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小人の靴屋から学ぶ願いの叶え方

今回は願いを叶えるエッセンスが効いている物語「小人の靴屋」をご紹介します。

願いを叶えたいけど、なぜか叶わないと悩まれている方は必見です。

以下、物語の内容に触れていきますので、未読の方はご注意ください。

あらすじ

あるところに靴屋の夫婦がいました。
なぜだか分からないけど、靴が売れなくなり、貧しくなる一方でした。
そして手元に残ったのは、とうとう靴一足分の革だけになってしまいました。

靴屋は明日この最後の革で素晴らしい靴を作ると決めて、神に祈りを捧げて眠りにつきました。

目覚めると、革と材料を揃えておいた場所に、素晴らしい革靴が一足出来上がっていました。
靴屋が今まで見たことがないほど見事な出来栄えの靴です。
その上等な靴は二足分の値段ですぐに売れました。

靴屋はその晩、靴二足分の革と材料を置いて、昨晩のように祈りを捧げて眠りました。

朝が来ると昨日のように見事な靴が二足ありました。
そして、昨日のように倍の値段ですぐに売れました。

その晩は四足分の材料を揃えて眠りました。

このように見事な靴が作られていき、飛ぶように売れて、靴屋はあっという間にお金持ちになりました。

そんなある日、靴屋と奥さんは、夜中に何が起きているのか知りたいと、こっそり見守ることにしました。

夜中になると、驚いたことに裸の小人たちが現れて靴を作りだしました。

靴を作ってくれていたのは小人だったのです。

靴屋の奥さんは、裸の小人たちにお礼に服を作ろうと言いました。

そこでその晩は、靴の材料ではなく、小人たちの服を作って、いつもの場所に置きました。

その日も見守っていると、小人たちは驚いていましたが、嬉しそうに服を纏いました。 

その晩を境に小人は二度と現れませんでした。

しかし、靴屋と奥さんはいつまでも幸せに暮らしました。


願いが叶っていく工程が、靴屋と小人の関係で表現されてますね。

こちらのストーリーから、願いの叶え方を解説していきます。

願いの叶え方①

潜在意識にゆだねる。

私たちの夢や願いを叶えてくれるのは、潜在意識といわれています。

潜在意識は無意識の領域であり普段の生活で認識することはありません。
しかし、意識の90〜97%を司っており、私たちの毎日に絶大な影響があります。

潜在意識にオーダーしたものが、引き寄せられてきて、現実にあらわれます。

靴屋は素晴らしい靴を作ると決めて、神に祈りを捧げて眠りました。

決めるということは、潜在意識へのオーダーです。

靴屋は眠る前に祈りを捧げてもいます。

眠っている間は潜在意識が活発に働いているとされており、眠る前にする瞑想は叶いやすいと言われています。

物語では小人が潜在意識の役割を担っています。

眠っている間に潜在意識が願いを叶えようと働いてくれています。

願いが叶うときは、目に見えない不思議な力が働いて、知らない間に叶ってしまうものです。

あなたは願いを叶えるために、全てを自力でしようとしていませんか。

靴屋が祈りを捧げて眠りについたように、願いを潜在意識に託してみましょう。

願いの叶え方②

上手くいくと信じている。

靴屋は最後に素晴らしい靴を作ると決めて、そのことを信じています。

上手くいかなかったらどうしようという不安や恐怖はありません。

ここにこういったマイナスの心があるとそれも潜在意識のオーダーの中に入ってしまい、それも具現化します。 

その結果、現実が変わらないということが起こってきます。

願いを達成するためには、願い事をすると共に達成したあとの心理状態になっていることが大切です。

こうなって欲しいという表面で思っていることではなく、

心の底から信じていることが現実にあらわれます。

靴屋は毎晩、靴の材料を置き続けました。
目に見えない不思議な力が、なぜだか分からないけど願いを叶えてくれていると、無邪気に信じていたはずです。  

願いがあるなら、恐怖心を捨てて、こうなりたい、こんなことが起こればいいと、ぜひ純粋に信じてみてください。

願いの叶え方③

感謝する。

靴屋は小人に感謝して服を贈りました。

小人は役目を終えたかのように姿をみせなくなりましたが、

靴屋夫婦はその先ずっと幸せに暮らしました。

夫妻に幸せが続いたのは、感謝の心を持ち続けたからです。

願いが叶うとその暮らしを当たり前に感じたり、次はそれを失うことを恐れたりします。

そうなってくると心の状態が不安定になり、よからぬことが起こったり、以前の生活に戻ってしまいます。

幸せとは自分だけの力で成り立っているものではありません。

幸せな毎日を送るために、自分を見失わないように、感謝の気持ちを持ち続けたいですね。

まとめ

願いを叶えたいけど、そもそもどうやって叶えたらいいか分からない。

頑張ってきたけど、もうどうしていいか分からない。

そんな人、いると思います。

こちらの「小人の靴屋」は短くて的確に願いの叶え方を教えてくれる、最高の自己啓発童話です。

ぜひどうしていいか分からなくなったときに参考にしてみてください。


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