に上げるような、引き攣った笑顔しか出来なくなったみたいに。
それは「思春期だ」とひと言で片付けられない何かを感じずにはいられなかったけど、学校には躊躇いもなく行くし、友達とも遊んでいる。
帰ってくると、楽しかったことを話してくれて、それが嘘だとは思えなかった。
学校の成績も問題なかった。
だから、なぜあんなに天真爛漫だった子の表情が変わってしまったのか…
分からなかった。
分かってあげられなかった。
高校に上がると、ますますウチに籠る感覚が増えていった。そして偏頭痛や光過敏症など、不調が増えていく。病院にも通い、薬を処方されても改善されなかった。
この頃には、私自身も内心は心配で押し潰されそうになったり、消耗もしていた。でも何でも無いフリをして「大丈夫だよ!この年頃の不調はホルモンバランスだから!そのうち良くなるから安心して!」
なんて、今思えば的外れなアドバイスばかりしていた。
わたし達親子は、関係も良かったし、何かあったら話してくれるはず…なんて奢りもあったかもしれない。
次回、カウンセリングを始めた時のことについて触れていきたいと思います。
もし、同じ親として、お子さんのことで悩んでいる人がいて、同じようなシチュエーションがあったなら、その助けになるようなことがあれば…と思い、note を始めてみます。
誰もが自分の思う自分で、シアワセを感じながら生きていけますように🌈
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