茶道(玉川遠州流)伝書に記載がない細かいとこ~点前中の服紗の畳み方~
⭐帯から下に引き抜く
・服紗を右手で"鷲掴み(わしづかみ)"にし、谷折に波縫いするように、1度折り、帯から引き抜きます。
⭐畳む場所
・小板、長板、大板の風炉の点前の時は【正面より左側の左膝より外側(お客様より遠いところ)】で服紗を畳みます。
・炉の正面で服紗を畳直す場合、いつも左膝側の外で行う作業を【右膝側】(お客様より遠いところ)で行います。
⭐左手に服紗を持たせる
・右手で、左手に持たせます。(2枚の三角の手前を①とします。)
・右手の指先で三角の2枚のうち、手前の①を持ち、左手は人差し指が三角の間②に移動して、右手が右側へゆっくり移動します。
・左手は、親指と人差し指で布地を滑るように移動して、左側を持ちます。
⭐両手を使って持つ
・塩をひとつまみ取るような指先で、右手で右側、左手で左側を持ちます。
⭐両手をグーで合わせて、開いてパンッ!
・両手で服紗を持ったまま、近づけます。
・近づけたら、塩をひとつまみ取る指先の形で服紗を両手で少し勢いよく開いて、"一文字"を作りながら"パンッ"と音をたてます。
・また、服紗を両手で持ったまま近づけます。
⭐パサッと垂らす
・"右手"で持っている服紗はそのままで、[左手]のみ服紗から離し、パサッと垂らします。(チリをはらう意味があります。)
その後、[左手]で、垂らした服紗を支えるように沿えます。
・親指を折り込みます。左手を90度方向転換させます。
⭐左手の向き90度方向転換
・左手の手のひらが上を向いている状態で、親指のみみえます。右手で服紗を半分に畳みます。
・半分にした画像です。
・裏から見るとこんな感じになります。
⭐左手の小指を軸にする
・左手の小指を軸にして、右手を左手の下側へ服紗と共に移動する。
⭐また半分に折りこむ
・イラストで折り込んだ左手のみの画像になります。
・裏側からみる、服紗を折り込んだ画像になります。
・裏側からみる、服紗を折り込んだ後の次の手の形になります。違い解りますか?
⭐最後にまた半分におります。
⭐右手で清めるもの
・なつめ、小板、大板、長板、釜の蓋、柄杓、水差しの蓋
⭐左手で清めるもの
・茶杓
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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