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アトツギの未来を共に創る。後継者不足がもたらす課題と私たちの役割
正直、自分には関係ないと思っていた。
会社にジョインした時、「もにかちゃんは未来のアトツギ候補だよ!」と言われてビックリ。
「すごいこと言われたな…」とは思いつつも頭の中はハテナだらけ。
アトツギってなんだろう?と率直に感じました。
みなさんはアトツギと聞いて、どんなイメージを持ちますか?
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家業を継ぐ立場の人や、会社の後継者候補にいる人にとっては、その言葉の重みやプレッシャーがぐっと増すかもしれません。
でも、何も関係ないように見える人にとっても、実はこの「アトツギ問題」は私たちの生活に深く関わっているんです。
今、アトツギ不足で中小企業がどんどん廃業しているのをご存じでしょうか?これが社会問題になっていて、影響は地域や経済だけでなく、私たちの暮らしにも波及してきています。
「え、でも自分の生活には関係なくない?」と思うかもしれません。
でも実は――これからの私たちの日常を左右する大きな話なんです。
アトツギって何?
「アトツギ」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
家業を継ぐ人、会社の後継者、何となくそんな感じかな…と思う人も多いのではないでしょうか。
実は、「アトツギ」という言葉には素敵な意味が込められています。
「アトツギとは、先代から受け継いだ価値を、時代に合わせてアップデートすることで、その次の世代に託す時まで、存続にコミットする個人」
(引用元:ベンチャー型事業承継さんのNOTE記事より)
ベンチャー型事業承継さんの記事によると、アトツギとは単なる引き継ぎではなく、価値を時代に合わせて進化させる役割だと紹介されています。
しかも、あえてカタカナ表記にしているのは、後継ぎという言葉を「ポジティブに捉えてほしい」という願いがあるからなんだとか。
単に引き継ぐだけではなく、大切な“預かりもの”として次世代にバトンを渡す、そんなイメージなんです。
なんだかワクワクしませんか?
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アトツギ不足が引き起こす社会問題
とはいえ、現実は厳しいもの。
実際、日本の中小企業の約5割が後継者不足に悩んでいます。
帝国データバンクの調査によると、2023年11月時点で、全国の中小企業の53.9%が後継者不在。なぜこんなにもアトツギがいないのでしょうか?
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■ 理由はこんなところにありました。
・職業の選択肢が増えた
IT産業など新しい分野が成長し、若い人たちはさまざまな道を選べるようになりました。
・進学率の上昇
高校・大学へ進学する人が増え、そこで自分の興味や適性に合った仕事を選ぶケースが多くなっています。
・厳しい経営環境
家業が抱える経営課題(環境問題やコスト増など)が原因で、後を継ぐリスクを避けたいという人も少なくありません。
こうして家業を継ぐことが“当たり前”ではなくなった背景には、経済の変化、教育の普及、価値観の多様化が大きく影響しているのです。
でも、アトツギがいないと何が問題なの?
「後継者がいないと困るのは企業だけでしょ?」
そう思うかもしれません。でも実は、私たちの生活にも大きな影響があるんです。
■ アトツギ不足がもたらす影響
地域の魅力が消える
特産品を作るお店や長年続いてきたお店がなくなると、その地域の特色が薄れます。観光客も減り、地元の誇りだったものが手に入らなくなるかもしれません。仕事が減る、雇用がなくなる
中小企業が閉じると、そこで働いていた人たちが職を失います。特に地方では次の仕事が見つかりにくく、生活に困る人も出てきます。地域のつながりが弱くなる
商店や企業は、ただ物を売るだけじゃなくて、地域のイベントやお祭りのスポンサーになったり、地元の人が集まる場所にもなっています。そんな拠点がなくなると、地域の人たちの交流も減ってしまいそうです。伝統や技術が失われる
日本は伝統工芸や職人の技術がすごく豊富。でも、後継者がいないせいで、何十年、何百年紡いで磨いた技術や文化が途絶えてしまうのは本当に残念。「世界に一つだけ」の技や作品がなくなるのは悲しいしもったいない!若者が流出し、地方がさびれる
仕事を求めて若者が都市に流れ、地方の人口が減ることで過疎化が進みます。その結果、都市部のインフラがパンクするリスクも。日常生活が不便になる
近所の商店がなくなれば、買い物も一苦労。特に高齢者にとっては深刻な問題です。地元のサービスが減ることで、生活の質が下がってしまいます。
結局のところ、地元の中小企業って、ただの「仕事場」じゃなくて、地域の文化や人のつながりを支える大事な存在なんです。
今の時代、職業を自由に選べるのは素晴らしいこと。でも、地元のお祭りがなくなったり、買い物が不便になったり、何十年も受け継がれてきた文化や技術が消えてしまう場所になってしまうのは、やっぱり寂しい。
「ここでしか作れないもの」「ここでしか味わえない体験」
そんな価値を未来に残していくために、私ができること――それは、中小企業の魅力をもっと伝えること。
たくさんの人にその素晴らしさを知ってもらい、「自分もアトツギになってみたい!」と思う人を一人でも増やしていきたい。
それが、地域の未来をつなぐ大きな一歩になると信じています。
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未来のアトツギを応援する動きも!
そんな中で、アトツギたちを後押しするイベントも増えています。
たとえば、「アトツギ甲子園」。
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このイベントは、中小企業の後継者が既存の資源を活かした新しいアイデアを競い合う場です。
318年続く老舗の酒蔵を再建し、地元の農家に事業承継をした弊社代表の
石井もフェローとして参加しております。
参加をして選考が通れば、先輩経営者からのメンタリングや補助金の優遇措置、メディア露出のチャンスもあるようです!
詳しくは、アトツギ甲子園の公式サイトをご覧ください。
こうしたチャレンジに参加することで、地域経済を活性化させるだけでなく、アトツギという選択肢をもっと魅力的にすることができるのではないでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます✨
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