デミロマンティックという言葉に出会った時
こんにちは。この記事を見つけてくださりありがとうございます。
おそらくこちらの記事に出会ってくださったのは、性的少数派な方が多いと思います。
そして、
みなさんは自分の性的嗜好に気づいた時、どう思いましたか??
私が自分の性的嗜好である デミロマンティック という言葉に出会う前、もちろん自分は"普通"に属する人間だと思っていました。
もちろんLGBTQ+という言葉は知っていましたが、同性が好きなわけではないため、これには当てはまらないなぁ。では私は”普通”なんだと当たり前のように考えていました。
"普通"だと思いたかったんでしょうね。
そして、少数派の方のことを、もし自分がLGBTQ+だと気づいたら大変だなと思っていました。そうであっても気付きたくないな、なんて。
自分がデミロマンティックだと気づいたきっかけ
私はもともと女子校育ちでしたので、周りもみんな、恋愛してないのが当たり前でみんなでアイドルを推してました(笑)このとき推していたのも男性アイドルでしたし、みんなとは早く恋愛してみたいね、なんて恋に夢を膨らませている時期でした。
環境が変わり異性との関わりが出てきて、ぼちぼち周りも恋愛をしはじめ、恋バナもするようになりました。このころは恋バナが楽しかったです。みんなは今どんな人といい感じだとか、そんな話を聞くのが楽しかった。
しかし、なぜだか自分は、どうも人を好きになれない。
((ちなみに一度だけ人を好きになったことがあり、その方に対しては会いたい、触れたいという感情すら芽生えていました。しかしこの感情になるのが遅かったためかタイミングが合わずうまく行きませんでした。))
また、気になるという感情もわからないため自分からアプローチなるものをすることもなく、恋愛が始まる予感など全然ありません。
すると、どんどん人と恋バナをすることが億劫になっていったんです。
今この理由を考察すると
①好きな人ができないということは、自分の理想が高い。
②恋愛が始まらない=モテない=自分に魅力がない。
この2点がバレるのが怖い、そんな感情でした。
結局、昔は仲が良かったのに、恋バナばかりで話が合わずだんだん疎遠になってしまった友人もいます。
そんな時に出会ったのがデミロマンティックという言葉でした。
夢中でnoteなどを読み漁り、今まで周りの友達との恋バナでは得られなかったたくさんの共感を得られました。
その時の私の感情は
安心。
自分が”普通”でないと気づいたのに、まさか安心するなんて意外でした。
自分は”普通”ではないけれど、”普通”ではない仲間もいるんだと気づいた時の言葉にできないほどの嬉しさ。※
この言葉に出会えて心から良かったと持ってます。
最近では恋バナも怖くはありません。
恋バナが始まったら、まず「私は人と違うみたいなんだよね」と堂々といってみると、みんなに共感できないことも素直に共感できないと言えるようになったからです。
ただ、相変わらずデミロマンティックなんだよね、と公表するのは少し怖くてまだ誰にも言えていませんが。
私は、いつか自分が大好きで尊敬できる方が、実はその方もデミロマンティックで、私の性格を好きになっていただいて、一生を一緒に過ごすパートナーになってもらえたらいいなぁ。と夢見ています。
夢見すぎでしょうか。
※もし、”普通”ではないという言葉に傷ついた方がいたらごめんなさい。
ここでいう”普通”とは大多数を意味していて、私は生きていく上で常に大多数である必要なんて全くないと思っています。
ただ、もし傷ついてしまった方がいたら、ごめんなさい。こんなこと考えてる奴もいるんだなくらいに思ってください。