茶道(玉川遠州流)伝書に記載がない細かいとこ~お点前中の歩き方~
・茶道の歩き方は、擦り足で歩きます。畳と足袋が擦れるか、擦れないかくらいで歩きます。
・茶道では、入室時のはじめの一歩の足の内側を正客やお客様に見せてはいけないという決まりがあります。
〈注意〉説明に使用するイラストは畳一帖と半分を使い、畳半分側が出入口(オレンジ色)とします。右足が赤色、左足が青色で表しております。
⭐入室時の最初の一歩と歩き方
L字型の場合
・足の内側(緑の点)が見えないように"左足"から進みます。
1(青)2(赤)3(青)4(赤)で"畳の繋ぎ目"をまたぐ。
5(青)6(赤)7(青)8(赤)で左足に、右足を揃える。
右足を少し後ろに下げて正座する。
I字型の場合
・真っ直ぐ進む場合、"右足"スタートにすると足の内側は見えません。
・畳と畳の繋ぎ目(緑の矢印)は必ず"右足"で通過する決まりになっています。
⭐水屋へ戻る時の歩き方
・上のイラストの歩き方を角度を変えて応用して、歩きます。
・上図のように、緑の斜め矢印スタートで左足から、壁際(花柄)に近づくように4歩下がります。
(5歩目が畳と畳の繋ぎ目の手前になりますので、下がる角度を調整する必要があります。)
1歩(青)2歩(赤)3歩(青)4歩(赤)
・4歩下がりましたら、"時計周り"に体を回転させます。
・5歩目の左足を出して、6本目で畳と畳の繋ぎ目をまたぎます。
6(赤)7(青)8(赤)
・出入口から出る時は、入室時、左足からスタートしているので、左足から出ていきます。
9(L字なら青 or I字なら赤)
建水に捨てたお湯は、"汚れている"ので、建水を持ち出す時だけ、4歩下がった後、"時計と逆回り"に体を回転させ、出ていきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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